庭にあるピラカンサスの実が紅く色づいてきました。
五年前まで、毎年白い花を咲かせ、十月のなかばごろになると、小粒のルビーのような実をびっしりと実らせるのが常でしたが、五年前を最後に、花も実も見ることがなくなりました。
なぜか、というと……。
四年前の夏、エッジトリマーを持った庭の草刈り隊がやってきて、根元スレスレのところで刈り取ってしまったからです。
草刈り隊は毎年やってきますが、毎年別人です。独りだけのこともあり、複数人のこともあります。
私としては目を光らせているのですが、日課の慶林寺参拝と買い物に出ているスキにやってきて、帰ったときには庭の樹々が全滅、ということがままあるのです。
そういうことを凌ぎつつ四年。ヒョロヒョロとですが枝を延ばして、ようやく実を結んでくれました。
今年一月、メジロ(目白)が一羽だけやってきたのを見たことがあります。そのころはこのピラカンサスが枝を充分に延ばしておらず、実もつけていなかったので、この画像の右にある雪柳(写っていません)の下枝の間に隠れたりしていましたが、啄むものなど何もないので、がっかりして帰ったのかもしれません。
来年はつがいのメジロがやってくるかもしれません。
大葉の花です。毎年毎年花を咲かせてくれるのに、実を結ぶ形跡がありません。結んだのかもしれないけれど、地に落ちて芽吹いたことがありません。
ぢぢいになると、イライラすることが多くなるらしい。
と、いうことを知って、数年前からプランターで育てることにしています。葉に含まれているぺリルアルデヒドとカルシウムがイライラを抑えてくれるらしいのです。
葉の大きさは不揃いですが、大きなものだと、スーパーで売っているものの倍ぐらいの大きさになります。収穫できると、刻んで味噌汁に入れたり、お茶漬けに載せたり、おにぎりに巻いたりして堪能しています。
しかし、効能のほうはまだ効いているとは感じられません。ひょっとしたら、効果はあるのですが、ぢぢい化が深まる速度のほうが早いのかもしれません。
こちらはエゴマ(荏胡麻)の花。
大葉と同じように、数年前から栽培しているのに、蝶や蜂が好まないので受粉しないのか、あるいは別の理由があるのか、花は咲いても種を結んだことがありません。