私は、脱炭素という流れや「プロパガンダ」に対しては、自分自身の見解を公表し、「学者として」嘘は付きたくない、という考え方を貫こうと思っています。
同様に、ゴミ問題、環境問題などについても、嘘が嘘で塗り固められた社会構造があり、一個人は良心に従って行動しているつもりでも、社会全体ではちっとも環境によろしくないことをやっていたり、合成の誤謬、という状況が現実です。
以下の二つを聞くだけで、いかにひどい状況か、理解いただけるかと思います。さて、「真実」を知って、どう行動するか、です。臭いものにふたをするのか、真実を知ろうとするのか、さらには真実を知った上で行動をできるのか。すべて、個人の判断です。
1. 日本前向き報道局(3)「ゴミの錯覚が広がる」 令和5年7月20日(ヒバリクラブ、武田邦彦先生)
2. 日本前向き報道局(4)「必死でウソを隠す時代」 令和5年7月21日(ヒバリクラブ、武田邦彦先生)
四苦:生老病死。お釈迦様の説かれた人生の真理であり、何人たりとも逃れるわけにはいかないが故に真理なわけです。
私も順調に老いておりまして、ときどき病にも悩まされ、そして真理ゆえに、そこからも学ぶしかありません。
私自身が老いていく過程は、当然に私自身も初めて経験することなので、よく観察し、でき得ることをやっていくしかないわけです。
今のところ、私の弱点は身体に生じる痛み、です。肩痛とか関節痛、のような。
元々屈強に生まれてきたようで、内臓系の病は今のところ大丈夫そう。お酒も止めて1年3ヶ月が経過したし、食習慣も極めて健全(と思っている)ので、6月の健康診断もほぼすべてA。血圧が少し高いことは気にしても仕方ないので無視。
口腔ケアも20年近く、確立された方法でケアを続けており、その間、虫歯もほぼゼロ。若いころのケアが不適切だったため、そのころは虫歯など結構ありましたが、結婚前に、極めてレベルの高い歯医者にしっかりと治療してもらい、そこからの状況をずっと健全にキープしている、という状況。
さて、身体痛に戻ります。
今回は、左の股関節痛というものが生じました。今のところ、約2年に一度くらい、身体のどこかに不具合が生じ、少し時間がかかって回復する、というパターンです。
現在は、約2週間に一回、カイロプラクティク(内容の大半は整骨院)に通っており、歪んだ骨格のバランスを定期的にメインテナンスしていますが、それでもたまに大きな不具合が生じます。定期的なメインテナンスをしていなければ、とっくにギックリ腰とか、大事に至っているものと思います。
また、お酒も飲まないので、以前使っていたそれらの費用は、サウナ、リンパドレナージュ、マッサージなどの趣味に投資しています。お酒を飲むことよりもよっぽど気分転換になり、癒されます。。。
今回の股関節痛は、私自身は初めての経験であり、それなりに深刻な状況でした。寝ていても体勢によっては股関節周りに激痛。起床後に起きたり、ベッドから降りることも難儀。ただ、少しずつ股関節周りに筋肉をほぐせば、日中は歩くことには支障がない状況でした。
7/5~7に博多でJCI年次大会。股関節痛は6/30ごろから発生していたように思いますが、7/4に外環自動車道のシールドトンネルの現場見学の引率。この見学会でものすごい距離を歩き、この日の歩数が17000歩超え。見学会が18:15ごろに終了し、帰宅もやや遅くなり、その翌朝、2:30に起床して娘たちのお弁当を作って、始発の京急で羽田空港へ。そして博多へ。
この7/4~5の無理がたたって、疲労も蓄積され、左股関節痛がひどくなりました。
7/7に福岡空港から帰ってくる機内でもかなりつらい状況でした。飛行機に乗る前に空港でマッサージも受けたのですが。。。
7/8(土)も横浜国大土木の同窓会総会。欠席しようかと思いましたが、何とか歩ける状態に戻して参加。
7/9(日)にマッサージとリンパドレナージュにも行って、ここから一気に回復傾向に向かったように思います。
7/10(月)からの週は出張は無かったのですが激務で、股関節痛はどんどん回復しながら、ほぼすべてのエネルギーを使い切る形で毎日が過ぎていき、昨日、7/14(金)を乗り切りました。
7/15(土)の朝、9割方回復。今日の午後は川越の生コン工場で超環境負荷低減型の革新的建設材料の技術開発の研究チームの実験・ミーティング。明日、7/16(日)の早朝からベトナムのダナンへ出張。ダナンからシンガポールへ移動して、7/20(木)の早朝に羽田空港に戻ってきます。股関節痛が治り、元気な状態で海外出張に行くことができ、うれしいです。
