関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 秋向きの洋楽30曲!
あまりにも長すぎる夏。
秋の到来を願ってアゲてみます。
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2023-09-26 UP
北よりの風が入ってようやく秋の夜。
ということで、アゲてみました。
■ Hearts - Marty Balin
〔 From 『Balin』(1981)〕
Jefferson Airplane / Jefferson Starshipでリードをとった名シンガー。
これは1stソロ・アルバム『Balin』からのシングルヒット曲で、邦題は「ハート悲しく」。
本来はMOR系の人だが、Bill ChamplinのBacking Vocalsとフェンダー・ローズが絶妙に効いて、1981年らしいこ洒落たAORに仕上がっている。
↓ よろしければど~ぞ
■ AORの名バラード15曲 ~ 秋の夜長にど~ぞ ~
■ 秋向きのBCM(Black Contemporary Music)
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2022/09/07 UP
今年もけっこうアクセスをいただくようになったので・・・。
アゲてみました。
■ David Foster and Olivia Newton-John - The Best Of Me (Official Music Video)
↑ Olivia Newton-Johnへの追悼の意をこめて・・・
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2021/11/22 UP
昨日(11/21)再放送の「ザ・カセットテープミュージック」の ”輝く! 日本カセットテープ大賞” 、面白かった。
大賞は、マキタスポーツ氏いちおしの佐野元春「SOMEDAY」。
■ SOMEDAY - 佐野元春
この曲についてのマキタ氏のコメントがあまりに圧巻だったので、テープ起こし的に紹介させてもらいます。
(マキタスポーツ氏のコメント)-----------------------------
POPSっていうのは、もう、すべからく、もう、パクリの歴史なんだよ。
だって、みんなが大好きなものとかの共有財産をどのようかにしてカスタマイズして、その時代の大衆に当てていくってっていうことの作業をずっとやっているのが商業音楽としてのPOPSであって・・・。
まぁ、(19)85年以降だと思いますけど、だんだんヒップホップとか、ああいうアートフォームが出てくるじゃないですか。
そしたら結局、あの人達っていうのは、元ネタをどのようにかにして批評して編集していくっていうこととかが、当たりまえになっていく。
だから、サンプリングとかが当たりまえになって以降のアーティスト、あるいはフリッ●ーズ・●ターとか、まぁ、小●田●吾さんとか、あの辺の人達になると、確信犯的に「元ネタはこれですよ」ってこととかも言っていく、ことになるんですね。
要するに、「こういうマジックですけど、これ東急ハンズで1,000円ね」って言ってくマ●ー審司的な手の内を明かすっていうことが、1個あったんですよ。
で、それ以前の(きわの?)アーティストだったんですよ、彼(佐野元春)は。
だから充分編集マンとしていろんな要素とかをとり入れながら、自分のサウンドっていうのをつくってたし、アーティスト像とかもコントロールしてつくってた。
つくってたんですけど、やっぱ基本的に言わないんですよ。
だからのちのち、元ネタとかが当たりまえに検索できる時代になったときに、「佐野元春の元ネタは、(ブルース・スプリングスティーンの)『ハングリー・ハート』だ!」とか、鬼の首とったように言うけど(笑)、いゃ、佐野元春さん以前からもいろんなアーティストとかも、そんなこと当たりまえに・・・。
「筒美京平さん見てみろ」ってな、話じゃないですか・・・。
これは、ネガティブな要素も含むかもしらないけど、パクリであることをふまえた上で、これだけちゃんとしたものとかを、普遍性のあるものをつくり上げた、この曲がやっぱ素晴らしいんじゃないかと。
(コメントおわり)-----------------------------
筆者が思っていることを語り尽くしてくれている(笑)
あっ、それと、これ東京五輪のはるか前、おそらく2017年頃のオン・エアーですから念のため。
■ ハートビート - 佐野元春(小さなカサノバとナイチンゲールのバラッド) / LIVE1983
パクリにせよなんにせよ、ここまでのオリジナリティや普遍性に昇華できる才能。
これが「アーティスト」なんだと思う。
