今朝は、5時15分くらいに目覚めて、長女と白いにごり湯でゆっくりと温まりました。仙石原のにごり湯は本当に最高です。
1時間くらい内風呂、露天風呂で二人きりでつかっていたでしょうか。和の素晴らしさに心身がリラックスしました。
お風呂から上がってから朝食までの時間、私は年賀状を書いて、少し仕事。娘は漢字ドリルとお絵かき。昨日から、「何か動物を言って!」「次の生き物は?」の連続で、父母が言った動物、生き物のお絵かきをノートにして遊んでます。まあ、すごい創作意欲です。
漢字ドリルの採点もしてあげました。
小学生くらいのころは、徹底して国語と算数。日本語を自由自在に使えて、たくさん本を読んで、思考能力、表現能力を身につけて欲しい。算数も論理的思考能力を磨き、美的センスを養う上でとても大切。
英語などどうでもよろしい。世の中の英会話ブームには辟易します。
我が国の一般的な中高の英語教育に問題があるのは明白で、日本人だってしっかりした英語教育を受ければ誰でも話せて書ける。ただの言語なのだから当たり前です。
しかし、肝心の英語教育の根幹はほったらかしで、英会話ブームに踊らされ、日本語への興味を失い、本も読まない。歴史も知ろうともしない。我が国への愛情や誇りも育つどころか失う一方。これでこの国がよくなるわけがない。
英語などどうでもよろしい。私の娘たちには、私が英語を習得するコツを教えます。今は、徹底して国語と算数をやっておけばよろしい。
昨日、山口県での実構造物の調査が無事に終了して、一応、仕事納めとなりました。
最後の最後まで、夕食も二宮さんらとご一緒させていただき、本当に充実した出張となりました。
今年は東日本大震災もあり、我が国の底力が試される局面に入りました。もちろん、日本国民の力が試されるのです。
私も震災の調査活動に携わり、橋梁の耐津波設計・補強に関する委員会の幹事長、土木学会の震災報告書の編集委員会の幹事、などを努めており、何とか我が国の復活に貢献したいと思っております。
私自身にとっては、今年が一つの転機でした。10月の途中くらいから突き抜けた感覚を持っており、もちろん激しく忙しいはずなのですが、気持ちは常に明るく、時間に追われている感覚も例年ほどなく、あっという間に12月の年末にたどり着きました。体調を非常に高いレベルで維持できたのも、その要因の一つでした。
人前で講演する機会も非常に増え、その度に仲間や同志が増えていく感じです。大きなプロジェクトを自分でも仕掛けますが、いろんな連鎖が生じ始めており、私に求められる役割もどんどんと増えて大きくなっています。
突き抜けた後は、その状態にも落ち着いて構えていられます。もちろん、どんどんと勉強を重ね、研究室の仲間たちと地道に研究を進めて基礎体力を付けますが、これまでの経験が自分に落ち着きを与えているのだと思います。どれだけ大風呂敷を広げても、それに見合う実力を付け、同志を増やしていけば大丈夫。そう思えることが、突き抜けた感覚とほぼ同じです。
博士号を取得して、社会に出てから10年半が経過しました。横浜国大に来てからも8年が経過しました。
私の中では、準備期が終わった感覚を持っています。これからは、真に世の中に貢献できるステージです。
これまでいろんな方に支えられて、導かれ、教えていただいたことに感謝し、どんどんと展開して貢献しながら、その先のさらなる展開にも余力を持って対応できるよう、日々の切磋琢磨に精進したいです。
山口県の構造物の調査2日目が終了しました。
いくつかのトラブルに見舞われてはいますが、想定外というほどのものではなく、調査担当の学生たちが非常によく頑張ってくれています。私は調査の実際の作業に携わる必要はなく、ガソリンの調達や、修理用の接着剤の購入、差入れの購入や、現場の移動の運転などの下支えのみ行なっています。また、仕事をこなす必要もあり、今日は、仕事もかなりさせてもらいました。
