細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

がんばります・・・

2010-04-29 06:31:01 | 職場のこと
ゴールデンウィークになりました。

5年くらい前は暇だったように覚えており,2005年のGWの日記を見てみたら,やっぱりそうでした。

今年はひどい状況で,明日締切りと言われているものが山ほどあり,昨日に締切りを迎えたものが複数あります。とっくの昔に締切りを迎えたものも少しあります。

そんなに何でもかんでもできるわけがないのですが,できると思って片付けていくしかないですね。

今日も緑の日ですが,早朝から仕事。日中午後は家族のイベントがあり,そちらを優先。明日は早朝から深夜まで集中して仕事,と思います。GW後半に家族で遊ぶために・・・

まあ,まだ遊ぶ暇があるだけマシなのだと思いますが,家族とすごす時間があるとか,大学の教員が論文書いたり勉強したりする時間がある,ってあるべき当たり前の姿だと思いますが・・・・

こんなに仕事を増やしまくって,日本はどうなるのでしょうか。

ゆうぜんと?

2010-04-25 15:26:00 | 人生論
23日(金)に山口県で一日調査をした後,そのまま主要な関係者たちで意見交換会。ものすごい盛り上がりで,2次会,3次回へと。

「どうしてそんなに元気なんですか?」と山口県の皆様からご質問を何度もいただきました。いつもこんな感じではありますが,真にやりたいことをやっているからでしょうし,特に山口県の構造物と335委員会の連携は,私の本当にやりたいことの一つです。

24日(土)は朝一番の飛行機で羽田へ。そのままかなり慌しい状態で大岡山の東工大へ。構造工学シンポジウムでの雑用。雑用のみ終えて帰宅。相当に疲弊していたのでたっぷり昼寝。夜は家族のためにハンバーグを作りました。山口県への出張中に,プチトマトの種から発芽しておりました。娘と楽しみに育ててます。

25日(日)は再び構造工学シンポジウムへ。座長などの仕事。本来は,夕方にも編集委員会の会議があり,出席しなくてはならないのですが,欠席。家族の大事な予定が入っているからでした。

今日日曜日は,夕方からみなとみらいにて,ユンディ・リーのピアノコンサートに奥さんと二人ででかけます。久しぶりの二人きりのデートです。ショパンのプログラムで,私はユンディ・リーのことを深く知りませんが,すごく人気のあるピアニストだそうで,楽しみにしています。

明日締切りの仕事や,無数の仕事を抱えておりますが,もうじたばたしても仕方ありません。一生懸命片付けても,どうせ山のように降りかかってきます。

雑用に支配されるのでなく,自身のやりたいことを優先的に実施し,雑用の方は力技で何とかするか,無視する。

今日も電車の中では,国盗り物語の三巻を読んでました。斎藤道三は老いてきましたが,若い信長と,猿まで出てきました。あまりに面白く,本を開くのが本当に楽しみです。

周囲の有能な方々を見ても,皆忙殺されてますので,私一人の問題ではありません。私一人が処理しきれていないのであれば,ご迷惑がかかるので何とかしないとまずいですが,社会の構造的な問題なので,むしろ悠然と構えて将来のために備えるべきと思います。

奥さんとピアノコンサートを堪能してきます。遅ればせながらの私への誕生プレゼント,らしいです。

大きな動き

2010-04-25 15:10:14 | 研究のこと
23日(金)は山口県の構造物を調査してきました。

土木学会の335委員会(表層品質)の幹事団が乗り込んで,もう有名になってきていると思いますが,山口県のひび割れ抑制対策の前後でどのように表層品質が変わっているかについて,簡易的な調査を行いました。

この結果に基づいて,7月の下旬に本調査を行う予定です。

23日の調査結果は,私が予想していた以上のものであり,マクロなひび割れを抑制する方向性と,表層品質の向上が同じベクトルを持っている,という本当にうれしい結果でした。

山口県の構造物は,設計,施工のデータが詳細に記録されているので,これを真に有効活用すれば,かなり世の中のためになる知見が次々と出てくると思っています。

山口県の取組みをきっかけに,日本の構造物がよくなるための知見,システムが発信されていくと思います。私も自分のできる,私のやるべき役割を明確に認識し,全力でこのプロジェクトにかかわりたいと思います。

