細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

実践について

2017-05-25 13:15:38 | 研究のこと

5月22日(月)に、師匠の岡村甫先生をお招きして、充実した議論の時間が続きました。

教室用の公開行事として、「人間学とリーダーシップについて考える」というタイトルで、座談形式でセミナーを行いました。

・野球でなぜ人が育つのか?
・自分の特徴 -長所と短所-
・コンクリートとマネジメント
・システムの重要性
・リーダーシップとは

などを題材に、岡村先生、前川先生、徳山高専の田村先生、細田が座談会的に議論しました。飛び交った議論をここにすべて紹介することはできませんが、聴講した学生たちにとってもとても貴重な情報だったのではないでしょうか。






私自身についても深く考える機会にもなりました。

夜の懇親会も含め、素晴らしい環境で育てていただいたことへの感謝や、個性豊かな仲間が周りにたくさんいることへの感謝の念も湧き、また、自分自身の特長についても考えました。

実践する力、については「あなたの真似はできない」ということを岡村先生や前川先生にも何度か言っていただきました。たしかに、私の特長の一つなのだろうと思います。

ただ実践したい、と思えばできるのかというと、そう簡単でもありません。私が現時点までに体得してきた実践力の極意について、以下書いてみたいと思います。

まず、実践したいと言っても、何かを実践するには相手がいますし、多くの場合、相手は複数ですので、一緒に実践してくれる信頼できる方々が必要になります。その方々に信頼してもらえる力が必要になります。

それから、何かを実践するとして、その実践することに対して価値を見いだせないといけない。その価値はみんなが共有してくれるものでないと実践にはつながりません。自分も本気になれません。

例えばですが、3月に都市科学部の講義棟をボランティアで掃除しましたが、これも私の提案で始まりました。講義棟を掃除する、と提案しても反対する人や、絶対に手伝わない、という人たちも少なくありませんでした。私は一つのことを単一の目的で行うことは日常でほぼ皆無ですが、この講義棟の掃除にはそれこそ10程度の目標は設定していました。ですので、この掃除の意義についていくらでも、どのようにでも説明できます。価値が高いわけです。その価値を説明する時間はほとんどありませんが、教授会のような会合のときに簡潔に説明しました。演説です。

おそらく、このブログや、Facebookでの発信等も実践力の大きな支えになっていると思います。ブログも開始してから20年以上になりました。私にとって、ブログを続けることと実践力には大きな関係があるものと思います。

実践する、ということは何か真新しいことを行う、というイメージではありません。これまでと似たようなことや、自分の本当に得意とすることや専門とすることとちょっと離れているな、というようなこともたくさんありますが、それらを自分の目的とつなぎ合わせる力が必要になります。視野が広く、解釈力が高くないと、実践するということは容易ではないと感じます。

そして、実践するからには結果が求められます。実践すると決めたら、限られた時間ではありますが、ベストの結果が出るようにありとあらゆる手段を使います。手段の豊富さも求められることになります。

私も自分の特長に気付き始めて、上記のような能力を高めるべく、努力を重ねてきました。15年程度経過して、数えきれない実践を重ね、様々な経験をさせていただき、先生方いわく、真似のできないレベルの実践力につながってきたと思われます。

今後もこのスタイルで行くのかは分かりませんが、自分の体力、知力、気力を適切に分析しながら、少しでも社会に貢献できるやり方を模索し続けたいと思います。


面と向かっての

2017-05-19 17:36:56 | 研究のこと

今年度の最初の大型出張に来ています。今は山口県の湯田温泉にいます。温泉が目的地ではなくて、山口県庁の近くにある温泉地なので、県庁での会議の後、宿泊地としてきている、ということです。。。

