今日は2月の最終日で、卒業論文の審査会です。
2月のブログは忙しい忙しい、ばかりで終わってしまいそうですが、このエッセーで繁忙期レポートは終わりにしたいと思います。
今日、28日が学部や大学院の講義等の成績登録期限であり、来年度のシラバスの登録期限でもあったため、大学院の教務担当でもあったことも加わり、相当手間がかかりましたが、昨日、成績入力やシラバスの登録も無事に終えました。
昨日は、私の指導する卒論生2人の指導も行いましたが、先ほど午前に、一人目の福原君の発表が終わり、立派な発表だったと思います。いろんなことを吸収して卒業研究を自分でどんどんと前進させていったので、大したものだと思いました。
卒業論文の審査会は、4年生の晴れ舞台であり、入学時からずっと見てきた教員からすると、基本的にはどの学生も大きく成長した姿を見せてくれるので、私はとても好きな機会です。今日は雨でとても寒いですが、卒業する皆さんの晴れ姿を気持ちよくみさせてもらっています。
2月の繁忙期の最後ですが、明日の3月1日の午後の1時間の講演(非破壊検査協会の講習会で、コンクリートの吸水抵抗性の試験について)の準備に手が回らず、今朝から準備を始め、先ほど終了して事務局に送付しました。何とか印刷に間に合うことを願います。
もう一つ、3月5日の仙台での東北地方整備局主催の品質・耐久性確保に関する手引き類の改訂の講習会の講演資料ができておらず、これは明日の午前まで待ってもらうことになりました。これが終われば、2月の繁忙期が無事に終わります。
今日は、卒業研究の審査会の後、教員の会議で、それが終わると、研究室恒例の学内での打ち上げです。それに先立ち、これまた恒例の研究室MVP2018の投票も昨日締め切りました。打ち上げパーティーにて、MVP投票の上位3名の発表と副賞の図書券の贈呈を行います。
1年間、皆で頑張ってきましたが、終盤に差し掛かっています。
先ほど、かなり久しぶりですが、学内を昼食後に散歩してきました。
散歩をした理由は三つありまして、一つは、本日はデスクワークのみなので、ずっと座っていると腰に負担がかかるので運動しようと思ったこと。
もう一つは、通販で購入した花粉対策メガネを今朝、大学で受け取ったので、その効果を試そうと思ったこと。重篤な花粉症である私ですが(2種類の飲み薬のうち、抗ヒスタミン剤でない種類のものを12月中旬から飲んでいます)、マスクと新しいメガネで快適に散歩することができました。
最後の一つは、花粉対策メガネの梱包のゴミをゴミ捨て場に捨てること。ゴミ捨て場に行こうとしたら、実験室で実験をしているラファエルさんの姿が見えました。最近、相当に頑張って実験を行っている博士課程の留学生(ナイジェリア)です。ゴミを捨てた後、実験室に寄り、SWATの計測をしているラファエルさんのところに行きました。円柱の供試体のことで私が気になったことがあったので、質問したところ、彼の回答が返ってきました。これから1年以上、相当にガリゴリと実験をしていくことになると思うので、研究のターゲットが明確になってきた今ぐらいの段階で、徹底的に議論を重ねるべきと思っています。そのようにしっかり議論しなさいよ、という神様からの助言だったのかもしれません。しっかり議論をしたいと思います。
学内の自分の好きなコースを散歩していると、YNUささらサロンにも来ていただいた(というか冒頭の司会をしていただいた)四方先生にばったりお会いして、ささらサロンのことについてほんのちょっと立ち話。面白かったよ、と言っていただき感謝です。
さらに歩いていると、これまたYNUささらサロンに来ていただき、22日の「成熟社会」をテーマにした1~4限の講義を一緒に企画した教育人間科学部の泉先生にばったりとお会いしました。メガネを取って挨拶したところ、「花粉症ですか?」「今日買ったメガネなので効果を試すために散歩してます」「ププッ」
気持ちよく歩いていると、リズムのおかげか、いろんなことを思い出したり、アイディアがひらめいたりします。
ある講義のシラバスの件がふと思い出され、散歩コースを少し変更して、都市科学部の事務に寄りました。事務の方と少し話して、ある小さな懸念事項の対処策が決まり、満足して散歩に戻りました。
今朝は、読みかけで止まっていた、三島由紀夫の「豊饒の海」を再開しました。通勤中、ショパンの音楽を聴きながら、三島ワールドにどっぷりと浸かりました。
溜まっている原稿・報告書や、複数の講演のPPTなど、やるべき業務は溜まってはいます。23日、24日の週末は岩手県の雪山のトンネル(現在は冬期通行止め)を使っての技術開発の実験でした。現場での実験が大好きな人間なので、大変に興味深い、刺激的な実験でした。さすがに疲労が蓄積していたため、昨日は久しぶりに一日休ませてもらい、リラックスできたのか、気持ちもゆったりとし始めています。
卒論の審査会が28日にあり、指導学生の発表の指導も本日から始まります。年度末、です。
昨日、YNUささらサロン「防災」が終わりました。盛況で、私を含む6名の登壇者(2名は土木事務室IMP Officeの女性職員、3名は都市基盤学科の男子2年生)がそれぞれ話題提供し、会場の皆さんと議論しました。非常に良かった、という声が多く、今後の様々な展開につながるサロンとなったかと思います。
なぜ「ささら」?