昨日の午後は、私のみ、山口県のひび割れ抑制対策資料の改訂の会議にも参加し、非常にクリエイティブな議論ができました。夜は故人を偲ぶ会とともに、将来ビジョンを語り合う懇親会でした。最後は、田村先生とコーヒーを飲みながら国家についても語り合いました。
今回の調査で、かなりすごいビジョンが提示できそうで、研究を大いに展開できそうです。完全に実務、社会への実装を視野に入れた、本格的な研究が展開できそうで、私が本当に力を発揮できるテーマに出会えた、という気がしています。研究者人生の序盤の集大成のつもりで、全力を尽くしたいと思います。
2日目が無事に終わった、ということで学生3名とこれから焼肉屋で慰労会。
明日3日目は、最後に、非常に調査箇所へのアクセスが困難な橋梁が待ち受けており、それに向けて士気を高めます。
明日の調査終了後には、またまた山口県の皆様と夕食を一緒にする機会を設けていただきました。ご歓待に心から感謝いたします。
素晴らしく充実した調査出張となりそうで、うれしいです。
昨夜、山口県に入りました。
山口宇部道路も完成し、山口宇部空港から山口市まですごくアクセスがよくなりました。日本の均衡ある発展、また日本列島の強靭化、道州制に移行した後の力強い発展に、インフラは不可欠ですな。
宿泊はいつもの湯田温泉ですので、昨夜と今朝、ホテルの大浴場でゆっくりと体を温めました。
昨夜はお酒も飲まずに、入浴後、寝る前に論文の執筆。朝起きて、お風呂に入り、仕事をした後に、教育テレビでテレビ・ラジオ体操、朝食。規則正しい生活習慣が、力強い日常を支える、ということを今年の後半、強く再認識しました。
今日は7:30に宿舎を出発して、早速調査開始。私は午後から山口県のひび割れ抑制対策資料の改訂会議に参加しますが、学生たちは調査を続けます。
夜は、哀悼の意を皆で共有する会および懇親会。2012年にはまた大きな展開が待っていそうですので、和やかに、将来の夢を語りながら、仲間である故人を偲びます。
年末年始、宿題もたくさんあるのですが、気分よく片付けていきたいと思います。
さあ、山口出張、頑張ります。
我が家の2才の次女は、よく泣いて駄々をこねるのですが、それをやめさせるために、あまりよくない方法かもしれませんが、「あまり泣いてると、泣き大魔神が来るよ」と言うと、「ごめんなさい」と言ってすぐに泣き止みます。
今朝、朝風呂で7才の長女とゆっくりあったまっていました。長女が、「ねえ、泣き大魔神ってほんとに来るの?」
ちょっと考えて、以下の会話をしました。
パパ: うん、来るよ。パパの心の中にね。泣き大魔神がパパの心に来ると、パパが怒っちゃうんだよ。
長女: 泣き大魔神って大きいの?
パパ: うーんとね、大きい。
長女: 筋肉はむきむき?
パパ: そうだね。
長女: すごく力は強いの?
パパ: それは分からない。パパも泣き大魔神を目の前で見たことないし、さわったこともないし。心の中に来るだけだから。
パパ: ○○(長女の名前)も、おばあちゃんを心で思い浮かべること、できるでしょ?でも心の中のおばあちゃんが強いか、弱いか、分からないよね。
パパ: パパもね、(死んだ)パパのおじいちゃんやおばあちゃんが心の中に来るよ。パパの心の中でお話してくれるよ。だから、死んでしまって体はなくなってるけど、パパの心の中で生きてるんだね。
長女: ねえ、何人くらい心の中に来れるかな。3人くらい?もっと?パパ、何人くらい呼べる?
パパ: えーっとやったことないけど、何人でも来れると思う。
パパ: 心の中に呼びたい人って、好きな人でしょ?嫌いな人も出てくるけど、すぐに消したくなるでしょ?
