~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

今年の漢字は『絆』

2011年12月13日 | 日々徒然
震災から9か月経ちました。
苦しみの中にある人々、そして、そこで懸命に生きている人々を知ると、
復興、再生ということが、どんなに大変で困難であるかを思い知らされ、胸が痛い日々です。


今年の漢字一文字は、『絆』でした。
きっと皆さんの胸の中にも、この『絆』ということばは、あの日からずっと刻み込まれていたのではないでしょうか。


秋の初めころから、5年生の娘の教室の前に、
クラスで染色した布の上に大きく墨で書かれた『絆』の文字がずっと貼ってあります。
私は、昨日図書ボランティアで小学校へ行き、その想いが伝わる字をしばらく見ていました。

素晴らしい書道の腕前を持つ先生の『絆』は、とても説得力があり、慈愛に満ちていて、
子どもたちはこの字を見るにつけ、目に焼きつき、胸の中にもしっかり刻まれているだろうと思いました。


私にとっての漢字一文字は、『祈』でした。
自分の生活の中に『祈』が宿りました。
宗教的なものではないですが、この震災を、自分の関わりあることとして受け止め、
日常生活でも、おはなししても、わらべ歌を歌っても、
「祈り」を込めてひとつひとつ臨むようになりました。

幼稚園小学校と回りながらも、
この子どもたちが、やがて大きくなった時、様々な形で、互いに助け合い、思いやり、深い『絆』で結ばれた
日本の未来を創ってくれるでしょう。
どの子どもたちにも、平和で温かい時間が守られますように。


『絆』という想いを意味を大事に受け止めて
心と心をつなぐ、活動をしていきたいです。
それぞれがそれぞれの場で、優しいアクションしていけるといいですね












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