「いやぁ、おもしろかった!」が感想。
仕事帰りにカフェで読書。
一昨日、図書館へ行く夫へ「沢木耕太郎の本を何でもいいから借りてきて」と頼んだ。
で、借りてきてくれた一冊がこれ。
「旅のつばくろ」
カフェで読み始めて読了。
行ったところが満載。
順不同だけど、
三内丸山遺跡、宮沢賢治、花巻、函館、小樽、北上、奥入瀬、男鹿半島、盛岡、津軽、龍飛崎、太宰治関連、秋田の千秋公園、平野政吉美術館から県立美術館のあのカフェ、藤田嗣治の「秋田の行事」金沢、兼六園、輪島の棚田(白米 しろよね)ついこの前行った箱根神社、鎌倉、奥多摩、軽井沢・・・平山郁夫シルクロード美術館・・・その場所が浮かび、その時の情景を思い出す。
鹿児島のれんげの蜂蜜(祁答院まで出てくる)
吉村昭もいいな。
全てが興味深くとってもおもしろかった。
旅運、縁とか、旅における「性善説」の信奉者になったとか・・・
ああ、本っていいなとまたあらためて思うことだった。
文章から
黒田征太郎さんに「どんな者にでもなることはできる。肩書をつけた名刺を1枚持てばいいんだから。しかし、難しいのはなりつづけることだよ」と言われたこと。
そして
「こちらが情熱をもって事に当たれば、人を動かし、現実を動かすことができる」
感銘した文章はたくさんあるけどね。
沢木さんに出会えてよかった