長女: うん。
パパ: だから、(「論語」で一緒に勉強しているように)、きちんと生きないとダメなんだよ。そうすると、死んだって、心の中に呼んでもらえるよ。パパが死んでも、○○の心の中にはいつでも行けるからね。
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次女をなだめるための、姑息な手段、泣き大魔神ですが、まあ、それなりに良い方向にお話を作ることができました。今後、私と娘たちの間では、しばらく泣き大魔神にご活躍いただこうと思います。
どうも私の講演、講義にはエネルギーがあるらしい。人を説得する力があるらしい。
これは、講演、講義を受けた人からの評判、意見、レポート、アンケートなどで間違いない事実のようである。
そして、私は人が好きである。みんなが好きなのである。自分ひとりが幸せであっても仕方ない。万人は難しくとも、なるべく多くの人が自分の本分を発揮して満足感を味わって生きてほしい。心からの願いである。
私は地べたを這うことができる。挫折もそれなりに味わってきた。月島のパチンコ屋の鏡吹きの日雇いバイトだってやったことがあるし、搬入搬出のバイトなんて何度もやったことがある。引越しのサカイで真夏に6日連続引越しのバイトをして、屈強であったがために、ピアノを手で二階まで吊り上げたことだったある。バイトをともにしたどこの馬の骨とも知らん人たちとも仲良く話した。
でも私はエリートである。ありたい。明治の日本を引っ張った本物のエリートたちの生き様に憧れる。今の私はただの小物であるが、本物のエリートになる気概は持っているつもりである。日本を引っ張ることのできる本物のエリートになるために、一所懸命努力する所存である。
私はバカ正直である。誠実でもある。しかし、汚い世界だって知っている。私なりにバカ正直に人を見抜いてもいる。
世の中の最前線の人たちは大人である。酸いも甘いも知っている。今夜も、横浜市の職員の方々といろいろと語り合った。彼らはいろんな経験をしてきて、いろんな人を見てきて、先駆的な取り組みで賞賛された時代もあり、今は閉塞感に悩まされ、そして私と一緒にやることで突破口を見出そうとされている。
私は、自分の感性を信じたい。バカ正直に進んで、何とかなると思っている。それで何とかならないなら、私が悪いのではない。本当の本質を突いて行けば、この国だって変わるし、みんな幸せになるはずだ。
私は一人ではない。多くの仲間がいる。
そして、今日、気づいたのは、我々の考えや取り組みは、我々が思っているよりももっと見られている。シビアに見られている。
だから、それらの視線や期待に応えられるように、地べたを這うエリートとしての自覚を持って、さらに精進を重ねるのである。
期待に応えられる自信が今の私にはある。
あっという間に12月も後半に入り、私がオフィスに通勤するのは22日で終わりになります。その翌週はいよいよ山口県の構造物の調査。今回の調査で第4弾になるでしょうか。一連の調査に区切りをつけるための大事な調査と位置付けています。
この3ヶ月、私の中では転機がありました。東日本大震災の後、いろんなことを感じて、しかしくすぶった時期を経験し、今は脱皮した感覚を持っています。確実に、自身が新たなステージに入ったことは感じますが、何が転機のきっかけだったのかはよく分かりません。おそらく東日本大震災だったのでしょう。
脱皮した後、自身のミッションについての自覚が深まり、より勉強するようになりました。土木史の講義をするための勉強も、私にとってとても大切な時間でした。結局、そこで勉強したことが、学生たちの教育や、外部での講演などにフィードバックされ、ポジティブなスパイラルへとつながりました。
研究面でも脱皮の途中にありそうです。山口県のデータベースを本格的に活用した研究を2つ、行なっています。温度ひび割れの解析と、表層品質の分析です。ここにはかなり注力して、しっかりした論文にまとめます。そしてこれを山口県のひび割れ抑制システムや、JCIデータベース委員会にフィードバックしていくことで、ポジティブスパイラルに加速が付くことになるでしょう。
そして、脱皮した後は、より人間に興味が湧くようになりました。デール・カーネギーの「人を動かす」も読んでいますが、やはり社会で活躍する方々は、人との付き合い方が上手です。私も下手とは思っていませんが、上には上がいくらでもいますので、その達人から方法を学ぶことは有意義です。
私の場合、社会で活躍することが目的ではありません。あくまで手段であり、自身の命を燃焼させて、世の中に少しでも貢献したい。そのためには、社会で活躍することが必要です。
人間とは面白いものです。
さて、学生のレポート第二弾です。苗字が同じ、名前も読み方は同じ、字が違うだけの、小池要平君のレポートです。
「ためになる授業だった
小池要平
まず初めになぜこの人間学とリーダーシップを選んだのか。自分は本当にシビルの人間かと思われても仕方がないくらいこの分野に興味がなかった。他のゼミで専門的なことを学んでも消化して終わりにしてしまうことが安易に想像でき、何の意味もないと感じたからだ。もう一つは中学、高専と重役を任されることも多かったがその時に自分に何が欠けていたのか、今後どのようにあるべきか考える機会になればと思い参加を決めた。
