打越通信

日記ふういろいろ

山陰の旅 続き

2018-04-26 19:26:28 | 旅行
翌日はわりと早めにホテルを出た。
地図を見るとそんなに遠くはないのかなと思ったが出雲から松江まではかなりの距離があるようだ。
国道9号線に入りしばらく走っていると左手に突然、宍道湖が現れた。
何の前触れもなく突然現れたので感激してしまった。
かなり大きな湖だった。
その湖畔をしばらく走る。
松江の手前からナビは安芸市を記す。
山道に入り田舎道の細い道を進むのだが、ほんとにこれで目的地に着くのか不安になる。
少しは広い道に出たが周りは田んぼが広がっていた。
なんだか懐かしい風景のように思え道端にクルマを止めて民家の近くまで行ってみた。
懐かしい農家の裏庭に出てみると広場に男たちが集まって何かの作業をしていた。
懐かしい風景を数枚カメラに収め、しばらく走ると「足立美術館」に着いた。
だだっ広い駐車場には、まだ朝早い(午前9時過ぎだった)のに観光バスが数台すでに止まっていた。
会社の先輩が「山陰に行くときは必ず行ったが良いよ」と教えてくれた所だった。
広い田舎の畑の真ん中に近代的な建物が突然現れる、そんな感じだった。



中に入ると庭の素晴らしさはすぐに目に入った。
雑草一つ無い完ぺきな枯山水の日本庭園に案内を聞きながら見とれてしまった。
奥にある山々もこの庭園の一つであるかのように立体感のある風景があった。
目で見る限る電柱や家などの構造物は奥の山を含め一切見当たらない。



日本庭園を後にして美術館に入った。
実は庭がメインと思っていたのだが、横山大観の絵を観て(それも70歳すぎの絵)感動してしまった。
ほかにもいろいろを展示はあったが大観の富士には威厳があり何とも言えない感動を覚えてしまった。
足立美術館を出て(あとはどうでもよくなってしまった)ナビに境港を入れた。
ミーハー的な「水木ロード」なる所に行ってみることにしたのだ。
境港市に入ると奥の山の頂上に丸い物体が見える。
その前には大きな橋が架かっていた。
境水道に面する所に駐車場らしき所があったのでそこにクルマを置き「水木ロード」に行ってみた。



商店街はちょうど工事中だったが、多くの外国人観光客で賑わっていた。
福岡のようにアジア系ではなく白人に人気があるようだ。



皆さんキャラクターの前で写真を撮っていた。
日本のアニメがそんなに人気があるのかとこの現実を見る限りそうなのだろう。



境水道にかかる大橋を渡って「由志園」を目指す。
両側は海という真っ直ぐに伸びた道を進むと小さな島らしき所に着いた。
由志園はすぐに見つかった。



中に入るとここも外国観光客で一杯だった。
5月の牡丹はベストシーズンといわれるだけあって園内には無数の牡丹が咲いていた。



その花の大きさにもびっくりしたが色もさまざまで品種もかなりあるようだ。
もう少しすれば「三万輪の池泉牡丹」といわれる光景が見られるのだがまだ早いようだった。
もうすでに昼は過ぎていて時間に追われていた。
昼食も無しに次を目指した。