打越通信

日記ふういろいろ

10周年の中州ジャズ

2018-09-15 23:01:24 | イベント
今年で10回目という中州ジャズ、出かけるのは5回目になるのかな。



2日とも仕事だったけど時間的にはちょうど仕事帰りに立ち寄るには良い時間だ。
初日は雨が降りそうな雰囲気だったが、たまたま行ったステージがキャナルの横のレッドステージだった。
天気のせいもあったのか人はそんなに多いとは思わなかった。
ステージ近くで見ていたが<クリア・マコト>とそのバンドがラテンのリズムで盛り上がっていた。
どこまでテンションが上がるのだろうというような盛り上がり。
そしてラッキーにもその次が<日野皓正クインテット>というプログラムだった(残念ながら撮影は禁止という事で写真なし)。
演奏が始まるなり何とも異様な雰囲気で、ふてぶてしくも日野皓正が出てくるがなかなか演奏にはいかない。
さすが日野皓正のバンドというだけはあり、音はかなり濃厚でしまっている。
特にドラムはまだ若いようだが力強くリズムを刻んでいた印象を受ける。
やっとトランペットを構え吹き始めると独特の音が響きわたるのだ。
とても75歳とは思えない迫力に圧倒される。
一人一人のテクニックもかなりのレベルだが全体の調和がとても良かった。
ステージの最後にはほかのステージで演奏していたミュージシャンたちも出てきてそれぞれにセッションを始めた。
日野皓正の息子の日野賢二がベースに入ると音全体がさらに厚みと凄みが増し最高のエンディングとなった。
そしてあのふてぶてしいと思っていた日野皓正と出演者全員が深々と頭を下げて初日は終わった。
何ともカッコ良いではないか。



それに感動をもらい次の日も出かけた。
<日野皓正>のステージもあったが、今日は<小沼ようすけトリオ>を目的に出かけた。
ラテン系のリズムの効いたバンドが多い中、アコースティックな音がこれまたしびれる演奏だった。



パーカッションとベースというトリオでここまで聴かせてくれるのかという感じだ。
そのあと<日野皓正>のステージに行ってみたが武田真治とローリーのステージがあっているようで物凄い人だった。
次が日野皓正のステージだったがあきらめて帰ることにした。
この二日間は何とも贅沢で幸せな時間をもらった。
強烈な個性とテクニック、そしてジャズという独得な世界に触れた2日間だった。