ハンガリー国立リスト音楽院で出会った3人のピアニストが弾く
クラシック音楽の名曲たち〜聴いてきました。
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演奏者は渡辺絢星さん、奥田舞さん、そして愛依の風ファミリー川本嵐くん。
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三人三様の世界観がくっきりと刻まれた素晴らしい演奏会でした。
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渡辺さんはリスト音楽院、大学院と5年の留学から昨年帰国、ヨーロッパでのピアノの研磨のお話も聞かせてくれました。ベートーベン『悲愴』、葛藤と優しさと愛に溢れていました。ハンガリーでは一年この『悲愴』と向き合ったそうです。指先にまでその歴史を感じました。
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奥田さんのショパン『葬送』は、大地に踏み噛み締める人の道のようなもの、重く悲痛な叫びも聞こえてきそうに胸に迫ってきましたが、何か虚無を彷徨う感じの中に、美しく慰めるような3楽章の響きが、とても印象深かったです。
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そして、楽しみにしていた久しぶりの嵐くんのピアノ、おっきな声でブラボー！を3回は言いたかったな(^^)
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今日演奏してくれた曲は、30分にも及ぶ大曲、リストのソナタロ短調。切れ目の楽章のない初めて聞くソナタでした。
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今読み進めている『ファウスト』の世界が色濃く映し出されるもので、音が胸に刻まれるように痺れました！
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嵐くん、最初の一音から、魂がグイッと引き摺り込まれるような感じで、物語の序章が始まる〜と言った感じでした。
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自分の手でファウストの世界を生み出しているようで、ピアノの響きが、言葉のように説得力があって、どんどん面白く、そして楽しくなっていきました。
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すっかり取り込まれました。
どっぷり魅了されました。
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上手く弾くだけでは到達し得ない曲、あの世界を覆う凄まじい精神力とよくぞ聴かしてくれたとその勇気も讃えたい、久しぶりに興奮した喜びを感じる演奏でした。
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私としてはぜひもう一度聴きたい。
アンコール！です。
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いつか、愛依の風クラシックで再演し、是非とも皆さんに届けたいです。
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そして読み最中の『ファウスト』へも一気にのめり込めそうです。
脳裏にも焼き付きました。
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愛依の風クラシックでも新しい境地を開きたい、そんな気持ちになる嬉しい演奏会でした。
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