まずは一つ,今年度のビッグプロジェクトが順調に動き始めてほっとしています。

ごく日常の,情熱と興奮

2010-04-20 05:45:48 | 人生論
昨日は,ごく普通の月曜日でした。

スケジュール上は,9:15-10:15が4年生の英語ゼミ。11:00-12:30が教室会議。14:30-16:30が環境情報研究院・学府の教授会。それだけ。

ですが,非常に充実感を覚える一日でした。以下,具体的に。

6時起床。朝はフルーツの朝食を準備。次女に食べさせました。今朝は次女の送りの担当だったので,昨夜荷物の準備は終えてあったので,自身の身支度をして,7:30に出発。

保育園に行くまでは,まだおしゃべりできないので,私が少し考えごと。送りとどけて,大学へ。少しだけ時間があったので,横浜駅のスタバでコーヒー豆を挽いてもらう。バスの中では「国盗り物語②」で斎藤道三の国盗りに興奮。9時過ぎに大学着。

4年生の英語ゼミの資料が見当たらず,林さんがPDFファイルにしてくれていたものを急いで印刷。英語ゼミは,ランドマークシリーズのASRに関するもの。1952年に書かれた論文です。なかなか面白く,私は予習せずに臨んでます。その時間集中して読み,私のできうるアドバイス(ASRに関すること,研究の方法論,英語の上達法など)をするように心がけています。他のみんなが予習しているのだから,細かい単語の意味などを私が予習する必要もないです。

英語ゼミ後,11:00の教室会議まで,コーヒーを飲んでリラックス。メールでお仕事。日記の執筆。

教室会議では,いろいろと宿題発生。変革の時期はどこも大変です。
また,今年度の教室見学会もいろいろと動き出し,マネジメント頑張ります。

12:10ごろ,教室会議が早めに終わったので,図書館へ1冊本を返却した後,学外実習の電子データを引き継ぎ。今年は私が学外実習の担当です。

部屋の掃除。ゴミを捨て,掃除機をかけました。また,投函すべき郵便物を作成し,山口県のバス会社へ送るFAXの準備をし,郵便投函・FAX送信を済ませた後にゴミ捨てをし,効率化。その後,13:00~学食で食事。

13:30~,メールで仕事。13:45~ソンさんと打ち合わせ(最終審査について,ACTの最終原稿について)。学生へ回覧物などを複数渡す。

14:30~,教授会。もちろん議論の内容は聞いてますが,手は作業。翌日の「材料と複合」の小テストの添削。16:30に教授会が終わりましたが,小テストの添削は少し残りました。

16:45~,オフィスで作業。小テストの添削終了。学生からの質問の取りまとめ。講義資料の準備,コピーなどが18:30に終了。ついでに,構造勉強会の資料⑤を運営幹事の大野君に渡す。T.C.Powersの凍結を受けるコンクリートの体積変化,についての論文にした。

19:00,帰宅のバスに乗る。照明の暗い席に座ったので読書できず。疲れて頭も少し痛かったので休息に努める。JRでは一転,国盗り物語に興奮。

スーパーで果物購入。玄米おにぎりと赤ワインも購入。
リュック,PC,買い物したものをすべて持つとかなり重い。15分徒歩で自宅へ。途中,歩道橋の階段の上り下りもあったりして,かなりの運動になります。運動,と割り切ると重い荷物もバーベル代わりでしょうか。とにかく時間の無い中,日常生活をどこまで活用できるか,が勝負です。

20:00過ぎ,自宅へ。娘達を引き継ぎ,少し食べ足りなかった長女と昨夜作ったお好み焼きを一緒に食べる。少し赤ワインを飲む。

二人の娘とお風呂に。次女にミルクを飲ませ,長女の髪を乾かす。

次女はそのまま寝付く。長女が私に絵本を読んでくれるというので聞いてみたが,ごく短期間(1~2週間)でものすごく上達しており,感激。素直にほめてやる。パパも1冊読んで,いうことなので,読んであげる。途中で眠くなってきたけど,娘の解説も入りながら1冊読み終わる。