今回は、5/17(水)の早朝に出発して、熊本、長崎、山口と出張し、20日(土)の午前に山口宇部から羽田に戻る行程でした。

今回も初めて会う方々もたくさんいましたし、これまで何度も会ってきた同志の方々とのミーティングもあるのですが、大変に収穫の大きい出張となりました。

熊本県でコンクリート構造物の品質確保の取組みがいよいよ始まりました。17日(水)の11時から、熊本県の県南広域本部(新八代駅の近くにあります)にて、私が30分ほど講話をいたしました。今後、どのような展開になるかは分かりませんが、品質確保の取組みはスタートしましたので、全力でバックアップしていく所存です。すでに試行工事が始まっており、施工状況把握チェックシートと目視評価法の効果が十分に出ているようですので、良い方向に進むと思います。東北とはまた全く異なるパターンですが、すべてが私にとっても勉強になります。特に、学の立場の方々を、この取組みにおいては私は育てる立場にもありますので、そういう意識も強く持って、全体最適のために動きたいと思います。



阿蘇大橋の近辺の被災地の状況も視察しました。俵山トンネルは復旧しており、二回通りました。補修、補強した後が何か所も、車で走行しながら確認できました。





俵山トンネル:色の違う部分が補修、補強した部分と思われます。結構な箇所で損傷が出ていたであろうことが推察されました。

橋梁の復旧工事も行われていました。









18日(木)は長崎県にて、フライアッシュのコンクリートへの有効利用の状況を、長崎大学の原田哲夫先生らにインタビューさせていただきましたが、衝撃的でした。大変に勉強になり、我々一同も感激しました。日経コンストラクションに取材に行ってほしいので、すぐに連絡します。そのインタビューの前に、長崎新幹線における品質確保の試行工事の視察も行い、有意義でした。

19日(金)は山口県に来て、一日種々のミーティング。最近、私が力を入れているトンネル覆工コンクリートの品質確保やひび割れ抑制についても、山口大学の中村秀明先生と研究のディスカッションもしましたし、山口県の品質確保の推進会議にも田村先生、二宮さん、徳山高専に赴任した温品先生らと臨席し、様々なディスカッションをしました。中村先生からはトンネル覆工コンクリートに関する極めて貴重なデータ、情報をたくさん教えていただき、これから一緒に研究をし、連名での論文をどんどん投稿していきましょう、と盛り上がりました。

面と向かって話すこと、議論することを通して、本当に多くのことを学べますし、新たな発想も生まれてきます。私も本当に多くのことを学んでいますが、周囲の方々にとっても有意義なコミュニケーションとなることを願っています。そうやって一歩一歩、みんなが前進していけばよいと思っています。

これから、今回の出張の最後の懇親会です。ここでもまた次につながる何かが必ず生まれるはずです。


岡村甫先生をお招きしてのセミナー等

2017-05-19 07:44:07 | 教育のこと

YNU土木の皆様

細田です。バタバタとしているうちに5月22日(月)のイベントが近づいてきてしまいました。。。

5/22(月)15:00~、土木工学棟セミナー室にて、岡村 甫先生をお招きしてのセミナーを開催しますので、ご興味のある方は、教員、学生、スタッフを問わずご参加くださいませ。東京大学名誉教授、元高知工科大学長、前理事長でもあり、東大野球部の歴代最多勝ピッチャーでもあります。

セミナータイトルは、私が勝手に付けましたが、「人間学とリーダーシップについて考える、本家バージョン」です。

人間学とリーダーシップ、の部分は岡村先生と前川先生、細田の対談もしくは鼎談の形で実施します。いろんな話が聴けると思いますので、学生の皆さん、遠慮せず奮って参加してください。申込みも必要ありません。

人間学の部分以外にも、岡村先生ご自身のご研究についてのお話(15分程度とのころ)もいただけるとのことですので、ご期待ください!


7月28日(金)午後、土木学会重点研究課題の成果報告会(品質・耐久性確保マネジメント)

2017-05-17 10:32:58 | 研究のこと

昨年度、H28年度に土木学会の重点研究課題として活動した、コンクリート委員会の229委員会が成果報告会を開催します。現在、鋭意、委員会報告書を作成している過程です。

ここに、報告会の内容が記載されております。

参加申し込みは、ここからお願いします。

充実した内容となることをお約束いたします。また、報告書には、東北地整が品質・耐久性確保のために策定してきた手引き等も包含され、それらのマネジメント的な解説もたっぷり記載しますので、今後のマネジメントに役立つ資料になろうかと思います。


