土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

タヌキの脂-2

2008-06-27 07:15:51 | 生き物色々



 大型タヌキ1匹からとった脂です。もう1瓶とれましたが親戚にわけました。沢山とれるものですね。

 タヌキの脂 -2
 タヌキは冬たっぷりの脂肪を身体につけます。メタボ狸になるわけです。
その脂をとるためには、先ずタヌキを獲らなければなりません。その方法は色々とありますが、一般的なのはワナによる捕獲です。ワナにも括りワナ、箱ワナ、トラ鋏などがあります。
 さて、捕獲に成功しますと、今度は解体処理をして必要な脂肪を確保する訳です。脂は大まかにいうと皮下脂肪・内蔵脂肪としてたくさん蓄えています。
 その脂ですが、利用のしかたについてはおおよそ二通りの方法があります。細切れにして塩蔵する。これはそのまま食べるという利用法です。もう一つは同じく食べると患部に塗るという方法です。こちらは熱処理をして脂肪を溶かして採集し小瓶などに入れ冷蔵保存します。
 皮を剥いで皮に着いた脂をとります。臭いはあることはあるのですが、内蔵脂肪と比べると格段に少なく利用しやすいと思います。
 私は一度だけ脂をとった事があります。内蔵脂肪はたっぷりあるのですが、処理をしているうちに利用する気にならなくなって皮下脂肪だけをとりました。
 皮からナイフ等でこそげ落とした脂肪を鍋に入れてコンロにかけます。すると脂が溶け出します。その解けた脂だけをガーゼなどで濾して小瓶に入れて冷蔵庫に入れる訳です。
 冷蔵庫にいれて冷やすとラードのように固まります。タヌキの脂は溶解しやすく取り出してしばらくすると溶け出します。
 親戚にタヌキの脂の信奉者がおりまして、1瓶わけました。大好評でした。私のとった脂は臭みがなく最高級だと喜んでくれたのです。販売してはどうか勧められたことでした。
 私は脂をとってから数年になるのですが一度も利用していません。冷蔵庫の奥に入ったままです。
 ハミ(マムシ)に咬まれた時、タヌキの脂を塗れと勧められた事もありましたが、その気になりませんでした。
 それにしても、これほど評判の「タヌキの脂」、どこかの製薬会社さん、成分分析してみませんか。