それにしても「ザ・カセットテープミュージック」、やっぱりすばらしい番組だった。
個人的には第1回目からすべて再放送してほしい。そして復活も。
↓ 関連記事
■ 「ザ・カセットテープミュージック」
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2021/11/21 UP
Silk Sonicが11/12にデビューアルバム『An Evening with Silk Sonic』を発表。(→こちら)
まだ、出してなかったんだ。
この余裕のスローペース振りがまたよし。
【和訳】Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic「Smokin Out The Window」【公式】
曲調的には、ブラックミュージックがBCM(ブラコン)として洗練し切るすこし前の、ソウルといわれていた時代(1970年代後半)のイメージかな。とくにフィリー・ソウル系。
荒削りな勢いや遊びごころを感じて、これがまたいいやね。
これまでは、やれ”レア・グルーヴ”だ、”ヴェイパーウェイヴ”だ、なんじゃかじゃいっても、所詮は借りもので一瞬でオリジナルと聴き分けられる自信があった。(音の質感がちがう)
それに、そんなにグルーヴ系好きなら、パクってばっかいないで自分でつくってみなよ、と・・・(笑)
(もはやこの時代にそんなこと、できるわけないと思ってた)
でもSilk Sonicは、この時代に自分たちで見事につくってしまったワケです。
ここまで質感出されると、70'sソウルと聴き分けられる自信なし(笑)
Bruno Marsの歌いまわし、声質は違うけど、個人的にはOne Wayの Al Hudsonに近いものさえ感じる。
■ You´re So Very Special - One Way(1982)
↑ 1970年代の垢抜けしない雰囲気を残している。
■ Angel - Change(1983)
↑ 1983年当時の洗練され切ったBCMの代表曲(だと思う)。
さて、この質感をふたたび世に出せるユニットがこれから出てくるか・・・。
それにしても、2021年の秋にこんな面白いアルバムを届けてくれるとは・・・。
洋楽もまだ捨てたもんじゃないかもしれぬ。
最近のシティ・ポップや80年代ポップスの人気もそうだけど、人間の音楽的な感性(一定のフォーマットで心地よく感じる展開)なんて、50年やそこらじゃそうは変わらないのかも・・・。
だって、往年のバロックや交響曲越えるクラシック曲って、これだけ時代が進み研究が進んでもつくり出されていないわけでしょ。
みんな喜んで数百年前につくられた定番曲聴いてる。
それと同じことかも・・・。
となると、ここ数十年間はテクノロジーやマーケティングに振り回されて、誰もが(つくり手も聴き手も)ただただムリしてただけ、なんて・・・。
(むろんテクノロジーや32ビート活かした名曲もあるが・・・)
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2021/08/29 UP
今年もアクセスをいただくようになりましたので、上げてみます。
メジャーではないですが、個人的には ↓ がイチオシです。聴いてみてね。
20.Marc Jordan - Best Part Of My Life
最近?のヒット曲、1曲だけ追加します。
↓
■ Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Leave The Door Open
「70年代を彷彿とさせるヴィンテージ・ソウルを踏襲」か、やっぱり・・・。
それでもこういう曲が全米1位とって、ロングヒットになってるってことは、こういう楽曲にもまだそれなりのニーズはあるということか・・・。
2021年のビルボードチャートで'70年代マナーのSOUL聴けるとは、感慨無量すぎる。
いまのカオス極まるUSチャートのなかで、はっきりいって「掃き溜めに鶴」状態(笑)
Bruno Marsの声質がセクシーすぎる。
ギャラリーのおねえたまたちも格好よすぎだし。
やっぱり本場が30年振りに本気出すと(笑)、こういうことになるのか・・・。
フォロワーの出現に期待したいです。
● 春向きの洋楽
● 夏向きの洋楽
● 秋向きの洋楽
● 冬向きの洋楽
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2020/09/26 UP
引きつづきたくさんのアクセスをいただいていますので、調子に乗って(笑)、10曲追加して30曲にしました。
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2020/09/15 UP
