今日は国文学研究資料館のこくぶんけんかふぇ第1回にzoomで参加しました。
.
ここは日頃大好きなところで、古典ものを調べたりの時はスペシャルです!
.
今日の講座は、このコロナ禍においてとても興味深いテーマでした。
.
「病と向き合う村びとたち〜ある山村の日記から」お話 大田尚宏
.
「流行病の江戸の儒者〜佐藤一斎の漢詩を読む」お話 山本嘉孝
.
1枚目、山本先生が浮世絵アプリで寺子屋風お部屋を作ってくれました。「今日はここで勉強しましょう」って。
.
浮世絵大好きなので、こういうの嬉しい私♪
.
江戸時代の日記や、儒者佐藤一斎の七言律詩の漢詩を読み、そこからの病への向き合い方を見ていきました。
.
いつの時代にも見えない敵、病と闘い、知恵を出し乗り越えてきた歴史があり、今日まで人の歴史が繋がっている。命を繋ぐには、一丸となって闘わなくてはならない。いつの世も同じだ。
.
そして、今日1番胸に刺さった言葉は、一斎の漢詩の一文「処危泄泄燕巣幕」(幕の上の燕の巣のように非常に危険な状態なのに、皆へらへらと油断してだらけている。というような。)
.
厳しい言葉だ。ステイホームや自粛どころではない。
.
「泄泄」普段使わない言葉である。字だけ見るとニュアンスが違うようだけれど、今、大事な局面で、油断したりたるんだりしないと心に決め、厳しく見つめて行かなきゃいけないなぁと、自分に喝!
.
走り書きで色々メモしたけれど、麻の葉読書塾でも、高校生とこの漢詩を読んでいきたい。
.
国文学研究資料館、宝物の宝庫ですよ!(^^)
雨の日など一日います。
.
#国文学研究資料館#立川#漢詩