最初に「7つの習慣」を読むことになり、渋々読み始めたといったところ。本は漫画くらいしか読まない自分にとって500Pの本はあまりにもハードルが高かった。しかし寝る前にちょっと、空いている時間にちょっと読んでいたらいつの間にか読み終わっていたのには自分でも驚いた。さすが読書家の細田さんが薦めただけはある。読書アレルギーの自分でもすんなり読めた。そして何より面白い、嘘ではなく漫画よりも楽しかった。そうでなければ読み切るはずがない。過去を振り返りどこが悪かったのか考え、成功していた時はどうだったのか。できる人間とはなんだ?何が必要だ?と探究心でただひたすらに読み続けた。そして今は自分で決めたミッションに従うことを重視している。3つのミッションが主で
・楽しいと思える時間を努力によって創造せよ
・学生の身分を忘れず勤勉であれ
・今日という日が本当に充実していたと言えるか
この3つである。
時々妥協しつつもこれがちらちら脳裏に浮かぶだけでも成長したと思いたい。少なくともやる気や日々の充実感は以前よりあると思う。忙しいが悪くない生活ができている。ただこんなことで満足はできない。まだまだ高みへ行けるのだから。
他に人生の指針となるべきものも見えた。内村鑑三の「後世への最大遺物」を読んだからだ。死ぬ時に何を残して死にたいか。この問いに金としか答えられなかった自分がいた。
しかし生き様や建築物も残せると知り。この建物は俺が作ったのだと息子に自慢してから死にたいと思えるようになった。遊んでばかりでふざけた人間でも変わってこんなにでかいことできるのだと見せてやりたい。そのため迷いに迷っていた就職先も決め今はただそのために突っ走っている。書店の漫画以外のコーナーに足を運ぶようになったのは本当に信じられないがそれだけのエネルギーを細田さんに注ぎこまれた。そんな気がする。
ただ偏差値で横国に来てしまった人。やる気があまりない人。やりたいことも目標もない人。そんな人は是非選んでみてはいかがだろうか。大学はいい人に巡り会う場だと細田さんはおっしゃっていたがここまでやる気を引き出す人はそうはいないと思う。自分の恩師は熱い人ばかりなのでこのタイプに弱いのかもしれないが。さらにいろんな人の考えが聞け、自分も話せる。飲み会まであり真面目な話からおふざけまでこんなこと普通のゼミでは味わえないだろう。それほどためになり楽しい時間だった。」
私の人生が変わった、岡村甫先生の少人数ゼミと同じタイトルだと思いますが、私も2年前からやっています。岡村先生と違うのは、コースの教育プログラムの制限で、回数が5~6回しかないところです。さて、今年の少人数ゼミも終わりました。6名の受講生からレポートを出してもらっていますが、それらは私の本家ブログで公開します。ここでは、3年生の男子学生2名のレポートをご紹介。
まず、一人目の小池陽平君。
「少人数ゼミを通して感じたこと
◆自分が知らないだけで、目の前には広い世界がある
これは、コンクリート分野において最前線で活動している人達がいること、日本を変えるために尽力した(している)人など、今まで知らなかった人の存在もそうですが、社会の重要な問題、命についての問題、家族についての問題、人間性の問題など、もしも考えるきっかけ(今回の少人数ゼミなど)がなかったら知らなかった世界が沢山ありました。実は全ての人がそのような広い世界の中にいるのにも関わらず、その場限りの楽さを求め生活しているだけでは非常に狭いエリアでしか生きることが出来ないことを学び、自分自身の過去の生活を反省するだけでなく、これからの生活の目指すべき方向性が見えた気がします。
◆読書の重要性
私は昔から読書をする習慣がなく、大学生になった今でも読書は殆どせず、必要な情報はインターネットで集められればいいと考えていました。そのため、この少人数ゼミで「7つの習慣」という分厚い本を読むことを指定されたときは正直、嫌だなと感じていました。しかし、指定された本の中には自分にとって有益だと思える情報が沢山あり、さらにそれらを自分のものに出来る快感、また読書に没頭することで入ることの出来る世界があることを体感し、「読書は意外といいものだ」と思えるようになりました。読書することの素晴らしさを、人の言葉だけによってではなく、自分自身で得ることが出来たのはラッキーだったと思います。
◆自然と前向きに
秋学期が始まった辺りから自分の中で様々なことが重なり、それが自分の中でモヤモヤと悩みの種になっていました。そのせいで生活の調子が悪くなったり、ネガティブな気持ちになっていることも多くありました。また少人数ゼミの指定本である「7つの習慣」で取り上げられていることを、将来の自分自身のためにも実行すべきだとは感じていますが、やはり一朝一夕で実行出来るほど甘くはないことを、この本を読んでから頻繁に感じています。この他にも大変だな、難しいな、と感じることは多くありますが、この少人数ゼミを受講したことで「それを乗り越えていこう!」という気持ちを持てるようになったと思います。先生がよく言われている「青天井になれ!」ということもこのことに少し近いのですが、自分はまだまだ出来る、乗り越えていこう、と思えることで、難しい問題も段々と難しい問題ではなくなってくるのではないかと思いました。ちなみに、今まで座右の銘などは考えたことは無かったのですが、「青天井になる」は自分の座右の銘候補です。」
二人目のレポートは次の記事で!