古い記事なのに多くのアクセスありがとうございます。
16曲はハンパなので、4曲追加して20曲にしました。
情報追加&コメント補強もおこないました。
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2018/10/24 UP
さらに追加して16曲です。
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(2011/9 UP)
このページ、古いのに(2009/09)やけにアクセス多いと思ったら「秋 洋楽」でぐぐると上位にいるですな(^^)
最新Vers.に入れ替えて再UPしときます。
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いよいよ秋本番ですね。
ということで、秋っぽい洋楽を以前ご紹介したアーティストを中心にリストしてみました。
気にいったら買ってあげてね。
※ You-Tubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。
01.Patti Labelle and Michael McDonald - On My Own
〔 From 『Winner In You』(1986)〕
■ 1986年の名曲。Patti LaBelleは本質はAORの人じゃないが、Michael McDonaldがウムをいわせずAORワールドに引きずりこんでる(笑)
Neil Stubenhaus(Bass)、Carlos Vega(Drums)がつくり出す安定のグルーヴ感も聴きどころ。
02.Sneaker - More Than Just The Two Of Us
〔 From 『Sneaker』(1981)〕
■ 知名度の低いグループだが、これは人気の高い名曲。
エアーサプライっぽいけど、音楽的にははるかに高度。曲調はもろにウエスト・コースト。
レーベルは非メジャーのHandshake、しかもニューフェイスの1StALBUM。こういう作品もこの頃の日本のレコード会社はしっかりフォローしていた。
03.Elton John - Nikita
〔 From 『Ice On Fire』(1985)〕
■ 英国では国民的な英雄。1997年9月に発表した故ダイアナ元皇太子妃への追悼歌「Candle In The Wind」でつとに有名。
天才的なメロディーメイカーぶりがこの曲でもいかんなく発揮されている。
04.Natalie Cole - Split Decision
〔 From 『Everlasting』(1987)〕
■ ナット・キング・コールを父にもつアーティスト。
麻薬中毒から立ち直って心機一転リリースした名盤『Everlasting』(1987)からの佳曲。綺麗な声質がBurt Bacharach &Carole Bayer Sager作のメロディアスなこの曲によくマッチしている。
Neil Stubenhaus(Bass)、Carlos Vega(Drums)、Paulinho Da Costa(Per)の名手揃いのリズムセクションにDann Huff(Guitar)、Randy Kerber(Key)と加わると、こういうサウンドが出来あがる。
05.OMD - Joan Of Arc
〔 From 『Architecture & Morality』(1981)〕
■ オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)という長~い名前の英国のバンド。
直訳すると「暗闇で演奏するオーケストラ団」で、ますます訳わからず(^^)。ヒット曲「エノラ・ゲイの悲劇」で知られる。
この曲が収録された1981年発表の3rdALBUM『Architecture&Morality』は、メロディのかたまりのような類いまれな名盤。
06.Maggie Reilly - These Dreams (Heart cover)
〔 From 『Save It For A Rainy Day』(2002)〕
■ スコットランド・グラスゴー出身のハイトーン・シンガーで、Mike Oldfieldとのコラボ(Moonlight Shadow、Five Miles Outなど)でよく知られている。
1980年代中盤頃からプログレからPOPへとジャンルを移行。
これは1986年のHeartのヒット曲のカバーで、メロディアスな曲調が透明感あふれるハイトーンによく合っている。
07.Bryan Duncan - Lonely Tonight
〔 From 『Slow Revival』(1994)〕