土木学会重点研究課題委員会の成果報告会、7/28(金)午後

2017-05-12 16:10:29 | 研究のこと

2017年7月28日(金)の午後に、東京の神田にて、土木学会重点研究課題委員会「コンクリート構造物の品質・耐久性確保マネジメント研究小委員会」の成果報告会を開催します。

東北の復興道路等での品質・耐久性確保や、すべての始まりである山口県のひび割れ抑制、品質確保システムの現状と課題、日本各地での品質・耐久性確保の取組み等について、特にマネジメント的な視点で分析、検討した結果を魅力的に発信します。

フライアッシュや高炉スラグ微粉末の有効利用に向けてのマネジメント的課題についても取りまとめております。

参加受付は来週辺りから始められると思います。奮ってご参加ください!取り急ぎ、ご予定に入れていただけますと幸いです。


激変

2017-05-11 08:57:07 | 職場のこと

職場環境が激変しました。

私自身の部屋も13年半住み続けた部屋から変わりましたので、それだけでも大きな変化ですが、前川宏一先生が来られて教員も相部屋にし、スタッフの間ではコミュニケーションが極めて多くなったと思います。すべてはコミュニケーションですから、まずは良い方向に変化したことを喜びたいと思います。

3月は都市科学部の開設に向けての準備のみならず、前川先生をお迎えするための準備も、全く時間の無い中で何とか進め、非常に不安を感じながら4月を迎えましたが、1ヵ月が過ぎました。不安もどこへやら。GW明けは、前川先生も月曜、火曜、水曜とYNUに来てくださり、毎日フルに滞在されるわけでもありませんし、私も外出をしょっちゅうする人間ではありますが、たくさんコミュニケーションできました。火曜の朝は同じバスになり、昨日水曜日は18時から20時過ぎまで大学で話していましたが、帰りのバスも一緒でした。ずっと話しています。

今年度の学生たちの研究テーマも決まる段階になってきました。研究室の全員でメールも使いながらですがコミュニケーションして、研究テーマの調整を行っています。当たり前ですが、昨年度までよりテーマの幅も格段に拡がり、学生たちにとっても選択のしがいがあるのではないでしょうか。

教員、学生みんなが満足できるように研究テーマの分担案を決めるのはマネジメントですが、そこは私の得意とするところなので、まずは皆さんが納得する形で研究テーマが決まるようにもう少し努力を続けます。

それにしても、私が赴任した2003年10月の状況とはあまりにも違い、やや感慨深くなります。13年半前のことです。

そもそも私自身も全く未熟ですし、その状態で助教授をスタートし、この研究室を何とかそれなりの状態にするには10年では難しく、20年くらいかかるかもなーと30歳の私は多少暗い気持ちであったのも覚えています。そのときのスタッフや学生たちが悪いということは全くなく、いろいろな状況が重なり、私が赴任したときには研究室がかなり苦しい状況にあった、ということです。

私自身も13年半も経てば、多少は成長はしますし、現在は自立した研究者ではあると思っています。

前川先生が来られると、私自身も研究室の中で相当なインプット、刺激を受けることができるので、前川先生の研究を身近で見ることができるだけでなく、様々な効果も生まれます。

また、やる気のある若いスタッフや学生たちも多いし、13年半前は一人しかいなかった留学生が、現在は非常にたくさんいます。博士課程も修士課程も。

秘書さんもいませんでした。事務作業も自分でやらないといけないので、会計・出張書類が机の上に溜まって、それを見るだけで暗い気持ちになっていたときも少なくなかったです。

というわけで、いきなり環境が激変したわけでは全くなく、私が来る以前の状況(赴任以前のスタッフの方々も全力で努力してこられた。私が来た時にスタッフの人手が足りなかったりして窮地に陥っていた。)から、じっくり時間をかけて改善してきましたが、結果的には激変しました。

この状況に全員が感謝をし、最大限に活用させていただくべきと思います。

どのような成果が出るかは神のみぞ知る、ですが、恥をかかないよう、全力で努力したいと思います。


人生初の輪行によるサイクリング

2017-05-05 19:49:07 | 趣味のこと

基本的にこだわりのない私ですが、別の言い方をすると「奥手」なのかと思います。ただ、これぞと思ったものについてはじわじわとですが、しつこく続ける性分のようにも思います。

