打越通信

日記ふういろいろ

としかな?

2017-10-04 21:41:00 | 日記ふう
数年前までは毎週のように通っていた道だが、いつの間にか自動車専用道が隣町まで出来た。
つい最近の事だ。
国道3号線の八代から南に下る道(肥薩オレンジ鉄道(旧JR鹿児島本線)と並行している)が、九州自動車道から分岐して南周り自動車道として整備が進んでいる。
八代から南は山が多く三太郎峠などと呼ばれた旧国道は山道だった。
今の3号線が出来き随分と走りやすくなってはいるが、この自動車道は長いトンネルで繋いでいるためにさらに便利になっている。
八代から実家まで1時間以上かかっていたのが30分程度で結ばれるのだから時間的には便利になった。
時間的だけではなく体力的にもかなり楽になったのではないだろうか。
そんな自動車道も隣町から実家のすぐ近くにインターが出来るようで工事が進んでいた。
両親が健在だった頃に何度となく通った道が今では1時間ちょっとの時間で行ける。
福岡での日々が単調な間に、久しぶりに実家に帰ると少しずつではあるが変わりつつあった。
新幹線も出来き博多からは1時間とちょっとの距離になったし、クルマでも高速とこの自動車道を使えば3時間を切る距離になったわけだ。
熊本市内からいえば新幹線で26分、クルマで1時間ほどの距離になった。
皮肉なことに両親が健在だった頃は帰省するとなるとそれなりに気合を入れなければならなかったが、今では気楽に行ける距離になった。



そんな距離感が変わったわけだが、久しぶりの故郷の街はあまり変わり映えしてはいなかった。
山あり海ありのとてもきれいな街なのだが企業による公害で一気に有名になった街なのだ。
そんな街中には地元出身のシンカーソングライターの村下孝蔵の碑が立っていた。



ちょっと見るとお隣の国のなんとか像に見えるが、そうではない。
村下孝蔵の「初恋」をイメージした少女像なのだ。
私も彼が通った中学校の後輩にあたるわけで、最初に「初恋」を聞いたとき中学校の校庭(運動場)がイメージ通りだった。
そんなこともあり「初恋通り」などとしてアピールしていた。
温泉も海山ともにあり自然豊かな街なのだ。



そしてスイーツもかなりレベルが高く「美貴もなか」や「宝楽饅頭」など有名である。
などと宣伝めいた事を言ってはみたがやはり田舎町ではある。
田舎町ではあるがこれだけアクセスが良くなっていけば田舎といっても昔の感覚とは全然違うわけだ。
故郷といっても小学校6年から7年間だけ住んだだけなのであまり深いつながりのようなものは無いのだが、近頃、田舎暮らしも悪くないかもしれない、そんなことをちょっと真剣に考えるようになった。