■ 米国Contemporary Christian Music(CCM)シーンのアーティストで、ハスキーでハイトーンなヴォーカルが魅力。
CCMはメインストリームでAORがディールを失った1980年代中盤以降も同様のテイストをキープしており、この時期CCMシーンに逃げ込んでいたAORフリークも少なくない。(メジャーアーティストとして、Amy Grant、Michael W. Smithなどがいる。)
これはCCM専門レーベル"Myrrh"からリリースされた名盤『Slow Revival』(1994)収録のミディアム曲。
08.Jon and Vangelis - BESIDE
〔 From 『The Friends Of Mr Cairo』(1982)〕
■ プログレの保守本流から1曲。
"Yes"のJon Andesonとギリシャの天才キーボーディストVangelis Papathanassíouのコラボ2作目『The Friends Of Mr Cairo』(1982)収録曲。
シンフォニックなVangelisのシンセサイザーと透明感あふれるJon Andesonのハイトーンの相性は抜群。
Jon Andesonが"Yes"のキーボードにVangelisを迎え入れたかった理由がわかる気がする。
09.Champaign - Love Games
〔 From 『Modern Heart』(1983)〕
■ イリノイ州出身のユニットで 1981年の「How 'Bout Us」のヒットで知られる。
これは2nd ALBUM『Modern Heart』(1983)収録のバラードで、紅一点Rena Jonesのヴォーカルが際立っている。
引きずるようなベース・ラインとハイハットの効いた軽やかなドラムスの掛け合い、そしてSaxのフレーズどりも聴きどころ。
10.Change - Miracles
〔 From 『Miracles』(1981)〕
■ 個人的にはもっとも好みのBCM(ブラコン)ユニットのひとつ。
Jacques Fred Petrus & Mauro Malavasiのイタリア人プロデュースで抜群の洗練感。
これは、名盤『Miracles』(1981)からのミディアム曲で、結成時 のリードLuther Vandrossのあとを襲った名ヴォーカルJames Robinsonのパフォーマンスが傑出している。
11.King Of Hearts - Don't Call My Name
〔 From 『King Of Hearts』(1994)〕
■ Bruce Gaitsch, Tommy FunderburkというAORの立役者が1989年に結成したユニット。
これは1st ALBUM『King Of Hearts』(1994)収録のバラード。
名曲揃いのALBUMだが、1990年代中盤の時代の風はもはやフォローには吹かず、残念ながら大きなセールスには至っていない。
12.Bobby Caldwell - What You Won't Do For Love
〔 From 『Bobby Caldwell』(1978)〕
■ Boz ScaggsとならぶAORの代表的アーティスト。
1978年のデビューアルバムからのヒット曲。
グルーヴ感あふれるリズムにブルーアイドなヴォーカルが乗る、当時の典型的AOR。
13.Linda Ronstdat / Aaron Neville - Don't Knew Much
〔 From 『Cry Like A Rainstorm』(1989)〕
■ 1990年にビルボード2位を獲得したヒットバラード。
エモーショナルな曲調、突き抜けるLinda Ronstdatのハイトーンと対峙するにはAaron Nevilleくらいのパワーヴォーカルが必要だったのかも・・・。
David Campbellのストリングスもいいお仕事。
最近、こういうバラードって本当につくられなくなった。
14.Wilson Phillips - Hold On
〔 From 『Wilson Phillips』(1990)〕
■ ちと夏っぽいけどガールス・バンドから1曲。
Chynna PhillipsはThe Mamas & the PapasのJohn Phillips & Michelle Phillipsの実娘。Carnie Wilson・Wendy Wilson姉妹はThe Beach BoysのBrian Wilsonの実娘で、二世アーティストという点でも話題を呼んだが、それがなくても売れたであろう実力をもっていた3人組。
こういう突き抜けた明るさのある洋楽POPは、1990年代前半くらいまでだったと思う。
松田聖子も自らのALBUM『Eternal』(1990)でカバーしている。(ソロでよく歌いこなしたな~、びっくり!)