さて、今回の股関節痛からの教訓は。
38歳のときの左肩痛、41歳のときの右膝痛からは極めて多くの教訓があり、生活習慣などに極めて大きな変化が生じました。が、48歳のときの左腕のしびれや、今回の50歳での左股関節痛からは、「体のケアをしっかり、休息も適切に無理しない」くらいの教訓しか、今のところ得ていませんが、
・やはり健康であることは大切。左股関節痛により、著しくパフォーマンスが落ちることを体感しました。
・2022年度から明らかに忙しさのギアが上がっており、忙しいのは仕方ないのですが、やはり無理が重なると身体に不具合が生じます。忙しさと健康とどうバランスを取っていくかは私の考えややり方次第ですが、とにかく健康にはでき得る配慮をするしかない。
・38歳の左肩痛をきっかけに始めた毎朝の体操はずっと続けています。最近の5年くらいは、柔軟体操も、体操の後の日課になっています。身体が硬いことが身体痛になりやすい理由と認識しているので、身体を柔らかくする体操なのかヨガのようなものなのか、この辺りを今後さらに充実させる必要があるようには感じる。
といったところです。
皆さん、健康にはお気をつけて!
横浜国立大学 豊穣な社会のための防災研究拠点(YNU防災研)の拠点長の細田です。
2023年9月18日(月)に、横浜国立大学で開催される防災KOKUDAI(内閣府主催の「ぼうさいこくたい」と同時開催)にて、以下のイベントを開催しますので、奮ってご参加ください!参加費無料です!(このページの情報はどんどんアップデートします)
経営講義棟1号棟(N3-5)にて、
106室 10:30~12:00:「豊穣な社会へ,災害を媒介に」
THINKING ABOUT SOCIAL WELL-BEING THROUGH DISASTER
(哲学ユニットによる企画)
概要:防災の重要性に異論はありません。ただ、私たちは防災という言葉を使った瞬間に、災害を敵とみなし、敵からの防衛に意識を集中させてしまう...。まるで敵がいなくなれば問題がなくなるかのように。しかし災害とはむしろ、私たち自身を映し出す鏡ではないでしょうか。私たちは鏡としての災害を媒介に、私たち自身の豊穣な社会をともに考える時間を作り出したいのです。
106室 12:30~14:00:風水害ユニットの研究内容と今後の展開
風災害関連として勝地 弘 教授
水災害関連として鈴木 崇之 教授から、
現在実施中の検討内容,および今後の展開について講演します.
108室 10:30~12:00:地震・地下防災ユニットによる企画
タイトル:地震時の建物の「壊れ方」と「壊し方」
壁にひび割れが生じて、「この建物は荷重に耐えられるのか」と心配になった経験はないでしょうか。大きな地震の時は、建物の崩壊を防ぐため、意図的に建物を揺らしたり、壊している場合があります。大学の専門家が、地震時の建物の壊れ方を解説し、震災後の建物の危険度を分かりやすく説明します。
横浜国立大学 豊穣な社会研究センターのセンター長の細田です。
2023年9月17日(日)に、横浜国立大学で開催される防災KOKUDAI(内閣府主催の「ぼうさいこくたい」と同時開催)にて、以下のイベントを開催しますので、奮ってご参加ください!参加費無料です!(このページの情報はどんどんアップデートします)
経営講義棟1号棟(N3-5)にて、
9/17 DAY 1 @経営108 (主催:豊穣な社会研究センター)
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Session 1(12:15-14:00):「デジタルツイン×防災」が紡ぎだす社会の未来予想図
主催:豊穣な社会研究センター 「もしも×可視化」研究所
概要:「都市(面)、構造物(点)、ライフライン(線)」という異なる視点から,自然災害に対する防災対策・被災リスク評価の現状と課題を解説する。その上で,今後ますますの発展が期待される各種データのデジタルツインによって紡ぎだされる高度な防災化社会を想像し、今後に期待することを討論する。
講演(15分×3名)(予定)
大石哲 神戸大学教授,前川宏一 横浜国立大学客員教授,朱牟田善治 神奈川大学教授
パネルディスカッション
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Session 2(14:30-16:00):
