桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

梅花探索

2010年02月14日 19時58分04秒 | 

 バレンタインデー。去年にまして今年は縁がありません。
 
去年のいまごろは夜な夜な夜の街をふらついていましたが、胃潰瘍を患ってからはとんとご無沙汰をしてしまったので、華やかなおねいさんたちからのチョコレートも皆無という状態になったのです。

 世の中は所詮こんなもの、とわかってはいますが、なかなか「空」の域には到達できません。

 急に梅の花を見たいと思いました。五日ぶりに拝んだお日様のせいかもしれません。
 別に名所といわれるところでなくともよい。むしろ民家や小さな祠のかたわらにさりげなく咲いていて、見応えのある梅の花でもないかと捜しに出ました。
 大体近辺には梅の名所といわれるところがありません。「るるぶ」で調べてみても、千葉県ではわずか三か所が紹介されているのみで、いずれも我が町からは遠いのです。

 どこへ行こうかと考えた挙げ句、武蔵野線に一駅だけ乗って新八柱へ行き、「21世紀の森と広場」を訪ねることにしました。



 新松戸-新八柱間で、毎朝通勤電車の窓から見下ろしている道路です。
 高架を走る電車からは遙かに下に見えるので、箱根宮ノ下あたりの風景を思い起こして、充たされぬ旅心を慰めています。



「21世紀の森と広場」を縦断する道路の橋脚を遠望したところ。
 これも電車から眺めると、公園の敷地が林で隠されるので、箱根へ行くときに、小田急の車窓から見る東名松田あたりの風景と見まごうばかり、といいたいところですが……。

 


 紅梅はそこそこ咲いていましたが、白梅はいまだし。季節の早い蝋梅は見ごろでした。
 昨夜までの雪交じりの雨でぬかるんだところがありましたが、じかに踏む土の感触がフワフワとして足に心地よい。



 綿の樹がありました。



 先月の二十九日、毎日新聞に「今年も千駄堀池につがいのオオハクチョウが飛来」と紹介されていました。
 この池で越冬するのではなく、ほんの二週間ばかり羽を休めるだけのようですが、二週間と二日が経った今日はすでに飛び去ったあとのようでした。



 日照時間は日ごとに伸びている、とはいっても、真冬の日暮れは早い。園内にあるレストランとは名ばかりのレストランでコーヒーを飲んでいるうちに閉園時間が迫っていました。
 公園の閉園時間は午後四時、園内にある松戸市立博物館の閉館は四時半。
 入館したものの、ここも閉館時間間近だったので、一階ロビーを一周しただけで、何も見ずに出てきてしまいました。

↓千駄堀池の航空写真です。
http://chizuz.com/map/map64434.html