15.Hayley Westenra & Méav - Last Rose Of Summer
〔 From 『(Celtic) Treasure』(2007)〕
■ 読みはヘイリー・ウェステンラ。
ニュージーランド出身のアイルランド系シンガーでヒーリング・ミュージック(クラシカル・クロスオーバー)の代表的アーティストとして知られている。
名曲「庭の千草」をアイルランドのハイトーン・シンガーMéavとデュエット。
16.David Crosby & Phil Collins - Hero
〔 From 『Thousand Roads(David Crosby)』(1993)〕
■ かたやThe Byrds・Crosby, Stills, Nash & Young、かたやGenesis・Brand Xでフロントをつとめた米英のベテラン2人のコラボ。
奇を衒ったことはなにもやっていないのに、いぶし銀の存在感で曲に引き込んでしまう力はさすが。
17.Michelle Tumes - Rest My Soul
〔 From 『Listen』(1998)〕
■ オーストラリア出身のヒーリング系シンガー。
声もすぐれものだが、作曲やアレンジメントの才能もただものじゃない。1998年発表の1stALBUM『Listen』収録。
この時代としてはめずらしく?、輸入盤から火がついたらしい。
18.Steve Winwood - While You See a Chance
〔 From 『Arc Of A Diver』(1980)〕
■ 弱冠10歳代でThe Spencer Davis Groupの中心メンバーを張って”天才少年”の名をほしいままにし、以降も、Traffic、Blind Faithと英国名門Rockグループのメインとなった英国のマルチプレイヤー。
R&B、ブルース、ジャズなど多彩なジャンルをベースとする幅広い音楽性をもつ。
'70年代後半からはソロとしても活躍し、これはソロ2作目のALBUM『Arc of a Diver』 (1980) 収録の佳作。
フォーマットはエレクトロポップだが、幅広い音楽性が隠し味となって味わいふかい。
19.Anita Baker - You Bring Me Joy
〔 From 『Rapture』(1986)〕
■ オハイオ州出身のR&Bシンガー。ジャズのテイストをとり入れ、洗練度の高い楽曲を得意とした。
これは、ソウル・クラシックの名盤の誉れ高い『Rapture』(1986)収録で、AOR系の名コンポーザーDavid Lasleyの曲をスケール感をもって歌い上げている。
しかし、改めて聴いてみるとホントに巧いわ・・・。
20.Marc Jordan - Best Part Of My Life
〔 From 『Make Believe Ballroom』(2004)〕
■ AOR系シンガーの多くは1980年代にピークをつけたと思われるが、Marc Jordanは数少ない例外で、その後も円熟味を加えて名盤を送り出している。
これは『Make Believe Ballroom』(2004)のバラッドで、ピアノとストリングスの綺麗な旋律のうえでエモーショナルなMarc Jordanのヴォーカルが光る名テイク。
映像のできも出色。
21.Bill LaBounty - Crazy
〔 From 『This Night Won't Last Forever』(1978)〕
■ AOR屈指の名盤『This Night Won't Last Forever』(1978)収録の泣きのバラッド。
アーシーな歌い回しと流麗なストリングスが意外なほど調和している。
22.David Benoit - The Key To You
〔 From 『Every Step Of The Way』(1988)〕
■ California出身のキーボーディストで、いかにも西海岸らしいブライトや曲調とリリカルなピアノの音色が身上。
これは名盤『Every Step Of The Way』収録で、AOR系の名ヴォーカリストDavid Packをフューチャー。アレンジもJerry HeyでAOR色が色濃くでた佳曲。
The Rippingtons (Featuring Russ Freeman) のオリジナルメンバーでもあり、このユニットでも数多くの名演を聴かせてくれている。
23.Force MD's - Tender Love
〔 From 『Chillin'』(1985)〕
■ これは泣きの名曲。深夜にひとりで聴くとホントにくる。
サンプリング/ビート志向まっしぐらの1985年のブラコンシーンで、よくもこんなメロディアスなバラッドを生み出せたと思う。
