「般若心経」の解説本を新幹線の品川駅で買いました。面白そう。
論語、老子などに興味を持って勉強しているのはブログでも書いている通り。
福沢諭吉の「学問のすすめ」もまともに読んだことなかったですが、朝風呂で声を出して読んでいると(斎藤孝さんのすすめ)、現代でも全く色あせない、むしろ現代人こそ読むべき先進的な考えに感銘を受けます。
Powersの論文も非常に勉強になる。
などなど、他にもありますが、我々が勉強すべきは「古典」なのではないでしょうか。時代の変遷とともに消え去る程度のものではなく、時代の洗礼も受けてたくましく生き残っている「古典」にこそ、時空を超えての真理が書かれているからです。
藤原正彦さんの「日本人の誇り」も読んでます。日本の現代史を振り返る内容なので、GHQの洗脳から目覚めている人にとっては少しくどいところもありますが、多くの日本人は藤原さんのような歴史観を、日本人として誇りを取り戻すために読むべきかと思います。藤原さんの本に、真、善、美は一体である、との記述がありました。非常に高名な数学者ヘルマン・ワイルの言葉だそうです。
真と美は、特に数学者などにとってはピンと来るそうです。WCOMDのモデルなども、「美しくないから」という岡村先生の一言で前川先生のモデルがゴミ箱に行ったことが何度もあった、という逸話も聞きます。
我が国のかつての道徳教育では、善いこととは何かを教えるときに、「汚いことをするな」というような教え方をしてきたかと思います。よって、善と美も同じだそうです。その高名な数学者ヘルマン・ワイルは、「真、善、美は、同じ一つのものの三つの側面にすぎない」と強調していたそうです。
そのようなこの世の真理は、にせものを見ていても、にせものに踊らされていては身に付きません。古典を学び、その上で自身の日常で真、善、美を追求していく過程で何となく体感できるようになるのかな、と思っています。