丸山真男が「日本の思想」の中で述べた、根元が哲学でしっかりと束ねられ、上部がそれぞれの個性で花開くささらのように、これからの日本の大学はささら型であるべきだ、という考えに基づいて、長谷部学長が名付けたサロンです。
IMP Officeの有馬 優さんが、素敵な素敵な文章をまとめて、第二話題提供者として朗読してくれました。
ここに、優さんの文章を紹介します。
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「ささらの森」
IMP Office 有馬 優
「正しさ」とは何か。私がずっと向き合っている問題です。当然、正解などありません。しかし私たちは、大小さまざまな決断を積み重ねながら生きなければならない。だからこそ、その判断基準となる「正しさ」について向き合い続けること、そして向き合い続ける姿勢を身に着けることが、大学教育の重要な役割だと考えています。
多様性が叫ばれる時代。確かに異なる文化を受け入れることは重要なのですが、それを踏まえた上で、それでも何かを「正しい」と言えるだけの思考訓練を、私たちはできているでしょうか。「受け入れる」ことに慣れてしまった私たちは、共同体としての結束力が弱まり、議論のない無秩序な社会へ向かっているような気がしてなりません。
もちろん、「正しさ」を考えるには、他者を知ることが最初の一歩です。人の数だけある「正しさ」に触れ、それまでの自分の思う「正しさ」と照合し、そしてまた「正しさ」をアップデートする。その営みの合間には様々なレベルの意思決定を迫られ、その都度最新の「正しさ」を基軸に選び取る。そうやって個々に「正しさ」を精査することは、人類に通底する「正しさ」を精査することにも繋がります。
そして「正しさ」を考える際に、見過ごしてはならないのが過去に生きた方々、つまり死者です。「土木史と文明」の講義の中でも、数多くの偉人、そして汗を流して文明を築いてきた名も無きエンジニアが数多く紹介されました。トンネル、ダム、橋、鉄道などといったインフラだけでなく、それを築き上げるために集結された人々の知識や経験は、私たちの街の中に生きています。私たちの文明社会を支えているのは、死者たちが選びとってきた「正しさ」なのです。
昨日、学内で開催された特別講演会「大地が示す地域の履歴」に参加してきました。研究者が地域に関わりながら取り扱う研究資料を、地域資源・地域資料と位置づけることで、専門分野の枠を超えた相互の対話を試みる企画です。昨年度末に退官された小長井先生と、教育学部の多和田先生が登壇されました。
興味深かったのはデータの扱い方です。地盤工学がご専門の小長井先生は、情報処理は、不要な情報を捨てることだと仰っていました。理系の分野は、収集するデータが膨大であることがその理由でした。一方で、歴史学がご専門の多和田先生は、古文書をくくっている紐にも価値があると考え、手がかりとなるものはなるべく残すようにしているそうです。
お二人に共通するのは、集めたデータを「正しく」評価していこうとする姿勢でした。歴史学の専門家が、古文書や古地図を利用しながら、過去の災害記録を紐解くこともあります。しかしその情報が本当に正しいのかを見極めるには、その分野を専門とする理系の先生との連携が必要だと、多和田先生は仰っていました。世の中は「予測」で動く潮流がありますが、その「予測」の源泉は、過去のデータです。過去の人々が蓄えてきた知識や、過去に起こった事象を掘り起こすことが、未来の判断基準、すなわち未来の「正しさ」を形作ることに繋がります。
「人は忘れる」。小長井先生はそう繰り返し仰っていました。その後個人的に頂いたメールには、こう綴られていました。「忘れることは人間が自分の体や心を過度な負担から守るために根源的に備わった神様からの授かりものなのかな、と感じます。私たちは、流れに逆らう鮭のような仕事をしているのかな」。
「人は忘れる」。どんなに忘れまいと決心しても。過去と向き合うことは、目を背けたいような事実ごと抱きしめるということです。そしてそこからの学びを、未来へと繋げていくことです。