私は2つのブログを持っています。
このブログと、もう一つは大学の研究室HPにぶら下げてあるブログです。
このブログはメインのものではなく、補助的なものとしてスタートしました。メインのブログの更新は大学でしかできないので(私の貧弱なITテクのため)、長期出張や休日に更新できないことがネックになって、この別荘ブログを設立しました。
別荘ブログも記事が溜まり、この記事が557件目くらいになるようです。200件+αで自費出版で本にしてきましたので、もう少しすると3冊目でしょうか。それでもあくまで補助ブログ。
メインのブログにはやはり愛着があります。横国に赴任して2年目の途中に、研究室のHPを私の手作りで、当時良いとされていたソフトで一つ一つ作って行きました。今はもっと優れたソフトがあるのでしょうが、手作りで積み重ね、研究室のHPをいろんな方が見ていただき、それが縁で研究室に仲間として入ってきた人たちも少なからずいます。不恰好ではありますが、私の人生中盤の日々が凝縮されたHPでもあります。特に、私のブログは。
今は、一般のブログの機能も高まり、facebookなどとの連携も始まって、もはや私のようなど素人+貧弱ITテクの人間が作る古風なブログでは、時代の荒波の中に埋もれさってしまいそうです。ですから、メインのブログを、市販のブログに切り替えてしまう、という選択肢もあります。
市販のブログにも好きでない点がいくつかあるので、完全に切り替えられません。私は自分のブログの過去の記事を結構読みます。特に、メインのブログの過去の記事を。過去の自分に刺激を受けたり、教わったりすることも少なくありません。過去の自分の読みたい記事をさっと読むには、私の古風なメインブログの方が読みやすいのです。それに、余計な愛着があいまって、いまどきあんな古風なブログを運営している人も珍しいでしょうから、日々更新しています。
まあ、しかるべき区切り、というのが何らかの形でいつの日か来るでしょうから、そのときに私の大事な発信ツールであるブログのあり方も整理することにします。
土木工学教室の見学会、参加者募集がかかってますので、見学会ファンの皆様は見学会ブログをお見逃し無く。
1/21(土)に圏央道のPC橋梁の施工現場、3/14~18にはインドネシアに行っちゃいます。
もう一件、貸し切りバスで行くことになると思いますが、高速道路の施工現場の見学会を計画中です。
さらには、年度内に、横浜の港湾の発展の歴史についてレクチャーを受けて、見学をする、という企画も立案中。
今年は社会人になっての自己改革の中で2番目に大きな改革を行なっている最中です。「改革」という言葉はどうもよろしくないようなので、「改善」とか「生活習慣や意識の改善」という方が適切かもしれませんが。
最も大きかったものは、5年前の33才のときです。このときの改善で、全く別人のように変わったと認識しています。
今年の改善では、体操が趣味になりました。かなり体力も衰えを見せ始めていましたが、復活してきています。腕立て伏せ20回、オプション付き腹筋10回、背筋10回のセットもときどきやるのですが、腕立て伏せも楽チンになってきました。
何度も書いてますが、節酒も習慣になり、それに伴い食生活にもさらに気を配るようになり、とても体調がよいです。体が健全でアクティブになると、心も元気になり、結果、仕事も活発になります。
土木史の講義のために、私もいろいろと勉強しなくてはならず、そしてその勉強は私の本来の興味そのものなので、とてもたくさん本を読んでます。つなげながら読んでおり、講義資料として形にもしているので、あちこちでの講演にも活用できて、総力がアップしています。
京大准教授の中野剛志先生の「TPP亡国論」を読み終わりました。非常な良書です。藤井聡先生と一緒の研究室で活動されている先生です。いかに我が国の権力(政治、企業)の中枢におられる方々が無戦略でやっておられるか、よく分かります。大半のマスコミも勉強不足はなはだしい。TPPなど絶対に参加してはならない愚の骨頂。アメリカの戦略にお人よしの日本がまんまと引っかかる構図があまりにもばからしくて、あきれ果てます。まず少なくとも、中国も韓国も参加しない、ほぼ完全な日米の二国間の仕組みであり、FTAなどよりももっと過激な自由貿易協定であることだけでも、どれだけ危険なものか分かりそうなものですが、思考停止に陥るのでしょうね。
