管理人はこのブルースを聞いて世田谷区千歳烏山で起きた事件の事をはじめて知りました。
中川五郎 トーキング烏山神社の椎の木ブルース
流言飛語による朝鮮人虐殺は何となく下町の方で起きた事だろうと思っていましたが、起きたのは本当に身近な所、千歳烏山駅からまさに目と鼻の先です。音楽の力に動かされ加藤直樹「九月、東京の路上で」を図書館で借りて読んでみました。
千歳烏山在住の東京の大学に通う英語の教師、いわば社会的エリートも襲撃に加わっていたという話が出て来ます。
何とあのIWJが千歳烏山まで来て実地調査をしています。旧甲州街道「大橋場跡」(下山地蔵尊)が朝鮮人虐殺現場です。
徳富蘆花の作品にも書かれています。>徳冨蘆花「みみずのたわごと」烏山では鮮人を三名殺した。済まぬ事羞はずかしい事です。<
現代の話。そんな事はなかった事にしようという歴史修正の動きが小池百合子都知事の追悼文中止問題です。
昨年横浜市でもありました。
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横浜市教育委員会が、独自に発行する中学生向けの副読本から、関東大震災直後に起きた朝鮮人虐殺についての記述をなくす方向で検討
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関東大震災の朝鮮人虐殺 副読本の記述削除検討 横浜市
既に横浜市教育委員会は、市立中学校146校で平成28年度から4年間使われる歴史と公民の教科書に、前回に引き続き【育鵬社】の教科書を採択しています。
教育現場からもじわじわと恐ろしい事が近づいている気がします。
ちなみに4本の樫の木が今も残る烏山神社の例大祭は、来週の9月23,24日です。
管理人の作品 水彩画F8号「烏山神社」
このエピソードを知らない時に描きました。
これが椎の木です。
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(了)