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■ 寄居 「かやの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<寄居 「かやの湯」> (埼玉県寄居町大字秋山480、時間要問合せ、500円、0493-82-1260)
紹介ページ(民宿ナビ)

東秩父登谷山のふもとにある鉱泉民宿。
まえから「かやの湯」というバス停があり気になっていましたが、温泉三昧さんのレポがあったので追っかけで行ってみました。
場所は東秩父から寄居に抜ける県道294坂本寄居線から山手に少し登ったところ。(→ ここ


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 脱衣所

たたずまいは民家そのものですが、この日は大宴会開催中でにぎやかでした。
感じのいい女将さんは、浴場まで案内してくださいました。
浴場は内湯と別棟の岩風呂の2ケ所、それぞれ男女別です。
内湯は準備中看板が出てましたが、ちょうどお湯が貯まったところで入浴OKに・・・。
土曜14時ですべての浴場が独占。


【写真 上(左)】 渋い岩風呂のたたずまい
【写真 下(右)】 ケロリン桶


【写真 上(左)】 岩風呂-1
【写真 下(右)】 岩風呂-1の湯口

木枠の広い窓がある渋いつくりの岩風呂(岩造3-4人、ジェット2本付)は、岩づたいの投入(×2)で、少量のオーバーフローと側面排湯があります。
適温で無色透明無味無臭のお湯には、とくに浴感は感じられませんでした。
カラン2、シャンプーあり、シャワー・ドライヤーなし。


【写真 上(左)】 岩風呂-2
【写真 下(右)】 岩風呂-2の湯口

内湯(総檜造2-3人)は、竹樋の湯口からの投入で上面のスリットから排湯。
この浴槽はとても入りごこちのいいものです。
べつにクリーム色の析出の出たお湯カランがあり、これはおそらく加温源泉かと思います。
カラン3、シャンプーあり、シャワー・ドライヤーなし。


【写真 上(左)】 内湯-1
【写真 下(右)】 内湯-2

微黄色にわずかに濁ったお湯には薄茶色の細かな浮遊物がただよいます。
お湯カランは無味でかすかに焦げ系の湯の香。岩風呂よりあたたまる感じです。


【写真 上(左)】 内湯-1の湯色と湯口
【写真 下(右)】 分析書

都心から近いのに秘湯の趣のある面白いお宿かと思います。のんびりとした雰囲気も○。
泉質云々よりも、この鄙びた雰囲気を楽しむお湯のように感じました。


【写真 上(左)】 源泉?
【写真 下(右)】 ボイラー?

水1種、蒸発残留物=164.0mg/kg、pH=7.82、K^+=2800、Na^+=9.000、Ca^2+=27.50、Mg^2+=4.908、Fe^2+=0.600、Cl^-=5.293、SO_4^2-=44.44、HCO_3^-=111.6、メタけい酸=25.40 <S47.3.14分析>

天正年間から湧出する歴史ある鉱泉とのことで、しっかり分析書もありました。
でも分析値がなんか変。
あやしげなK^+=2800を桁替えして蒸発残留物を概算すると、0.28で167.1、2.8で169.6となるのでどちらかの誤記だと思います。

〔 2009年7月14日レポ (2002年10月27日レポに加筆・画像追加) 〕
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