昨日の第8回の土木史の講義では、明治の近代化を推進した技術者たち、が題材でした。
この講義では、講義全体を貫く重要なキーワードを毎回一つか複数提示して、学生たちが深く考えるきっかけや、私との対話のツールに使います。
今回のキーワードの一つは、「大衆社会の処方箋」であり、その中身は、「活物同期」でした。処方箋の他の二つは「運命焦点化」「独立確保」ですが、これらについては今後に説明します。
(昨年の同時期にも、同じ「活物同期」のタイトルで、おんなじようなブログを書いていました。。。成長してませんね。)
もう一つ、「プラグマティスト」もキーワードとして今回提示しました。
近代社会に生まれた砂粒のような個人。その個人に宿る精神性が「大衆性」です。その特徴は、自己閉塞性と、どうしようもない傲慢性、です。完全に大衆化すると、人間としての精神が死ぬ、ということです。
非大衆化するための活物同期ですが、いくつも方法があります。その一つは、偉大な先人の生き様に触れ、共鳴し、感動し、自分の生き方を修正することです。
今回、深く勉強したのは、琵琶湖疎水で有名な田辺朔郎と、烏山頭ダムで有名な八田與一でした。
動画も使い、私の補足説明もしましたが、学生も活物同期してくれたかと思いますが、私もしっかりと同期させていただきました。
私も元気になったのか、いつもよりもさらにパワフルに講義したつもりですが、講義後に教務委員の会議があり、それが終わった16:30ごろにパタッとエネルギーが切れてしまい、思考停止に陥りました。
どんな仕事に着手しても手が動かない。思考も働かない。メールの返信も打てない。
その後、6限に、少人数ゼミ「人間学とリーダーシップについて考える」の最終回でしたが、ほとんど頭が働かず、学生たちの議論にも満足に参加できず。
もともと懇親会をする予定だったので、18:30にゼミを切り上げて、学内で懇親会を開始。20時前に横浜駅周辺に移動して、餃子や中華料理を食べながら二次会。エネルギーが補充されてようやく頭も働くようになり、それなりに盛り上がって解散しました。
今朝、体重が63.5kgと今期最軽量になっていたので、昨日はやはり相当なエネルギーを消費したのだろうと思います。
もうすぐ師走。さらに仕事の負荷がかかりそうですが、エネルギー補給もしっかりして乗り切ります。