本日は横浜市より御入庫の300E-24V君のエンジンコントロール不良修理でごわす。。。
冷間時始動から温まるとその時の気温や湿度によってエンジンの吹けが悪くなったり、取り敢えず辛うじて吹けてたりすると言った症状。。。
KEジェトロでよくある症状で、車屋さんでは解決が困難な部類の修理やね。。。(笑)
コールドスタートから燃調補正のデータとなる排気ガスの検知を行なっているO2センサーのヒーターが温まる位からエンジンの回転が苦しくなって来ているわ。。。
で、、、って事で先ずはKEの診断ソケットから電圧信号を取得してみる。。。
あらら、、、1Vを切る電圧で〜0V間を振れていますな。。。
この状態はE-CISユニット(KEモジュール)がO2センサーのデータを読んでいないと判断される訳で。。。
つまり、、、O2センサーに基準電圧が入っていないと判断されます。。。
と、言う訳でKEモジュールの修復をメインに劣化したMASユニットのO/Hを施工する方針にてユニットの脱着。。。
ゴッソリと外して行きます。。。
で、、、KEモジュールの分解から。。。
このKEモジュールのケース蓋をロックしているプラスネジ。。。
何故か頭が妙な角度で開いている上に結構なトルクで締まっている。。。😖
通常使用の2番のプラスドライバーだと食いつきが悪くて悪くすると舐めてしまう傾向にある。。。
よって、オイラは毎週水曜日お馴染みのSnap Onのデリバリーセールスのお兄ちゃんに単品でビットを作って貰った。。。(笑)
コレで安心して作業に臨めると言うもの。
相応の道具の入手には結構苦労させられますが其処はプロの道具ってコトで。。。🤗
さて、KEモジュールの蓋をOPEN‼️
臭〜い‼️劣化した電解コンデンサーから漏れた電解液で臭〜い‼️😖
基盤を取り出して該当箇所の目視点検。。。
漏れた電解液が電解コンデンサー自体のリードと周辺の実装部品の半田箇所に侵食していて半田ゴテで半田が素直に溶けんです。。。😖
基盤清掃と酸化侵食した半田の除去吸引を繰り返しながら実装部品の交換と基盤パターンの補修作業を行います。。。
KEモジュールの基盤補修を完了させ再びケースに収めます。。。
次にMASコントロールユニット。。。
MASコントロールユニットも実装部品の内、劣化部品の交換と内蔵されているFUELポンプリレーとA/Cコントロールリレーを同時無接点化。。。コレ、ウチのお家芸。(笑)
今日は無接点基盤を載せるベースのリペアと準備が出来たので続きはまた明日❗️
明日はこの続きとOVPリレーの無接点化作業です。。。
To Be Continue...