22:00,体力の限界に至り,長女と即就寝。

というような感じです。
ごくごく普通の日常でも,情熱と興奮にすることは可能です。

歴史小説

2010-04-04 08:00:25 | 趣味のこと
2010年になってから,海音寺潮五郎の「天と地と」を読み,その後,吉川英治の「宮本武蔵」を読み終わり,今は司馬遼太郎の「国盗り物語」を読んでいます。

「国盗り物語」は高校生の頃(か,大学生になりたて)に読み,非常に面白く読んだ記憶があります。最近,井沢元彦さんの本を読んでいて,信長のぶちこわした旧習がいかにすごい旧弊であったか,特に当時の寺社の勢力,権力,武力がすさまじく,「楽市楽座」がいかに革新的なものであったか,が叙述されており,「国盗り物語」が引用されていました。それでもう一度読みたい,と前から思っていました。

また,海音寺潮五郎の「天と地と」の著者のあとがきに,日本の歴史には6つのスペクタクルがある,とあり,その一つが当然ながら信長,秀吉,家康の時代の天下統一の話です。もちろん,それなりには知っていますが,今の私の知見,素養を持ってもう一度勉強してみたいと思いました。やはり,今の私と高校生の私では随分と違うようで,「国盗り物語」からもいろんなことを学んでいます。

6つのスペクタクルについては,今年の読書のメインテーマにしようと思っています。幕末~明治維新もその一つ。信玄と謙信の両雄の闘いもその一つ。平家と源氏の争いもその一つだそうですが,あまりよく知らないので,吉川英治の「新平家物語」を読むことにしています。南北朝と楠木正成についても,ほぼ無知なので,楽しく勉強したいと思っています。

新年度のスタート

2010-04-02 06:30:28 | 職場のこと
昨日,久しぶりに大学に行きました。

5日間の休暇明けでしたが,朝が土木学会での委員会でスタートしたので,頭がぼけている暇もなく,スムーズに仕事に回帰しました。

午後から大学に行き,合成短繊維の共同研究の成果報告をしました。都合3年間に渡って共同研究を実施してきましたが,一段落と思っています。コンクリートのスラブ試験体でのプラスチック収縮ひび割れの実験が止めをさせずにいるので,5月ごろに終止符を打つ実験を行って終わりにしたいと思います。合成短繊維についても,研究するとすれば別の切り口で行うと思います。ようやく一つ,研究に区切りを付けられそうです。かなり泥臭い,しつこいタイプかと思いますが,今のところ,このようなやり方しかできませんので,しつこくやり,その過程で感覚やら,他のこととのアナロジーなども感得しながら,前に進んでいければと思います。繊維についても,これまでの研究成果を総括する論文を英語でまとめようと前から思っており,適切な時期に至ったと思います。書き始めましょう。

いろいろとたまっていた仕事にようやく手が付き始めました。今日は現場調査ですが,メインの現場での作業は学生たちに任せて,私は4/23の山口県の構造物の事前調査の段取りに着手しようと思います。

夕方は土木工学棟の前の素晴らしい桜で花見。
そのまま,ご無沙汰していた焼肉屋に学生4人を連れて飲みなおし。今年も新年度がスタートしましたが,一緒に研究室を支えてくれる日本人修士の学生たちと静かに?語らいあいました。

昨年の日記を見ると,2009年度のスタート前は,「3年ぶりくらいの小転機」と自分で決意していたようです。振返ると,たしかにそうだったようにも思えるし,ステップアップしていく通常の1年であったようにも思います。

2010年度をスタートしましたが,それほど大きく意気込んではいません。自然体で臨もうと思っていますが,種々のビッグプロジェクトが待ち構えているし,土木学会の会長特別委員会にも参画するチャンスをいただけそうです。自然に全力疾走になると思いますので,スタートは自然体でリラックスしていきたいと思います。

全く勉強が足りていないので,日々,勉強する時間を確保し,できればそれを早朝にセットしたいと思います。