では、どうするか?歴史を学ぶことはもちろん大切です。しかしそれだけなら、わざわざ大学に来る必要はありません。大学で学ぶのは知識だけではなく、その知識の背景にある死者たちの人生、そしてそれを伝えようとする教員たちの人生です。教室を含めた大学全体が、人生と人生が対面する、知的な遊び場であってほしいと願っています。事務室だって、そこに人が集えば、学び舎です。
また、大学のグローバル化は、過去の日本を思い出すきっかけになると、最近感じるようになりました。理系、特に土木の分野の留学生は、開発途上国の出身者がその大部分を占めます。彼らの研究への真剣さは目を見張るものがあり、その背景には、自分の学びが、母国の発展に寄与するという使命感があるように受け取れます。その様子は、明治時代、国策として海外へ送り出された日本人学生と重なります。留学生たちの母国が更に発展した時、それでも手本となるような何かを、日本は持っているでしょうか。私にとって彼らの存在は、「正しさ」を問いかけてくる”過去からの留学生”に映るのです。
多様な「正しさ」の中に、どんな共通点があるか。それを模索するうちに、人は曲がりなりにも「まっとう」な生き方に一歩ずつ近づけるのだと私は信じています。「受け入れる」だけでなく、「歩み寄る」ことで、同じ人間として高め合える点が見つかるのだと。
だからこそ、この「ささらサロン」のように、所属や立場を超えた議論の場を持つことは大変重要です。土木で頻繁に開催されている懇親会やお茶会も、部局内の「ささらサロン」のような役割を果たしています。そういう場で生まれた小さなアイディアが、大きな改革にひと役買うこともあります。つい最近では、若手教職員の会を開催し、同年代の教員と職員がざっくばらんに語らう時間を設けました。こうした、小さな「ささら」が点在する大学、縦割りや横割りだけでなく、今日のようにプロジェクトベースで色々な人が行き交う大学。そんな環境を、先生方の力をお借りしながら、作っていきたいと考えています。
第1回「ささらサロン」で長谷部先生がご紹介されていた『日本の思想』という本にはこうあります。「日本の総合大学は、今後は蛸壺型ではなく、分野の枠を超えて連携すると共に根底に哲学を持った発展が必要であり、ささら型の大学へ変わる必要がある」。
この、”根底に哲学を持つ”ということが、個人の枠組みを超えた、共同体としての「正しさ」を共に考えていくということと言えるでしょう。それは部署や学部内での哲学から始まり、横浜国立大学としての哲学、日本の大学としての哲学という横の広がりがまず一つ。そして、過去の人々が築いてきた哲学、現代の私たちが考える哲学、次世代に託すべき哲学という時間軸の繋がりにも、私たちは向き合っていかなければなりません。
私は、先生方、他の職員の方、そして学生さんたちがどんな人で、どんな「正しさ」を持っているのかを知りたい。そして、チームYNUとしての哲学を、共に築いていきたいと思っています。受け継いだ命の限り、「正しさ」の苗木を植え続けましょう。私たちが死者となったとき、大学のあちこちに、ささらの森が生い茂る未来を目指して。
最近は、ヒルクライムや長距離走をそれなりにやってますので、それも踏まえて「峠を越える」という感覚について。
ヒルクライムが一番顕著ですが、まあ登りはひたすら辛い。山によっては延々の登りというパターンもありますが、登り下りを繰り返しながら峠を目指す場合もあります。長ーい登り坂が向こうに見えると、「あー」と一瞬暗い気持ちになりながらも、とにかく目の前の一漕ぎを頑張るしかなく、それを積み重ねるうちに坂を一つずつ克服していきます。峠に到達した後の下りの快感は格別です。
今年度の超繁忙期の只中にいますが、もしかすると峠を越えたかもしれません。もう一山くるかもしれませんが、せいぜいあと一つです。油断はしませんが、少し心に余裕が出始めています。3月も仕事量は少なくありませんが、国内外の出張が多く、2月のような追い詰められた様相とは異なります。
