桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

こざと公園の来客

2010年02月16日 22時12分24秒 | 風物詩

 半日降った雨は上がりましたが、連日嘘寒い陽気です。今夜も勤め先からの帰りがけは冷たい小雨。
 たった一週間前、21度などという季節外れの暖かさに恵まれたのが夢のようです。

 私は生まれつき右足の一部に畸形を抱え込んでいるので、寒いとその部分が痛んで敵いません。
 暖めれば少しはマシかと思い、靴下に貼りつけるタイプの使い捨てカイロを買いました。暖かさは少し物足りないが、いくらか案配はいいようです。
 しかし、靴を履いたときが問題です。今度は他の部分が当たって痛いのです。

 昨日、桜の開花予想が出ました。
 早いところでは、あと五週間もしないうちに桜が咲くようです。しかし、寒さに閉口する日の多いいまの季節。サクラ……と聞いても、あまりピンときません。というより、舌の根も乾かぬうちによくやるよ、マッタク……というのが本音です。誰の舌の根が乾かぬのかというと、気象庁です。

 確か今年は暖冬という予想ではなかったか?
 去年十一月二十五日に出された十二月~二月の三か月予報を検証してみると、気温は「全国的に」平年より高めで、「暖冬」になりそうだ、と発表されています。
 ほほう、低いところもあり、高いところもあって「全国的」というのだが、少なくとも千葉県東葛地方は低く予想していたというわけですね、といいたくなります。

 私が千葉県民となった2004年の十二月から六年間の月間平均気温を算出してみると、昨十二月より低かったのは05年と06年だけ。
 一月になると毎日の最高気温の平均は今年が一番高かったけれども、最低気温も一番低い。
 二月は十五日現在で最高気温も最低気温も今年が一番低い。
 どこをとっても、閻魔様に舌を引き抜かれても、暖冬とはいえません。

 同じく三か月予報では太平洋側では晴れの日が少なく、降水量は多めとの予測でしたが……。
 去年十二月の一日平均降水量は六年間で二番目。日照時間は三番目。
 一月。降水量は六番目、つまりビリ。日照時間は二番目。
 二月。降水量二番目。日照時間は一番。
 これも大ハズレ。

 予報ではなく、予想なのだから、外れるのもご愛敬。
 と、寛容に構えていては、競馬予想やプロ野球の順位予想と変わりがない。
 競馬なんぞと一緒にしてくださるな、科学性が比較にならぬと、のたまうか。
 当たらなければ科学もへったくれもない。というより、少なくとも国の機関が競馬予想などするのはやめたらどうか、と噛みつこうと思ったら、なんと今年から開花を予想するのはやめた、だと。
 競馬予想は民間会社に任せる、ということらしいが、標本木を定めて観測し、データを提供していることには変わりがない。
 舌の根も乾かぬうち、と表現したのはそういうことで、それでも懲りない人を、昔の人は「しゃらくせえ」といい、「ちょこざい」といったのです。まさか、しゃらくせえとかちょこざいといわれたのを、褒められた、と思っているわけでもありますまい。

 こうしてグチグチ文句をいいながらも、明日の天気は「暖かくなるでしょう」と聞けばうれしくなります。「冷え込むでしょう」と聞いても、あらかじめ準備のしようがありませんが、暖かくなるとのたまったのに、どっこいそうは問屋が卸さねェとなったときは、足の痛みもことのほか烈しいようなのです。
                          
 昼前、外国へEMSを出すために郵便局へ行った帰り、「こざと公園」に寄ってみました。

 


 この寒いのに(寒いからこそ、か?)、コサギ三羽、チュウサギ三羽、それにアオサギ一羽がきていました。餌を取るでもなく、冬枯れの葦原にじっとしています。
 詳しいことは知りませんが、鳥の足は血管の構造が哺乳類とは違うそうです。そのため、冷たい水の中に佇んでいても、寒さ冷たさを感じにくい体質になっているらしいのです。
 ということは、足に畸形を抱え込んでいる鳥がいたとしても、私のようには痛みを感じないかもしれない。
 羨ましいことです。



 通勤途中に、商売を始めたのかどうかよくわからない店が出現しました。
「農家のみほちゃん」という看板がかけられています。店名からすると、八百屋さんかと思わせますが、まだ正体が知れません。開いているのを見たことがないからです。今朝も写真のような状態。

 私がこの店の前を通るのは毎朝九時前、夜は早くても七時過ぎです。店を開ける前に通り、閉めたあとに通るので、開いているところを見られないのかも、と思っていましたが、先週の金曜日、六時半という早い時間に仕事が終わって通りかかったのに、店は開いていませんでした。



 そのくせ、夜になると店名をライトアップする仕掛けが施してあります。

 ここはつい最近までパン屋さんでした(確か……)。私は一度も利用したことがなかったので、潰れた(発展的解消だったかもしれない)ことも代替わりしたことも気づきませんでした。
 外付け階段で上る二階はカラオケスナックでした。随分前から主はおらず、階段上り口に、かつての店名と「テナント募集」の看板がかかっていましたが、いつの間にか店名は撤去されていました。



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