打越通信

日記ふういろいろ

先輩

2014-10-04 21:02:39 | people
久しぶりに上熊本駅まで妻に送ってもらった。
時間帯は全然違うが、通勤していた時以来の上熊本駅のホームだった。
今日はハマさん(会社の先輩だった人だ)と熊本駅近くで飲むのだ。
約一ヶ月ぶりの熊本駅に来た。
通勤の頃は在来線のホームから新幹線のホームには連絡通路を使って行っていたので、白川口に出るのはずいぶんと久しい。
熊本駅は新幹線側のフレスタと在来線側のフレスタがあるが、落ち着いて飲める店が少ない。
どちらにもビールセットなどのメニューはあるのだが、店自体が狭くてゆっくりと落ち着いて飲める雰囲気ではない。



そしてフレスタの名前も「駅前一丁目」という名前に変わるそうだ。
JR九州のホテルがありその一階に「うまや」という和食系の食事処なのか居酒屋なのかわからないところがあるのでそこにしようと考えていた。
ハマさんからのメールでは午後の4時くらいとのことだったので、上熊本3時31分の在来線だった。
熊本駅には約3分で着く。
しばし熊本駅周辺をブラブラした。



熊本駅の新幹線側の駅前広場も開業当時は何も無かった所だったが住宅やマンションが出来少しはにぎやかになっていた。
そして白川口のほうも高層のマンションあり銀行が出来たりと昔に比べれば様変わりの様相だった。
4時になりハマさんにメールを送る<今熊本駅にいます>すると<5時を少し過ぎる>とのメールが帰ってきた。
しばらく本屋で時間を潰しているとケータイが鳴った。
白川口の改札前で待ち合わせをして「うまや」に向かった。
店に入り先ずはビールで乾杯だ。
ハマさんとは仕事を始めてからの付き合いになるのでかなり古い。
歳は私より5歳上なのでもう定年を向かえ別の会社で再雇用中でまだ現役で働かれている。
「今日は何事ですか?」
と切り出すと、彼の実家は八代市の日奈久という所にあり、お父さんは早々と亡くなられお母さんが今一人で暮らされているとの事、近くにハマさんのお姉さんが住んでおられるようなのだがお母さんもずいぶんと歳をとられて介護認定が2程度の事のようで介護施設に入られているようだ。



しかし痴呆が進みいったんは介護施設を出て医療施設に入り、今日退院だったそうでそれに近親者の立会いがいるようでそれで今日となったようだった。
私たちの年代になると、子供たちがやっと巣立って行き、今からが私たちの自由があると思いがちなのだが、さらに歳を取った親の面倒はやはり子の責任でもある。
私も両親を見て来て、妻が言う
「おとう、何で休みに実家に帰らんと行かんと?」
と口ぐせだった。
門司港や小倉に出張で出っ放しの時の土日は休息の時間、帰らないと母や妹から叱咤の言葉が飛んだ時期があった。
そんなことを思い出しながら彼の話を聞いていた。
福岡にマンションを買い、もう実家には戻る事は無いようだ。
私も同じような環境にいるのだけど実家に帰るのか熊本の今の家にいるのかはまだ判断できない。
妻が嫌がっていることもあるのだけど、そっちのほうがはるかに経済的であることは明らかなのだ。
先輩の生き方、私の生き方、今後真剣に考えないといけない事のようだ。


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