10日、ミュージカル「ロザリー」千秋楽を迎えました。
全8回公演、満席御礼の舞台、ご来場くださいました皆様、心からありがとうございました。
ミュージカル初舞台。
語り家の私ですが、語りつくせないほどの濃密な日々でした。
新たなチャレンジは、新たな意識改革の時でもありました。
本公演を迎えるまでの2ヶ月の稽古の日々、幕が開けてからの5日間、熱く心を滾らせ、情熱を持続して、座組のみんなとミュージカル座フランス革命に挑みました。
ハマナカ先生の脚本、演出から様々な景色が思い描かれました。
「ロザリー」の作品の中の台詞や歌の歌詞、音楽に今に続く200年以上の歴史が見えてきます。
革命で死んでいった者の魂の叫びが聞こえます。
私は貴族の中でも王族としてのアデライード役でしたが、あの凄まじい民衆の思いを突き動かすほどまでに許せない貴族でなければなりません。
優雅で気品があり、そして欲望や策略も持つ貴族。
全ての動きもそうであるべきだと、ずっと考え考えそれは舞台本番直前までそうでした。
幕が開き、今ここに生きている人間が歌い踊り語り届ける意味も自分の元には降りてきました。
この作品を通して、運命を打ち砕く勇気、人間の尊厳と平和な未来への道を胸に生きる力へと繋げたいそういう想いが溢れました。
歌の玲羽先生。
一番厳しかった、もしかしたら私、一番怒られたかなε-(´∀`; )
その厳しい喝から、自分の役の重み、想いを考え向き合うことが日に日に強くなりました。
千秋楽後にいただいたお言葉。
感謝でいっぱいです。
「千秋楽拝見しとても嬉しかったです。やえさんの堂々たるアデライード、短期間でよくぞここまで、と心から惜しみない拍手を送ることができました」
私の今できることの最大でやりきった想いがいたします。
胸に残るお言葉です!
アデライード心底私を悩ませた難しい役でしたが、今は愛しい役です(^∇^)
自問自答、自分と向き合うこともできました。
真剣に考える時間を与えられた日々でした。
「ロザリー」を通してのたくさんの出会いに感謝します。
突き動かされる想いにまっすぐに、
また歩いていこう。明日から。