土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

盾型シールド試作品

2018-10-10 07:09:00 | 狩猟とナイフ
 オールドガーバーのなかでも、ピキシーが好きでピキシーの単体はもちろん、ピキシーがセットされた色々な製品も集めてきました。
 ハンティング用とキッチン、パーリング用と使われ方が2とおりあったので、ハンティングナイフのコンボにも使われ、キッチンの各種セットとしても使われてきました。
 今回紹介するのは、盾型シールドです。盾型シールドセットは1953年“三姉妹”が最初に販売されます。納められたナイフはピキシー・ショウティー・ジョイユースの三本です。
 アメリカンクルミ材(ウオールナット)でシールドが作られますが、その試作品です。ナイフは付属せず、塗料も塗られていないもので、これは1点ものです。


 試作のシールドです(ナイフは製品となった三姉妹のものをおさめてみました)。


 シールドの厚さがずいぶん違います。


 ナイフのブレードが出るように作られています。


 シールドを固定するための方法も後の製品とは違いビスで固定するようになっています。後の製品はビスの頭に引っ掛けて固定するようになっています。


 1953年の各ナイフを見ておや?とおもいませんか。そうです、ピキシーのブレードが逆さまに取り付けられています。エラーピキシーなのです。
 ところが、この時期のピキシーは全て逆取り付けで堂堂と販売さていました。このピキシーは分厚いメッキが施されていますが、1952年のハンドルメッキ無しにもこの逆さまピキシーがありますので、すくなくてもメッキが施されるようになる1953年までの何ヶ月もの間、工場から出荷されていた事がわかります。
 本当にアメリカ人はおおらかさをもっていますね。『何!ブレードが逆?そんな小さな事でがたがた言うな!出来たモノは仕方ない。』ということなのでしょう。




 1953年製品化された“三姉妹”


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