ここのところ、これだけ混迷の、細分化の激しい世の中で、リーダーシップを発揮すべきは、視野の広いシビルエンジニアであることを、確信し始めています。しかも、誤謬だらけの情報の中で、適切に情報を取捨選択できるのは、「研究」で批判精神を鍛えている我々が得意とするところです。シビルエンジニアは、歴史も、自然も、技術も、何でも知っていなくてはなりません。さらには経済も、人間そのものも、とにかく何でも知っていて、良い仕事ができる職業です。
とにかく自分の興味を縦にも横にも、時間的にも広げ、かつ、専門分野等での研究によって緻密に掘り下げていく行為も日常的に行い、自己を向上させておこうと思います。それが世の中の役に立つはずです。
岡村甫先生から薦められて直接渡していただいた「すばらしい昔の日本人」という本を読んでいます。神田うのさんのお父さんが書いた本で、著者の神田淳さんは、何と東大土木のご出身で岡村先生の後輩。官僚出身の方です。やはり、シビルエンジニアは、興味が我が国そのものに向うのですね。すごく感銘を受けながら読んでいます。最初の人物の福沢諭吉を読んで、真に感銘を受けました。それなりには知っていましたが、もっともっと現代人が手本にすべき素晴らしい日本人です。現代の危機を乗り越えるためにも、福沢諭吉の考えを現代人が学び、「実践」することが大事ですね。中野先生もおっしゃってますが、「第三の開国」どころか、福沢らの念願であった「第一の開国」すら実はまだ完了していない、むしろ後退しているのですから。
今日は朝からバリバリ働いてます。午後、家族との時間を過ごして、夜の「坂の上の雲」までまた仕事頑張ります。
昨日、娘二人をお迎えに行って、夕食を食べた後、家電屋で録画できるDVDレコーダーを買って帰りました。
これまで、録画できないプレーヤーのみ持ってました。なぜか2台。
テレビは見ますが、興味が薄いことと、ときどき林さんに頼んで撮ってもらったりしてました。
ですが、坂の上の雲が始まること、どうやら最後の2回は勉強会やら出張やらで見れないであろうこと、DVDの価格も下がりきった様子で、機能のこだわらなければブルーレイとやらも3万円台で買えること、などから買うことに決めました。
先ほど、設定を済ませて、今夜の坂の上の雲の第二部総集編と、明日から始まる第三部の一回目を予約しました。これで安心。また、明日の朝6:25~のテレビ体操も予約しました。これで寝過ごしても大丈夫?
もはや、家電のほとんどが使い捨てのような時代になってしまい、複雑な気持ちもしますが、さすがにこれでは日本の製造業も闘っていけないですね。インフラはさすがにいつまで経っても使い捨てにはならないでしょうから、我々の仕事はやはり大切です。
午前に、長女をバレエの練習に連れて行ったときに、2冊ほど書物を買いました。TPP亡国論(中野先生)、と大前研一さんの最新刊です。いろんな識者がいろんなことを言っていますが、どれも100%ではないように思います。例えば大前さんの本はこれまでの集大成なのか、非常に多くの意義のある提言をなさっているように見えますが(これから読みますが)、目次の中に公共工事のばらまきをやめろ、という類のものがありました。一方で、藤井先生は「公共工事が日本を救う」と言われている。首都圏直下の地震がほぼ確実にしかも10年以内くらいには来る状況で、しかも東海、東南海もほぼ確実に近い将来発生する状況で、公共事業をやらない、という選択肢はさすがに無いと思います。でも、膨大な無駄が巣食っている我が国の状況も一目瞭然で、このまま従来路線の延長で行けないことも確実。
本当に我々が進むべき道はどのようなものでしょうかね。少なくとも、新聞やましてやテレビなんぞに本当に進むべき道が論じられているとはとても思えませんので、私は自分で様々なソースから情報を収集して自分の頭で整理して、ビジョンを持っておこうと思います。