先週の12日に修論の最終審査会。18日には私が主査を務める博士課程の留学生の予備審査、19日には修論の中間審査会(なんと50名。留学生が多いため)。大学院の教務担当なので、修論関係は司会進行も私が務めるため、さらに気疲れします。
まあとにかく、昨日に中間審査会が終了し、大学院の入試・教務の重い業務が次々と終了して行っており、峠を越えつつある感覚の根拠です。
昨夜は、帰りに行きつけのスーパー温泉でゆっくり温まり、60分の揉みほぐしもしてもらいました。信じられないくらい肩、背中の辺りが固くなっており、やはり17日の日曜日の仙台での終日の高耐久床版の手引きの会議も含めた疲労蓄積なのだろうと思います。
揉みほぐしてもらい、お風呂でも温まり、夜はとてもぐっすり寝れたように思います。
今日の20日(水)も、朝からガリガリと集中して雑用・会議等をこなし、14時半過ぎに仕事を止め、オフィスを出て、現在、プールに向かっています。ちょっと空いた時間を上手く活用し、心身のリフレッシュ、体力増強も行い、総力戦で2月を乗り切ります。
明日の午後は、国交省の大型研究プロジェクト(研究代表者)の中間審査です。今年度にしっかり進めた研究を適切に評価してもらえるよう、いつもと変わらずベストを尽くします。
逃げ出すことはありませんが、さすがに堪忍してほしいという気持ちになる最繁忙期も終盤戦に入ってきました。
YNU土木は、とにかく留学生の数が多く、大学院(博士、修士)について言えば、日本人学生の1.5倍くらいの留学生が在籍しています。ほとんどが奨学金を給付されている学生なので、優秀な方々が多いのですが、教員側への負担も大きくなってきています。
私は今年度、大学院の教務、入試を担当する係なのですが、土木以外は教務と入試は別々の教員が担当します。土木は人員に余裕がないこともあり、一人が兼務します。留学生の激増により、この業務の負荷も相当に大きくなっています。もちろん、この業務だけをやればいいのであれば大した量ではありませんが、我々の通常の業務の他に、これらがのしかかってくるので回し切れなくなります。
しかも、種々の経緯により、YNU15年目選手である私は、大学院担当は実は今年度が初めてです。これまで、学部の入試、教務の担当は数知れずやってきましたが、負担が急激に増大した大学院担当を初めて経験しているため、仕事を回し切れない状況に何度か陥ってきましたが、ようやく終盤戦に入ってきました。
研究指導や講義は最重要業務なので当然に粛々と実施しますし、研究に携わっている学生たちも必死ですので、そのための時間はなるべく多く確保したいと常に思っています。大学のオフィスにいる時間は、相部屋ということもあって個室であった以前よりは学生もコンタクトしやすいためか、ほとんど自分で自由に使える時間はなく、これもまた火の車がさらに回りにくくなる理由になってしまいます。まさに、何事もプラスマイナスの両面、ありますね。
大型外部資金の中間審査や、報告書の作成も複数あり、まあ文句を言っても仕方ないので、魂を吸い取られないように「独立確保」を意識しつつ、火の車を回し続けるしかありません。大型外部資金を取らなければよい、という選択肢もあろうかと思いますが、大型外部資金のおかげで東北の高耐久床版の手引きも仕上がっていきます。毒を飲んで、実を取る。
さて、明日の2月17日は、日曜日ですが仙台で終日会議。東北地整の高耐久床版の手引きの議論の大詰めです。我々の研究室で行ってきた、高耐久床版のひび割れ抑制も、手引きへの実装の具体的イメージが固まり、大きな山場は越えつつあります。しっかりした内容になるよう、今日も作業しますが、明日の会議と懇親会@仙台も充実したものになるよう、1プレーヤーとしてベストを尽くしたいと思います。
2月28日が卒業研究の審査会で、その夜に研究室の打ち上げです。あと10日ちょっとですが、その間に膨大な量の仕事をさばいていくことになります。
とにかく健康第一。睡眠を削るという最終手段にはなるべく手を付けないように自己マネジメントし、今日の午後もジムでRun+水泳をして体力増強に努めたいと思います。
