細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

のんびり

2007-04-29 10:33:43 | 趣味のこと
久しぶりに家族でのんびりしています。

吉村昭の「漂流」を読んでます。ものすごく引き込まれて読んでます。
この人の本は本当に面白い。次は「高熱隧道」を読むと思います。

→「漂流」は一気に読み終わりました。
ただ単に読み物としても非常に優れていますが、いろいろ考えさせられもします。
江戸時代に、水も米も野菜も何も無い無人島で、どうやって生き延び、
どうやって生還するのか??? それだけでも興味が湧きますよね。
「生きる」ということの意味や、極限に置かれた人間の心理など、
いろいろ感じます。

「高熱隧道」が大学に置いてあるので、吉村昭の「桜田門外の変」を
読み始めました。

 4月の疲れも取れたように思うので、今日辺りから、「コンクリートの
剥落対策」の原稿を書きます。また、5月からの生活を有意義なものに
するためにいろいろと先手を打つ必要があるので、戦略練りとそれに基づく
戦術の実施を開始します。

ハードな一週間

2007-04-24 18:21:12 | 職場のこと
やはり年度開始の4月に海外出張に行くと、仕事にしわ寄せが来まして、
この一週間はなかなかハードです。締め切りと格闘しながら、乗り切るしかありませんわ。

連休はもちろん遊びに行きますので、それまでの辛抱。バシバシ仕事こなします!

ホームページの改造、アップデート

2007-04-23 21:52:22 | 職場のこと
メンバー紹介の更新、英語のHPの充実(海外からのアクセスも、今年からはきちんと視野に入れないといけない)など、ホームページの充実にも時間が必要ですが、なかなか手が回りません。

いつまで直轄の管理を続けるのか分かりませんが、いつまでもやっていそうな気もします。

国際会議終了

2007-04-21 13:51:05 | 研究のこと
昨日,国際会議が終わりました。
日本チーム団長?の岸先生が,「自分たちにとってこんな充実した国際会議は
初めてだった」と言われたように,あまりにも収穫が大きかったです。

私もガツンと発表しました。我ながら発表はうまいと思っているのですが,
発表後にいろんな人から「Excellent Presentation」と言われました。

私の発表は,典型的なEuropean or American Style とは全く違いますが,
スタイルなどはっきり言ってどうでもよい。聞き手に強烈なImpressionを
残せるかどうか,のみです。

女性をくどくときも同じ。自分が話している内容に価値があると自信があるから
できるワザですが,それをいかに伝えるか。

いずれにせよ,今回参加したコンクリートの研究者たちには,我々のチームは
強烈な印象を与えたことは事実です。ミシガン大学のVictor Li 教授が,
会議の最後にInvited Lectureをしたのですが,その中でも,我々の研究の
ことをしっかり紹介してくれたことからも分かります。

Li先生によると,10年以内には確実に,できれば5年以内くらいに,
自己治癒コンクリートの実構造物での実現を見れるだろう,とおっしゃってました。

そのような潮流ができてます。

日曜の朝に成田に着きますが,帰ったらバリバリ頑張ります。

昨日はアムステルダムの運河のクルージングに乗りました。

今朝も,空港に行く前にぶらぶらと2時間くらい散歩してみます。

写真もふんだんに使った旅行記を作るので,見てください。

最終日

2007-04-20 14:02:24 | 研究のこと
昨日が国際会議の2日目で,我々のチームから2件,発表がありました。
反響も大きく,いろんな研究者とディスカッションしています。

今日の最終日は私が発表します。
私の前の発表が,Dr. Eric SHLANGENで,ヨーロッパの自己治癒コンクリート委員会の
委員長をしている人です。今回すごく仲良くなりました。

ガツンと発表して,評価を高めてきます。

国際会議2日目

2007-04-19 13:23:52 | 研究のこと
今日は国際会議の2日目です。

我々の研究チームから2件,発表があります。
昨夜もポスターセッション(21時~23時,すでにみんな酔っ払っているので,
かなり盛り上がった)があり,我々の研究のポスターにもたくさんお客さんが
来ました。

今日の夜はパーティーで,チューリップのきれいなところでやるみたいです。

自分の発表はまだ終わってませんが,どうせ大して緊張もしないので,
まあとにかく今回は楽しいです。自己治癒コンクリートの世界の状況が非常に
よく分かり,会議が終わるころには自分たちのレベルもはっきりし,
さらに,海外の自己治癒研究者とネットワークを築けた感じがします。

私の他の研究テーマに関しても,こういう状況にならないといけない。
がんばらないといかんですなあ。

Self Healing 国際会議

2007-04-19 05:23:15 | 研究のこと
今日から,自己治癒材料の国際会議が始まりました。

すごく楽しい。
コンクリートの自己治癒材料の最先端の研究者とすごくコミュニケーションできてます。

私の感覚ですが,我々が日本でやってきた研究が,結構いい線を行っていて,
これから世界的にもリーダーシップを取れそうな感じです。

世界を引っ張っている人たちともコネクションをしっかり作ってますので,
我々の研究室でも自己治癒コンクリートをがんばって研究しましょう。
世界の最先端に立ちつつありますよ。