サイクリングについても同様です。2年前にフランスからの家族の帰国に合わせて自転車を新調したのですが、私自身は初めて本格的な自転車としてクロスバイクを購入しました。それまではママチャリ。初めて乗ったときの感覚はとても刺激的で、ヘルメットやら手袋やら、それなりにサイクリングのグッズも揃えました。子どもたちとのサイクリングが主でした。

少し前から、電車で自転車を運び、自宅まで帰ってくるサイクリングのようなものがしたいな、と思っていました。輪行というらしいですが、これができるようになるとサイクリングの幅が一気に拡がります。

輪行とは独立に、GW中に次女のみ暇な平日があり、たまたま私も仕事が入っていなかったので、思い切って自転車で一泊旅行を企てました。この一泊旅行もいろいろありましたが、別のエッセーにて。目的地はみなとみらいで片道30km弱で、一泊しているので、サイクリング自体はそれほどきつくはなかったですが、私にとっては趣味のレベルアップのきっかけになりました。輪行をやりたい気持ちが一気に高まり、ウェブでいろいろと調べてグッズを購入し、5月4日に決行することにしました。

Webではそれなりに調べたつもりでしたが、袋の選び方が適切でなかったのか、自分の袋への入れ方が良くなかったのか、とにかく運びにくく、最寄りの駅で電車に乗るまでが一苦労。目的地の相模湖駅で改札を出るまでも結構疲れました。ですが、何とかかんとか自転車も組み上がって、出発の準備完了。



相模湖駅まで輪行している人を二人ほど見かけて(これまでそんな人、目に留まったこともないですが、興味、趣味とはおそろしいものですね。)、前後輪を外すのは素人の自分にはハードルが高いこと、肩にかつげる輪行バッグがあること、を知り、次回へフィードバックすることにしました(早速、前輪だけ外して入れられる初心者向けの輪行バッグを4日夜に購入、5日に受け取り)。

さて、午前10時にスタート。中央自動車道の橋梁が見えて写真撮影。



サイクリングの良いところは、ドライブよりもさらに小回りが効き、自分で自由にルート選定できることです。相模湖からスタートして津久井湖を過ぎ、小倉橋に久しぶりに行くことにしました。新小倉橋。最初にここに訪れた時は私は修士の学生で、新小倉橋の建設途中でした。



GWとあって、河原は家族連れでにぎわっていました。



私はアーチ橋が大好きですが、旧小倉橋は今でも立派に交通を支えていました。私も初めて、旧小倉橋を走行しました。



小倉橋を西側に(戻る方向に)渡って、しばらく相模川の右岸を下りました。なかなか橋が現れませんでしたが、高田橋の手前に雄大な鯉のぼり群を見つけて写真。これまでで見た一番すごい鯉のぼりかもしれません。



相模川を再度、東京の方面に向かって渡り、多少の空腹感はあったものの、これだけの長距離サイクリングは初めてだったので、なるべく昼食までに走行したいと思い、頑張りました。13時前くらいにサイゼリアに入って、トマトソースのパスタをいただきました。お水がおいしかったし、500円もしないパスタもとてもおいしかったです。

鶴見川のかなり上流にも遭遇。



その後、相模原市、町田市を走行し、川崎市に入ったのですが、信じられない事態に遭遇。

以下の川崎市の北部市場の辺りの歩道を走行していたときに、いきない前輪がパンク。。。え?と思いましたが、前輪を見ると、なんと画びょうがささっていました。完全なパンク。しかも、人生初めての輪行での長距離サイクリングでなぜ画びょう?

やむなく自転車を押しながらどうしようかと途方に暮れていました。最悪、もう一度輪行で帰宅するかと思いましたが、少し進んだ交差点にマルエツがあり、ホームセンターも併設されてました。自転車ショップもあったので、もしかしたら修理してくれるかもと思い、駆け込みました。修理の注文が多く、数日かかると最初は言われましたが、状況が状況だけに親切な店員さんが即時修理してくれることに。修理の間、マルエツから近い菅生緑地でマルエツで買ったメロンを食べて休憩。



