打越通信

日記ふういろいろ

故郷は遠きにありて

2015-07-06 21:44:46 | 日記ふう
「アメリカは野獣だから・・・」
妻の一言でテレビのスイッチを切り家を出た。
妻が運転するので試合の続きはクルマで観た。
早朝からの雨だが激しくのなく暑い日ざしもないのでクルマでの移動も苦にならない。
ある書類を提出しなければならず戸籍謄本が必要になり、実家のある町の役所まで行かなくては行けない。
郵便でも取れないことは無いが、実家の様子見と固定資産税の件もあり出かけることにした。



南九州西回り自動車道も終点の芦北ICを降り国道を走っているとその先の工事も随分と進んでいるようだ。
津奈木、水俣と繋がればますます便利になるのだが、今ではあまり利用も少なくなってきた。
両親が住んでいた頃は毎週のように帰省していたが、随分と遠くなったものだ。
実家には寄らずそのまま役所に行って書類を手に入れた。
もう一つの固定資産税の件で税務課に向う。
今年の固定資産税の通知書を持って説明を受けるためだ。
熊本市内の住まいと実家の税金があまりにも違いすぎるため何故なのかということだ。
確かに土地、建物の広さの違いはあるにしても熊本市内のほうがはるかに評価額は高いはずなのだ。
熊本市内の通知書と実家の通知書を提出して説明を受けるが、やっぱり役所仕事、明確な答えは得られなかった。
納得しないまま役所を出て昼食を摂りにいつものレストランへ行くが定休日だった。
実家からちょっと離れたドライブインのようなところで食事をして、実家に帰る。



庭は草で覆い茂っていた。
前回草刈をしたのは5月の連休だったので2ヶ月間の結果だ。
今日は雨なので次回のできれば曇りの日にでも草刈をしなければならない。
家に入り父が残したアルバムを取り出し探す。
父も写真が好きだったのでアルバムの数も多い。
ネガにいたってはとてもじゃないが見る気にもならない。
1時間ほどで2冊見つけ持って帰ることにした。
帰り道、夕方に市内に入る。



街中に用事があったのでアーケイドを歩く。



本屋の前に短冊が吊るしてあった。
そういえば明日は七夕なのだ。
そしてもう一つ記念すべき事がある。

小萩園

2015-07-05 16:32:16 | 熊本の風景
熊本市内でアジサイの名所というのを考えてみた。
熊本城にも行けば何がしかのアジサイの花はあるのかもしれない。
水前寺や江津湖といってもアジサイの名所というわけでもなさそうだし、立田山辺りでも聞かない。
ネットで調べてもアジサイの名所というのはあまり無いようだ。
妻とそういう話をしていると「小萩園」という名前が出てきた。
子供が小さかった頃、遠足で行った事があるという。
地図を見ると我が家から直線距離で5kmもないところだ。
さっそくクルマに乗り込み妻に道案内をお願いする、しかし方向音痴の彼女は右も左(東も西)も分らない。
ナビを呼び出し行き先をセットし任せることにした。
上熊本駅付近からナビを頼りに山道を登っていく。
クルマがやっと一台通れるような道だ。
大きな杉の木に囲まれ、道のすぐ横は絶壁に近い谷になっている。
市内から3kmも離れていないのにまったくの大自然(大自然といえば聞こえは良いが、ど田舎)だ。
対向車が来ないか心配しながらも小萩園の駐車場に着いた。
案内板を見ると管理棟や展望台があるようだ。
森の中を整備された道を進む。
もう7月だというのにホトトギスの鳴き声が聞こえる。



やっと管理棟に着いた。
管理人らしきおっさんが出てきていろいろと話をしてくれた。



展示場には大きなカブトムシがいた。
別棟にはバトミントンが出来る体育場みたいな設備もある。
「春に来ればいろいろなサクラが見れます」
山菜など取りに来る人もいるようだ。
休日の梅雨の晴れ間というのに人影は私たちだけだった。
展望所に言ってみた。
小高い丘に登ると市内が一望できる。
金峰山からの眺め、花岡山からの眺めと少し違う。
熊本市は盆地といわれるのは金峰山郡によって不知火海からさえぎられているからだ。



展望の中に新幹線、在来線の高架も見られる。
遠目だけど新幹線が走っているところを撮ってみた。
整備された道の脇には全国各地から持ってきたサクラの木が植えられていた。



アジサイは一本もなかった。
今年に入ってセミの声をまだ聞かない。
ジーっという声はするがセミなのかどうかは判断できない。
再び大自然の中の一本道をゆっくりと進み、峠の茶屋に出た。

ハーフタイム

2015-07-01 21:52:09 | 日記ふう
朝激しい雨と風で目が覚めた。
時計を見ると午前4時半、そのまま寝ようと思ったがあまりに激しい雨だったのでそのまま起きた。
テレビをつけ新聞を取りに玄関を出る、わずか数メートルだが濡れた。
新聞では昨日の新幹線放火事件が一面に出ていた。
<この頃長文化する傾向にあるので省略>
朝から日課になりかかっていたジョグもこの雨ではどうしようもない。
家でくすぶっているのも体にも精神的にもダメになる、そう思って運動公園内にあるパークドームに向った。
クルマで走っていると雨も小降りになってきた。
パークドームの駐車場は大型バスが何台も停まっており、一般車両も空きが少ない。



ドームの入るとやかましいくらいの歓声があがっていた。
テニスコートで試合があっているようで観客席も結構埋まっていた。
中学生達(中体連)の試合があっているようで熱気に溢れていた。
そんな中でも走っている人歩いている人も結構いるのだ。
外を見ると雨も上がった様子で妻も歩きたいという。



リックを担いだままドームを出て、その昔走っていたコースを歩いてみた。
運動公園内にはパークドーム、陸上競技場(うまかな・よかなスタジアム)をはじめサッカー場やラグビー、テニス(屋外)や野球場、ソフトボール場など数え切れない施設がある。
雨上がりの新緑の中を歩く。
走り狂っていた頃は目にも入らなかったものが見えてくる。
トイレや自動販売機なども充実しておりランニングコースも色分け(距離毎)され、距離表示もばっちりだ。



サッカー場では大雨だったというのに高校生たちの試合があっていた。
水はけもいいのだろう。
そんな光景を楽しみながら歩く。
しかし暴風雨の影響か枝や松ぼっくり(良く見ると違う)などが散乱していた。



白いアジサイの花がポツリと咲いていた。

今年も前半が終わった。
良かったのか悪かったのか、振り返るより先に進むしかないようだ。