昨夜は月宵秋語りコンサートでした。
その余韻がまだぼんやり後をひく今宵でございます。
さて、今回の語りコンサートは共に19歳の若い学生さん二人とコラボでした。
若い二人の力を借りて、より自由に、より勇気を出して、
いろいろチャレンジした今までと一味違ったステージになりました
第1部は、
箏、原 和泉さんと幻想的な情景を古の昔から・・・
お箏演奏『荒城の月幻想』から
しっとりと響く美しいお箏の音色です
演目は『枕草子』 『蜘蛛の糸』
和泉ちゃん、すっと美しくうつむいて、耳をそばたてて、私の語りにぴったり寄り添ってくれました。
お箏と『蜘蛛の糸』一度語ってみたかったのです。
極楽の蜘蛛の糸のごとく、まさにお箏の音色はキラキラと細く光っていました
ありがとう、和泉ちゃん!
第2部は、
ピアノ、川本 嵐君の『ショパン夜想曲2番』から。
宮沢賢治の世界を豊かなピアノ曲でお届けしました
演目は『セロ弾きのゴーシュ』、♪トロイメライにのせて、『注文の多い料理店序文』
全体をバルトーク
インドの虎狩りはプロコフィエフ
最後は、祈るようなバッハのアリアで構成しました。
どこにもない、本当に私の大好きな曲を盛り込んだ、大好きなゴーシュになりました
インドの虎狩り=♪戦争ソナタ
超難曲を引き受けてくれた嵐君、本当にありがとう!
最後のゴルトベルクは泣きそうになりました。
そして、心を込めて、嵐君の♪トロイメライにのせて、
賢治のメッセ―ジを語りました
第3部は、
祈りと共に、まずは、ピアノと箏とうたで賢治の『星めぐりの歌』。
東北への想いを込めて、星々に願いを込めて歌いました
そして東北復興支援ソング『花は咲く』をCHUちゃんにも友情出演してもらって、会場のみなさんと一緒に歌いました。
温かいそれぞれの心のこもった素晴らしい歌声でした
こうして、みんなが一つの優しい思いで、いつも変わらずいれば、
今もなお、苦しみの中にいる人も、花のような笑顔をきっと取り戻す日が来ると、
強く胸に刻んで。
こうして振り返りますと、若い二人の創意の力で、想いを込めた語りコンサートをすることができました。
若い力というものは素晴らしいです
若者たちがこれからの未来を創っていきます。
私にとって、そう未来に託せる実感を噛みしめた語りコンサートでもありました。
三連休の秋の良い日に、月宵秋語りコンサートにお時間を注いでくださいました皆様、
本当にありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしております。
感謝をこめて。
やえ