桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2019年初観音

2019年01月18日 23時18分58秒 | 寺社散策

 今朝、庭にメジロがやってきました。
 ぼんやりと庭を見ていたら、雪柳の枝が揺れているのに気づいたのですが、揺れるのは、飛び飛びに一か所だけ。風にしては妙な揺れ方、と思っていたら、小さな鳥が姿を現わしたり隠したり……。
 数年前まではピラカンサスがあったので、その実をついばみに、しばしば番(つがい)のメジロがやってくるのを見たことがありますが、今朝は一羽だけ。
 鳥は一度寄り添うと、決して浮気をしたり、離婚をしないと聞いたことがあります。すると、結婚前のまだ若い鳥だったのか、あるいは相方に先立たれた鳥だったのか。
 枝を揺らす正体がメジロだとわかって、200ミリの望遠レンズを装着したペンタックスを手にとりました。幸いなことに昨日、ガラスマイペットで窓ガラスを拭いたばかりだったので、窓を開けなくても撮影できそうです。
 チョンチョンと動く被写体を追いながら、シャッターを半押し状態にしていると、シャカシャカ、ウェーッウェーッ(レンズが伸びたり引っ込んだりする音)のあと、ピッと音がして、ピントがくるはずなのですが、結論をいうと、200ミリの望遠レンズでは近過ぎたのでした。
 随分長いこと庭で遊んでくれていたのですが、撮影におよばぬうちに飛び去ってしまいました。

 今朝は陽射しは燦々と降り注いでいますが、ときおりゴォーッゴォーッと鳴るほど強い風が吹きすさんでいます。寒いと身体はギクシャクしていて動きません。実際は動くのですが、気持ちがひるんでいて、動こうという気力が湧かないのかもしれません。
 しかし、今日十八日は観音様の縁日です。今年最初の縁日ですから初観音です。
薬師詣でと同じように、縁日には参拝しようと自分で自分に課した使命ですから、時刻は問わないけれども、お参りに出かけなければなりません。



 いつもなら一日の始まりは慶林寺参拝ですが、今日を含めて、月に三日だけは慶林寺へ行くのをあと廻しにして、先に東漸寺に参拝します。今日もまた体調が優れぬわい、とグズグズしていたので、出かけたのはお昼が近い時刻になりました。



 山門前に掲げられていた標語「おかげさま」。



 すっかり冬枯れの境内です。落ち葉はきれいに掃き清められています。



 境内の片隅にある作業小屋の壁に、最近はめっきり目にしなくなったものが立てかけられていました。落ち葉のころ、盛んに活躍していました。



 本堂(右)と観音堂です。本堂にお参りしてお賽銭をあげたあと、観音堂にお参りします。



 観音堂に祀られている聖観音坐像です。
 薬師詣でをするときは、友人知人が無事息災であることを祈りますが、観音さまには、少々大ごとながら、世界が少しでも安穏であることをお願いします。



 東漸寺からの帰り途、買い物をして行こうと寄り道をしたら、ミモザに蕾ができているのを見つけました。しかし、まだ胡麻粒のような小ささなので、カメラに収め、PCに取り込むと、何がなんだかよくわかりません。
 細い径を挟んで、両側に二本の樹があります。一昨年、こんなところにもミモザがあったのか、と初めて気づきました。

 ミモザの日(三月八日)は、日本ではほとんど馴染みのない風習ですが、その日がやってくるころには毎年毎年花は満開を迎えています。
 いまの時期に注目してみたことはないので、蕾だと断言できる自信はないのですが、今年もミモザの日、つまり満開の日まであと五十日なのですから、きっと蕾だろうと思います。



 買い物をしたので、手荷物を置きに一旦庵に帰り、慶林寺参拝は午後。



 三年前の十二月に新しく建立された観音像です。
 午後は雲一つない快晴となりました。