菅生緑地。ここも家族連れが多かったです。



メロンも美味。



リュックを枕に少し寝転がりました。うたたねしかかったくらいで自転車ショップから電話がかかってきて、修理完了、とのこと。神様に思えました。。。サイクリングにはハプニングも付き物かと思いますが、いろいろ人生勉強になる予感。



パンクしたのが14時ごろで、自転車が復活したのが14:45ごろ。再スタートを切り、快調に尻手黒川道路を疾走し、246号に入って多摩川を渡り、下流へ。

丸子橋周辺もにぎわっており、橋も美しかったです。



最後は、中原街道で自宅を目指すこととし、洗足に池があることを初めて知りました。。。サイクリングは地域のことを良く知るツールでもあります。。。池の周囲は坂になっており、池があることも地形的に納得。サイクリングは地形もよく知ることのできるツールでもあります。。。上り坂はきつい。



というわけで、ハプニングもありましたが、自宅には16:30ごろに到着。

長距離サイクリングは、自分にとても合った趣味になる予感です。ストイックな感じもするし、土木、建築的な出会いも多く、こだわりのない自分ですが、ついにこだわり始めた感じです。5日には、ロードバイクを購入することにしてしまいました。。。長い人生ですから、いろいろと凝りがいのある趣味も持っておくのもよいかと思い、決断しました。もう一つのスポーツの趣味は水泳なので、裸一貫の趣味ですので。。。

次回の輪行サイクリングは、GW最終日に大宮の近くの母方祖父母の眠っているお墓のある霊苑で両親と待ち合わせて墓参りをして、そこから自宅を目指す予定。距離的には相模湖からの方が遠いし、輪行バッグも新調したので、ハプニングが起こらないことを願います。ロードバイクのデビューはもう少し先になります。


細部の調整

2017-05-05 18:16:46 | 人生論

まだGW真っただ中です。まだまだやりたいことが仕事も含めてありますが、あと2日半弱残っています。

大きな出来事としては、昨日、5月4日に初めて「輪行」を活用してサイクリングしました。そもそも、その前に5月1日~2日に学校が休みの次女と二人で、自転車でみなとみらいまで一泊旅行に行きました。片道30km弱あると思いますが、次女にとっても良い経験になったようです。次女との自転車旅行については別のエッセーにて。

次女との自転車旅行でさらに自転車へのモチベーションが上がり、3日に輪行用のグッズやらサイクリングを快適にするためのいくつかのグッズを購入し、とりあえず人生最初の輪行を4日に決行することにしました。行先はいろいろ考えた挙句、相模湖に決定。相模湖が目的というよりは、そこから自宅までのルートにいろいろと見たいものもあり、距離的にもチャレンジングだったからです。たくさん反省点もあり、早速次へフィードバックを行っています。とにかく一度、実践しました。極めて楽しく、私自身に合った趣味になりそうです。まさか、というようなハプニングもありましたが、これも別のエッセーにて。

今年のGWはとにかく運動しています。毎日、水泳やら自転車やら、ジムでのランニングマシーンやら、何かしら負荷の大きい運動を行っています。体操、柔軟体操も毎日欠かさず行っており、柔軟体操についてもストレッチボードを職場と自宅に同じものを置いたので充実しています。昨年のGWに水泳を本格的に趣味にし始めましたが、1年経過して明らかにエスカレート?しておきており、運動を楽しんでいます。これも、元をたどれば、2年前のひざ痛に端を発した一連の流れです。不具合があれば、それをきっかけに改善すればよい。

今日は家族三人とは別行動で、一人でいろいろとやりたいことをやっていました。

生きていく上で、もしくは日常において、気にはなっている不完全な部分ですが、致命的でないので放ったらかしになっているものがそれなりにあります。大きな流れの方が気になるし、割く時間も無いので、大局に影響ないものは放ってます。

今日は、そのような細部の調整をいろいろと行いました。

数か月前に唖然としたのですが、子どもが使う「みまもりケータイ」というサービスを利用していますが、フランス渡航前に契約していたこのサービスを使っていないのに契約されたまま、二つのサービスを使う状態になっていました。。。この手のサービスは解約期間内に解約しないと手数料を取られるので、5月1日からが解約期間であることを知っていたので本日一つを解約。全く無駄な出費でした。

