エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 宗教改革としての精神分析

2017-03-06 01:58:02 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
子どもには、非常に高い目的がある
    瞳の美しさ このブログと全く関係のない子です  学校でクラスから飛び出す、教員のいうことを聞かない、授業に出ても、授業を「妨害」するような発言を......
 

 Toys and reasons. p.127から。

 

 

 

 

 

 『イメージと過去』のおいて,バートラム・レヴィンは,夢においても,記憶においても,ヴィジョンの役割をよくよくご存知でしたね。この夢や記憶は,クライアントが話し,分析家は,心から耳を傾け,祈りの中で,そのヴィジョンの意味することが自ずから明らかにされるものです。

 

 

 

 

 ここは4年前のブログ,精神分析=「共に見る」→<私>の成長で翻訳しています。今回は,翻訳を変えました。それは,私の心理臨床の体験を反映したものです。私は,今回この翻訳をする中で,分析家がしている3つの動作,それを示す動詞は,実は1つなんだと強く実感しましたね。気付かされました。翻訳では,「こころから耳を傾ける」,「祈る」,「ヴィジョンの意味することが自ずから解る」としましたが,実はこの3つのことは,1つだということです。

 一言で申し上げれば,それは「祈り」,本当の意味の「礼拝」だ,ということです。

 

 

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