桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

去年の昨日……

2010年11月21日 21時53分14秒 | つぶやき

 昨朝、朝の散策に出るとき、今日で一年か、といささかの感慨を催しました。
 朝の空気は冷たそうだったので、Tシャツの上にフリースのジャンパーを着て、裏地のついたウィンドブレーカーを羽織り、帽子に手袋というスタイルで出ました。大丈夫かな、と案じたのは足が裸足であったことです。
 このところ家の中にいても、手指は冷たく、肩口は寒いのに、足だけは暖かいので、近場の散策や買い物に出るときは裸足にスニーカーです。パソコンに向かっているときも、手にはフィンガーレス手袋をはめているのに、足は裸足です。
 夏はもちろん裸足。裸足で靴を履くのは石田純一なんかより、私のほうがずっと先輩なのです。

 一年前、いや、もう少し前から、冬になると靴下が足(?)離せず、眠るときも厚手の靴下を履いたものなのに、今年はそんなことをしたら暑くて眠れない。
 汗をかくまでお風呂に入っても、浴槽を出ると、身体の芯まで暖まっていないのは去年も今年も同じ。
 ところが、げに、げに、不思議です。
 昨冬などは靴下に貼る使い捨てのカイロを買ったというのに、今冬は心臓から近いはずの肩口が薄ら寒いのに、一番遠いはずの足だけが暖かいのです。

 日中は陽射しがあふれて暖かい日もありますが、朝はさすがに寒くなりました。ツワブキ(石蕗)の花を見に行くのは、昨朝は取りやめ。朝のうちは陽の当たることのない本土寺の森の陰を通って行かなければならないからです。

 富士川に足を向けました。途中までは家が建て込んでいるので、日陰に入ると覿面に冷えます。しかし、川べりに降りれば、朝日を遮るものが何もないので、空気の冷たい朝でも暖かい。
 上空は雲一つない快晴でした。



 朝日をいっぱいに浴びたスノーマン(?)の自画像です。

 去年の昨日、つまり2009年の十一月二十日は朝六時半に目を覚ましました。前夜は何時に眠ったのか、日録(日記です)には、「記憶がない」として記載していないのでわかりませんが、体調がすこぶる悪く、勤めも休み、ほとんど欠かしたことがない飲酒もしていないので、多分早めに寝ているはずです。
 だから、時間的には睡眠は充分であるはずですが、数日前から眠っても眠っても眠い、という体調がつづいていました。
 前日 ― 勤めを休むと決めたあと、近くにある総合病院に電話を入れて、午後受診することにしました。ところが、ひたすら眠いものですから、ぼんやりしているうちにまた眠って、目覚めてみたら夕方でした。
 目覚めた瞬間は体調は元に戻ったように感じられます。しかし、水を飲んだり、小用に立とうとして起き上がると、全身がグラグラ揺れているようだし、足許も覚束ないのです。

 テーブルに手をつき、壁や食器棚を支柱代わりにして立ち上がり、なんとか用を足して戻るだけで、すっかり疲れ果てていました。そうして戻ってきたあと、再び横になっても、本を読む気力もないので、仰向けになってぼんやりしているうちに、先ほど目覚めたばかりだというのに、また睡魔に襲われて、いつの間にか眠っています。

 真夜中に目覚め、未明に目覚め、朝九時になったら病院へ……と思いながら、次に目覚めたのは十一時ごろ。眠くなっても眠ってはいけない! と我が身を叱咤して、ともかく出かける服装に着替えて椅子に坐りました。
 立ち上がるとクラクラしますが、坐っていると、自分でも「どこが悪いんですか?」と訊いてみたくなるような、じつに不可思議な体調でした。

 当時棲んでいたマンションから病院までは700メートルもありません。ふだんなら数分で歩いてしまう距離です。
 ところがこのときは、100メートルも歩けば、息が切れて腰を下ろしたくなる。道路に出たばかりだというのに、隣のマンションの生け垣に腰を下ろしてしばらく休み、新坂川という放水路を渡る橋のたもとでまた休み……。都合三度も腰を下ろして、数分で行けるところに着いたのは三十分後でした。

 すこぶる体調が悪い、いったいどうしちまったんだい、という自覚はあるものの、実際に起きていた現象に関して、私はまったくノー天気でありました。
 あとで、医師から「下血はいつごろからあったのですか!」と強い調子で訊かれましたが、私が嘔吐をしたり、下痢をしたりして、コリャ本格的な何かの病気だ、と悟り始めた三、四日前は下血などしていないのです。
 結局、いつ出血に見舞われたのかわかりませんが、三十分もかけて病院へ歩いていたときの私は、平常の80%ほどの血液しか持っていなかったのでした。

