それにしてもすごい事態になってしまいました。
時間が経過するのがとても早く、3月の頭から子どもたち二人の学校も休校になってしまい、2ヶ月以上も巣ごもり生活を送っていることがやや信じられません。家族4人で連携しながら、心身の健康を保つように生活してはいるつもりですが、異常な状況であることに変わりはありません。
この社会状況については、本当に全うな情報が何なのか、見極めるのがとても難しい状況ですが、私も専門家では全くないので、重要と思われる項目のみ、私の理解した範囲でメモしておこうと思います。
・新型コロナによる死者数は、欧米の非常に多い国々に比べると二桁の違いがあり、非常に少ない。(お亡くなりになった方のご冥福をお祈りします)
・例年に比べて、今年は普通のインフルエンザによる死者が非常に少ない。その傾向は、いわゆる自粛が始まる以前から見られていたものである。
・全国一律、老若男女すべてに自粛を求めることは合理的ではない。いわゆる「コロナ弱者」に対する徹底的な配慮をし、その他の方々は感染予防対策を徹底した上で社会活動を継続すべき、という考え方がある。
・自粛がほぼ強制されている社会状況で、休業補償、所得の補償等が、他の先進国と比較してあまりにも貧弱。
・国内の医療の状況も適切に報道されているとは言えないようである。新型コロナの感染者に対応する方々は極めて大変な状況のようだが、日本の病院、医療全体、で言うと、供給力は決して崩壊的な状況ではない、との情報あり。適切なマネジメントにより医療崩壊を回避することは十分に可能、との情報あり。
・地上波のテレビの報道が偏りすぎ。テレビによりあまりにも繰り返し繰り返し煽られると、新型コロナのことが怖くなり、自粛して家にこもっていないと悪者、という考えに染められてしまう。「テレビを使った洗脳」という発言をした識者もいた。
危機的な状況のときほど、正しい政策が採られないと、国の行く末が危ぶまれます。
さて、私個人は、1年以上前に第1巻だけ読み終わっていた、三島由紀夫の「豊饒の海」を最終巻の第4巻まで読破し、その次はドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読み始めています。読み切ることも難しい、とのことだったので、まずは講談社の漫画で読み、NHKの100分de名著で理解を深め、さらに「100分de名著」の4回の番組をオンデマンドで見て、それから亀山郁夫(100分de名著、の解説者)訳の小説を読み始めました。
さすがに予習たっぷりで、読みどころも把握できているので、今のところ大変興味深く、歴史に残る名作を読んでおります。
最近は、起床後、娘たち二人とフルーツ+豆乳グルトで朝食を済ませた後、テレビ体操、柔軟体操をして、三人で「10分間読書」。私はカラマーゾフの兄弟、長女は「三四郎」、次女は芥川龍之介、を読んでいます。
自粛期間中は、私はランニングを二日に一回程度。3つの定番コースがあって、長くて10km強、短くて6.5kmくらい。走ることはとても気持ちよく、心身の健康にもとても役立つように思います。
遠隔講義も昨日、初めて実施しました。私のものは何とか上手く行ったかと思いますが、講義二日目にして、各所からトラブルも聞こえてきています。苦労するのは学生かもしれませんね。
GW中も半分仕事でした。依頼原稿の「東北地方におけるRC床版の高耐久化の取組み」は橋梁と基礎、の8月号に掲載される予定です。
土木学会の「コンクリート構造物の品質確保小委員会」(350委員会)の成果報告書の取りまとめ作業がずっしりと肩にのしかかってまして、まだあと2週間くらいはこれに追われそう、です。。。