ついでに、iPhoneのデータ通信容量が以前より大幅に増えたため、別途契約して使っていたWifiのルーターも不要と判断して解約。解約手数料を取られましたが、迷わず解約。細部の調整です。

そして、昨日に相模湖から自宅までのサイクリング中に、一度チェーンが外れ、その後少し不具合があったのですが、本日自分で調整を試みましたが、素人にできる範囲を超えていたので、いつもの自転車屋に向かって修理を依頼。いろいろと話したりしているうちに、エスカレートした勢いで、ロードバイクを購入することに。本格的な趣味として、水泳とサイクリングをこれからしばらく続けたいと心から感じていると思ったので、これは細部の調整ではありませんが、テコ入れの投資をすることにしました。自分のサイズに合うロードバイクが1、2週間後に届きます。とても楽しみ。しばらくは、クロスバイクとロードバイクの併用になりますが、広いキャンパスで、キャンパス内のあちこちで仕事も増えてきており移動に難儀を感じ始めていたので、将来的にはクロスバイクは大学に置こうかなとも思っています。

今日の夕食は、玉ねぎとチキンのカレー。冷蔵庫に大量の玉ねぎがあったため、これでもかというくらい玉ねぎを入れ、いつもとは異なるシンプルなカレーになりました。これも、細部の調整。ちなみに炊いたのは玄米。これも細部の調整。長女に炊いてもらいました。

ほとんどこだわりの無い私ですが、水泳、サイクリングについては少しずつ凝り始めました。一度やると決めたものについてはかなりしつこく続けるので、この二つについては少しずつレベルアップしていくものと思います。


6年目の鞆

2017-05-02 09:07:46 | 人生論

4月28日、今年度初めて鞆(とも)に行きました。人生初めて鞆を訪れてから5年が経過し、6年目に入りました。鞆訪問は通算では50回近くになるかと思います。今年度中に間違いなく50回は超えると思います。

今回は、昨年度、鞆をテーマに卒業研究に取り組んだ石橋さんと、今年度、新たに取り組もうとしている4年生の平塚君と三人で訪れました。28日~29日にかけて、ほとんどの時間を三人で過ごし、いろんな方々にお会いしています。単なる旅行と言えばそうなるし、ずっと研究の打ち合わせをしていると言えばそうなるし、ずっと人生について語り合っていると言えばそうなります。

何度来ても飽きることなどないし、新たな発見があるし、学ぶことが多いです。

そして、間違いなく今年もいろいろなチャレンジがあります。

鞆町平(ひら)の町内会のリーダーである稲葉さんにお会いするのが一つの大きな目的でもありました。石橋さんは最悪の場合、稲葉さんが私たちに何も話をしたくない、とおっしゃるのではないかと心配していました。が、立ち話でしたが30分近く、お話ししていただけました。

すごく納得の行くお話しでした。私たちが卒論として取り組むのであれば、一年こっきりで終わり。それならそれで問題ない。だけど、「続ける」となり、鞆のまちづくりビジョン策定のワークショップ等で発言するとなると、影響力を持つようになってくる。これまで、そのような「よそ者」にかき回された鞆の歴史がある。軽々しくやってはいけない。

「続ける」ということにも良い面と悪い面があることを、稲葉さんからしっかりと教えていただきました。

今回も、羽田冨美江さん知世さん、結婚したばかりの村上理沙ちゃん、さくらホームの石川さん、駄菓子屋の西村さん、大事故から元気に復帰された片岡さん式見さん、らといつものようにお会いでき、楽しく、今後へも期待の高まる時間でした。

4年ぶりに走島に行き、民宿太進館の浜上さんにお会いできたのもうれしかったです。絶品のお魚料理もありがとうございました。また、今回は、鞆港から尾道までの遊覧船にも乗り、海から鞆、尾道のこともたくさん学ぶことができました。常石の造船所は日本有数の造船所であることも、恥ずかしながら初めて知りました。。。残念ながら、知り合いの尾道駅長は出張中でお会いできませんでしたが、初めて訪れた尾道もとても素敵な歴史的な街であり、また訪れたいと思います。

多くの素敵な方々と関わり合いながら人生を重ねられることに感謝をして、私自身にできることを頑張りたいと思います。