→ 事後報告
ジムで5.4kmのRun(30分)と、1kmのSwimで、快適な汗を流してリフレッシュしました。家族と相談して、夕食は鮭とキノコのシチューがメインディッシュのディナーを作りました。人間らしい時間がないと地獄の中で闘っていけません。大事にしたい時間ですね。。。
YNUささらサロン、のご案内です。
ちょうど、NHKのEテレの「100分de名著」でも2月にオルテガの「大衆の反逆」が取り上げられていますね。この困難な時代において、まっとうに生きることとはどういうことなのか、大学の役割とは何なのか、大学における教養教育の役割とは何なのか、を「防災」と絡めて議論したいと思っています。
ぜひ、ご参加くださいませ。
2月になりました。1月の後半以降、アップアップの状態が続き、何とか周囲に致命的な迷惑のかからないよう、日常やら様々な依頼事項を回していくので一杯でした。
1月31日(木)には無事に入試業務担当としての大学院入試(冬季募集)も終わり、2月1日(金)は新潟県での品質確保の講習会で75分の講演も楽しく終えました。500名を超える参加者があったとかで、新潟県でも山口県発の取組みがいよいよ始まろうとしており、期待感が高まっています。
新潟の懇親会では、私のブログを以前から読んでいただいているという方に声をかけていただき、大変励みになりました。1月8日の熱血ドボ研にゲストで来られた北見工業大学の川尻先生も、10年来の私のブログの読者らしく、「そういう方、結構いると思いますよ」と言っていただき、これも大いに励みになりました。個人的には、哲学書等に書いてあることは難しく、解説本を読むと分かったような気にはなりますが、現実のどろどろ、ぐちゃぐちゃの社会、人生の中で実践をしていくのはこういうことだ、という実践ブログなのかな、と思っております。少しでもどなたかの参考になったり、楽しく読んでいただければ、これ幸いでございます。
年末年始から1月の初週辺り、ややペースを見失い、自分でもモヤモヤとしていたものがありました。
ブログにも記した1月14日ごろからのタイトなスケジュールで、強制的にモヤモヤも吹き飛んだのですが、やはりこのひと月強の間での大きな転機になったのは、1月25日の鞆の浦、でした。
鞆小学校の4年生の総合的な学習の時間で防災を学習してきましたが、保護者参観日で4年生、教諭、ゲスト、細田、保護者のみんながプレーヤーとなる授業ができたのは、担当教諭の山口先生の力量だし、4年生たちの真摯な学習のおかげです。素晴らしい時間でした。夜の懇親会は、鞆で知り合った4人での熱い教育論、人生論、でした。
それにもまして印象的だったのが、羽田さんが運営する「さくらんぼ」での時間でした。発達障害の方や、重度の障害の方も利用される放課後等デイサービス事業所で、私の友人は今、ここで働いています。私も鞆小学校での授業の後、1時間半くらい、さくらんぼで時間を過ごしました。レンガでピザ窯を作るらしく、私も耐火セメントに水を入れて混ぜて、ピザ窯の底に塗るのを指導?しました。
さくらんぼの利用者の方々と触れ合い、コミュニケーションをし、私自身も自分の社会での役割や、生きる意味などについて考えさせられる機会になったように思います。もうすぐ高校を卒業して、さくらんぼも卒業し、4月から働き始める男の子とのコミュニケーションがとても印象的でした。
昨日、2月3日は、知人に誘われて、冬山のヒルクライム。私自身の中では一年の中で最も体力が低下している時期のようにも思い、不安でもあったのですが、何とか宮ケ瀬ダム経由で、ヤビツ峠に裏側から登り切り、太平洋側に下ってくることができました。大自然の中で活物同期もでき、自分の体力と対話し、再びスポーツに注力する意欲も取り戻すきっかけとなりました。
さあ、自分の中では最繁忙期(いつもぐちゃぐちゃになる)の2月がスタートです。卒業、修了の迫った学生たちの研究の最終盤でもありますので、一緒に頑張りたいと思います。