ブロイゲル教授

2007-04-18 15:23:09 | 職場のこと
ディナーの様子です。

左がデルフト工科大学,MICROLABのブロイゲル教授。
赤いシャツに赤と黒のネクタイがとてもおしゃれ。

世界でトップレベルの風格が漂っていて,かっこよかったです。私もかっこいい先生になるようにがんばります。

デルフト工科大学

2007-04-18 13:30:33 | 研究のこと
日曜にオランダに到着して,デルフトに移動して宿泊しました。

月曜は,朝はデルフト工科大学の中をうろちょろ散歩して,市街も散策。
午後から,"MICROLAB"のブロイゲル教授を訪問。岸先生が1時間ほど講演しました。

デルフト工科大学,すごいです。写真もたくさん撮ったので,帰ったら旅行記を
アップしますが,オランダで最大の土木工学科であり,国に1つか2つしかない。
そこのコンクリート材料系のprofessorというと,ものすごいステイタスだし,
かっこいいのです。

assofiacte professorの中の一人の,Dr. Eric SHLANGENは,RILEMの
自己治癒コンクリート委員会のヘッドをしているようで,今回,仲良くなりたい
人の一人です。とても親切に,我々に研究室の設備の案内をしてくれました。

ブロイゲル教授とディナーもして,大満足。

街も非常に美しく,いろいろ感じました。とてもここにあらわしきれないので,
旅行記を楽しみにしてください。

今は,学会が行われるリゾート地に来ていて,すごく高いけど,すごく良い
5つ星のホテルに泊まってます。

私の発表は金曜日なので,もうすぐ会議が始まるのですが,
その前に発表準備をあらかた終わらせようとしているところです。

今回の国際会議は,私たちの研究にとってもとてもタイムリーで,
自己治癒コンクリートの最前線が世界でどのような感じなのか,把握できます。
我々の技術がユニークなものか?レベルはどれくらいなのか,把握してきます。
そういう意味で,非常に楽しみ。

デルフト到着

2007-04-16 05:13:41 | 趣味のこと
長旅でしたが,デルフトのホテルに到着しました。

機内では,松井秀樹の「不動心」と野口悠紀男の「超・文章法」を読みました。
ゴジラ松井の本は面白かったです。いろいろ考えてるのだなと感心しましたが,
自分も松井に負けずいろいろ考えてるとは思いました。
もちろん,松井さんの活躍と私の活躍のレベルは次元が異なります。
でも,考えてるレベルは同じような感じだと思いました。

超・文章法はすらすら読めて勉強になった。今後いい論文・論説を書くときの
参考になります。

疲れたので,明日から本格活動。

自分を高めたい、という気持ちを持つこと

2007-04-14 18:33:38 | 人生論
私のHPの「日々の思い」は、自身のためのものでもありますが、学生が自分たちの成長の参考にして欲しいという目的も持つものです。

そういう目的もあるので、少し補足。
今の私は、いろいろと自己改革を経て、ある程度のレベルに達しています。
もちろん、自分では至らないところだらけだと思っており、一生努力を続けますが、
学生から見ると大分高いところにいるように見えると思います。
学生からすると、そういう高いレベルの人が自分を高めようと頑張っているのを見ると、息苦しく見えるかもしれない。

私の日記にも書いてますが、実は、「自分を高めよう」と思えることが一番大事なことで、
一番難しいことなのです。
私も、大学に赴任して少し経ったころ(その頃の日記が無いので詳しくは分かりません)、
自分を高めようというモチベーションを失った時期がありました。
そのころに、例えば大前研一さんが、「仕事が終わってプロ野球の放送をビール
飲みながら見ているようではダメだ。自己研鑽のために時間を使うべきだ。」などと
書かれているような記事をチラッと見ると、「あー、自分はそこまで頑張れない」
と思ったりしてました。その時期は読書もほとんどしてなかった。
今の私と、同じ人間でありながら大違いです。

なぜその時期そうであって、今は別人のようであるか、は置いておきましょう。

言いたいことは、自分を高めようというモチベーションを持つのが大切であること。
その気持ちを持てさえすれば、具体的な向上のための方法は上手な人に教われば、
または適切に読書すれば、いくらでも身につきます。

そういう気持ちを持てない人はどうするか?
持った方がいいのか?
私は、持った方が人生を徹底して楽しめると思ってます。

私の研究室の学生には、そういう気持ちを持てるように教育しています。

もし、そういう気持ちを持っていなくて、持ちたい、という人がいれば
相談してください。私でもそういう気持ちを持てなかった時期があるので。