今日は、お散歩日和。
国立の桜を見に大学通りをてくてく。
国立の桜守が見守る、ヤマザクラ。
大学通りの桜は、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ベニシダレなどの桜が楽しめます。
まだまだ満開までは、数日かかるでしょう。ゆっくり楽しめそうです
28日土曜日は「木の語りべ」でした。
「春景色を楽しむ大人の語りの会」。
まさに、膝を交えるようなおはなし会で、小さな空間ではありましたが、
特別な親しさの込みあげる会になりました
今回は、この桜の咲く時期に、和の心をしみじみ味わっていただけるようなおはなしを語りました。
最初のお話は、「狐の恩返し」。
会話が多い民話の形なので、土地の風土や生活感がいきいきと浮かんでくると思います。
二作目は、藤沢周平作「山桜」。
この日、国立の空は花ぐもり、桜は、まさに三分咲き、五分咲き。
「花ぐもりというのだろう。薄い雲の上にぼんやりと・・・」から始まる
絶好の山桜語り日和でした
俳優の酒井孝宏さんと、初試みの二人語りしました。
いつもひとり語りばかりでしたので、とても新鮮で、驚きで、本当に勉強になる語りになりました。
もっと研究して、おもしろくなるように深みを増していけたらなと思っています。
大人の会は、もちろん子どもたちの会とは全然違うのですが、
文学って、やはり、人の心の夢だなぁと、実感します。
丁寧に丁寧に伝えなくてはと
作家さんの生み出した物語を真心を持って伝えていかなくちゃなぁと
語る度に、まだまだ伝えきれない歯痒さも感じながら深く心に思います。
今のこの時期に、ぜひ「山桜」読んでみてくださいね。
大好きな作品ですので、みなさんに、読んでほしいです