「ここは天国にも地獄にもなりうる」:厄災のなかのパラダイスに向けて
STRUGGLE FOR PARADISE/ LIFE IN DISASTER: “This could be heaven or this could be hell”
概要:災害が起きたときの私たちの命運は、死生観を含む私たちの生きかた、そして社会が豊穣な社会からどれだけかけ離れているか、豊穣な社会をどれだけ作ることができているかによって大きく変わるだろう。私たちの目指すべき豊穣な社会に向けて議論する。
<朗読劇>付き。
朗読劇担当:有馬 優、榑沼 範久(劇編集も)、細田 暁、佐藤 峰
司会進行:榑沼 範久
パネラー(予定):松永 昭吾(客員教授)、細田 暁(センター長)、他
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Session 3(16:30-18:00): 豊穣な社会へ,「日本沈没」を超えて
THINKING ABOUT/BEYOND “SINKING JAPAN”
概要:長らく低迷・衰退が続く日本社会に、遠からず襲ってくるであろう国難をもたらす巨大自然災害を乗り越えて、私たちが目指すべき豊穣な社会の方向性を議論する。
<朗読劇>付き。
朗読劇担当:有馬 優、榑沼 範久(劇編集も)、細田 暁、佐藤 峰
司会進行:細田 暁(センター長)
パネラー(予定):松永 昭吾(客員教授)、真鍋 誠司、榑沼 範久、河野 克典 他
6月27日、28日と明石高専を舞台に、土木学会のコンクリート委員会の「教育研究小委員会」の合宿委員会が開催されました。8名の参加委員によるクリエイティブな対話が重ねられた、大変刺激的な二日間でした。
私も様々な組織や場に身を置いてきましたし、それなりの議論は実践してきましたが、大変にクリエイティブで、得意技の異なる委員がそれぞれの独自の視点を織り交ぜながら、質の高いアウトプットを目指した対話であり、大変に心地よい時間でした。と同時に、スポーツをした後のような充実感と疲労感もありました。
このような対話を実践するためには、当然に良いメンバーが集まらねばなりません。
また、いきなり対話ができるわけでもなく、お互いの信頼感も必要でしょうし、ヴィジョンもそれなりに共有していないとできません。
この委員会では、HPにもあるように、昨年度に6回の公開座談会を開催し、誰に見られても恥ずかしくない議論をしてきましたし、そもそも何を目指して議論しているのかも発信してきました。
この国は順風満帆な状況では全くなく、どのような意味で危機的なのか、その辺りの危機感を共有できないと、ヴィジョンを共有できません。
教育だけでこの危機的状況が改善されるとは思いませんが、そもそも日本をどういう国にしたいのか、現状はどのような理由で理想的な状況からかけ離れてしまっているのか、という意識・知識を共有し、その上で土木分野における教育のあり方、哲学、実践方法などを議論しているわけです。
対話の具体的な内容になると、一見、対立しているような二つの考え方がある場合がほとんどです。例えば、大学教育においては「基礎をしっかりと教える方がよい。その方が後々の応用力が培われる」という考え方と、「実社会で求められているスキル(ICTとか)をしっかりと教える方がよい」という考え方が、対立構図として捉えられる場合があります。どっちかが良い、どっちかが悪い、という議論をしても、何の改善にもなりません。対話により、どちらにもメリット、デメリットはあるでしょうし、どちらも取り込んだアウフヘーベンも可能かもしれません。
クリエイティブな対話からは、多くの学びが得られますし、今後の実践に向けてのヒントも得られますし、自分自身や自分の手法を肯定することもできますし、改善のヒントも得られるでしょう。とにかく、対話。ディベートのような白黒付けたがるようなものからは私はほとんど何も得る気がしませんし、やりたいとも思わない。
豊穣な社会のための教育です。
同様なクリエイティブな対話が、豊穣な社会研究センターでも活発に繰り広げられることを期待しています。そのためには、豊穣な社会とは何か、現在の社会がどのように豊穣さからかけ離れているのか、その主な原因は何か、その辺りの考え方を緩く共有できるかどうか、が大事なのだろうと思っています。
+++ お知らせ +++
◯令和5年度土木学会全国大会研究討論会◯