CDG(シャルル・ド・ゴール空港)に早めに着いて、日本行きのフライトに乗るのをくつろいで待っています。
フランスに渡航してからの単身での日本出張は今回が4回目になります。
最初の出張は2013年の10月末でしたが、これはまだ家族の生活が全く落ち着いておらず、ホテル暮らしの日々でしたが、私の母にアシストに来てもらい、10日強の日本出張をさせてもらいました。
2回目は1月下旬から2週間の日本出張で、学生の研究も最終版を迎えていたこともあり、また大雪騒動などもあり、非常に密度の濃い出張でした。
この2回目の出張にパリから出発するときにとても不思議な、初めて味わった空港での感覚を今でもはっきりと覚えています。パリにホームグラウンドがあり、しかし日本という私の故郷への出張で、しかも私の自宅はない。とても不思議な感覚でした。
3回目は3月末から1週間強で、これも寸分の隙も無いタイトなスケジュールとなりましたが、免許証の更新も無事にでき、最終日に研究室の歓迎会にも無事に参加でき、パリに戻って留学の後半戦をスタートしました。
今回の4回目は、不思議な感覚はもはやなく、10日間の日本出張と、その後に続くノルウェーでの国際会議を無事に乗り切れるか、ふつふつと闘志が湧いて来ている状況です。出国前にできる準備はほぼ完ぺきにしたつもりですが、帰国直後からも新幹線の切符の手配やら、事務手続きの対応も含めて、一つ一つを着実にこなしていくしかありません。6/4の釜石でのレクチャーの準備もあと一息ですが、機内での仕上げになるかと思います。月末が締切りのコンクリート工学誌の原稿「品質確保と人」(仮題)も機内で気分が乗れば加筆したいと思います。
実は、あと一回、5回目の日本出張を8月上旬に予定しています。指導学生の博士論文の最終審査がありますので、それを絡めて最後の日本出張にする予定です。
その日本出張の前に、パリからのナイジェリア出張が入ることになりました。ナイジェリア人の指導学生の修士論文の内容に関連して、ナイジェリアの下水道インフラの状況を視察、調査することになります。
8月末には、トルコに遠征して、第三ボスポラス海峡橋、イズミット橋の建設現場の見学をする予定で、大きな出張としてはこれで打ち止めになりそうです。私のまさにやりたいようにやらせていただけているのは周囲の多くの方々のサポートによるものであり、心より感謝いたします。
いよいよ、貴重な留学生活も残り3分の1に差し掛かり、しっかりと終わりを見据えながら、悔いの残らないように過ごしたいと思います。
まずは、日本行きの機内を充実させ、到着直後に始まる指導学生(留学生)の指導をしっかりと行うことからです。