 血液の量の少なさに加え、検査を受けて判明したのは圧倒的なヘモグロビンの少なさでした。眠くて眠くて仕方がなかったのは、血液が運んでくれる酸素量が少なく、呼吸困難と同じ症状を起こしていたからでした。
 診断を受けたら、胃潰瘍とそれに因る出血多量、さらに鉄分欠乏症貧血ということで、即刻入院となりました。

 それから一年……。
 すっかり……と形容するのはまだ「?」がつきますが、胃潰瘍のほうは完治したものの、リンパの循環が急激に悪くなって、血圧も下がり、もしかしたらこのまま死んで行くのではないかと感じた今年四月後半~六月にかけての、すこぶる体調劣悪だった日々をなんとか通り抜けて、かなり元気にはなりました。

 ときおり体調が優れないという日はありますが、それは多分に歳のせい。寝込むようなことはなくなりました。かなり長時間の散策を試みても、足腰の痛みが残る程度です。
 寒い朝でも、裸足にスニーカーだけで歩けるようになりました。

 松戸七福神も結願(けちがん)し、流山七福神も結願したので、今度は近場の薬師如来を捜して、お礼参りを試みようかと考えています。

 
 
 


 花屋さんを覗くと、寒くなっても咲いているビオラに「ど根性!」という形容詞がつけられていました。
 散策していると、「ど根性!」はビオラの専売特許ではないようです。ただ、いずれも人の手の入った花が多く、さすがに野草の花はなくなりつつあります。

 流山七福神巡り最後の日、蒲(ガマ)の穂を見たので、湿地帯のある根木内歴史公園に行けば見られるかもしれぬ、と思って足を延ばしました。



 ここでガマを見た、という記憶はありませんが、ガマの仲間であるミクリ(実栗)の群生地があるので、多分あるのではないかときてみたのですが、枯れ草はすっかり刈り取られてしまっていました。



 我が庭の桔梗殿。
 ほかはすっかり枯れてしまったのに、一株だけまだ枯れずにあります。枯れぬどころか蕾をつけています。
 十日ほど前、蕾に気づきましたが、全然大きくなりません。鉢から庭に移し替えたのですが、もう一度鉢に戻して、夜は部屋に取り込むことにするか、と思案中です。



 北小金駅南口では毎年恒例のライトアップが始まりました。



 本土寺の紅葉のライトアップは今夜から……。参道もライトアップです。
 昨夜は参道全体に燭台が並べられていましたが、今夜は山門前の150メートルほどだけでした。
 観光バスでやってくる団体がいます。私からすれば、どうせならほかのお寺を訪ねればいいのに、と思うのですが、畏れ入りました。

 今日、南越谷に所用ができたので、所用を済ませたあと、少し足を延ばして、川口まで行ってきました。先日、赤羽へ行ったとき、日光御成街道が岩淵(赤羽)~川口~鳩ヶ谷と通っていたのを改めて知ったからです。

 夕方、帰ってきて知ったうれしいニュース。
 関東大学ラグビー対抗戦。メイジが昨季大学チャンピオンの帝京大に勝ちました。これで今季は6連勝です。明後日、勤労感謝の日に行なわれる戦で、憎っくき早稲田が勝てば(多分勝つでしょう)、十二月五日はなんと18季ぶりという全勝対決になります。



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3 コメント

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Unknown (うー太)
2010-11-21 21:28:42
蒲ってきりたんぽに似てる奴ですよね?
21世紀の森と広場の池の、木道がある所に生い茂っていて、初めて間近で見ました。9月末くらいのことですが。
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うー太殿 (桔梗)
2010-11-21 22:13:53
左様、きりたんぽみたいな、串刺しのウィンナーみたいなやつです。
焦げ茶色をしていますが、いまの時期になると、爆ぜてラクダの毛みたいにふわふわの、白いものに変わるのです。
このふわふわとグランパンパスを集めて布団を作ったら、さぞ暖かいだろうなぁ、と思っています。
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Unknown (うー太)
2010-11-21 22:55:13
えっ
あれがフワフワになるとは…!
知りませんでした。

近いうち21世紀の森で確かめてきます(◎o◎)
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