24.Miriam Stockley - Umoya
〔 From 『Second Nature』(2003)〕
■ ヒーリング系のユニットAdiemusのヴォーカリストで、これはソロ第2作(正確には第3作)『Second Nature』収録曲。
スケール感あふれるエスニックな仕上がりは、18歳まで南アフリカで育ったという音楽環境が効いているのかもしれぬ。
25.Paul Young - Everytime You Go Away
〔 From 『The Secret Of Association』(1985)〕
■ 1985年のヒット曲で、日本でもよくかかっていた。
洋楽のメインストリームがAORからPOPに移行していくさなかの時代の雰囲気をよく伝えている。
26.Lakeside - I Want To Hold Your Hand
〔 From 『Your Wish Is My Command』(1981)〕
■ 1970-80年代のSelf-Contained Groupのなかでも、とくにバラードに定評のあった
Solarレーベル所属のグループ。
Self-Contained Groupがビートルズ演るとこうなる、的な・・・。
最後に切れているのが惜しい。
27.Cocteau Twins - Heaven Or Las Vegas
〔 From 『Heaven Or Las Vegas』(1990)〕
■ 複雑な音楽性をもち、音楽好きから高い評価を得ていたスコットランドのユニットで、数々のアーティストに影響を与えたともいわれる。
独特の浮遊感をもつ個性あふれるサウンドは、既存ジャンルへの振り分け不能。
4ADからのリリースが渋い。
28.Ray Kennedy - Let Me Sing You A Love Letter
〔 From 『Ray Kennedy』(1980)〕
■ 元KGBのメンバーで、1980年にAOR屈指の名盤『Ray Kennedy』を残している。これはそのALBUMのラストを飾る名曲。
後半、Bill Champlin参画のコーラスが珠玉。
A面ラストの「My Everlasting Love」もAORを語るに欠かせない神バラード。
AOR全盛期にこれだけの名盤を残しながら、その後ALBUMリリースがなかったのはナゾ。
29.Roxy Music - Avalon
〔 From 『Avalon』(1982)〕
■ Roxy Musicが円熟の極に達したとされる名曲。
こういうのが巷でふつうに流れていた1982年。やはりただならぬ年だったのだと思う。
「More Than This」、「True To Life」など名曲揃いのALBUM『Avalon』は、歴史的名盤という評価が定まっている。
30.Amy Holland duet with Michael McDonald - All I Know(1994)
■ Michael McDonaldが奥さまAmy Hollandと甘~いデュエット。
たしか米国の昼メロ?「One Life To Live」のサントラ収録曲だったと思う。
01.のPatti Labelleとのデュエットとは全然ちがう仕上がり。
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● 春向きの洋楽
● 夏向きの洋楽
● 秋向きの洋楽
● 冬向きの洋楽
↓こっちも聴いてね
1983年洋楽ピーク説
〔関連記事〕
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■ 1983年洋楽ピーク説(名曲編)
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■ 1983年の洋楽ヒット曲 (Billboardデータから)
秋の到来を願ってアゲてみます。
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2023-09-26 UP
北よりの風が入ってようやく秋の夜。
ということで、アゲてみました。
■ Hearts - Marty Balin
〔 From 『Balin』(1981)〕
Jefferson Airplane / Jefferson Starshipでリードをとった名シンガー。
これは1stソロ・アルバム『Balin』からのシングルヒット曲で、邦題は「ハート悲しく」。
本来はMOR系の人だが、Bill ChamplinのBacking Vocalsとフェンダー・ローズが絶妙に効いて、1981年らしいこ洒落たAORに仕上がっている。
↓ よろしければど~ぞ
■ AORの名バラード15曲 ~ 秋の夜長にど~ぞ ~
■ 秋向きのBCM(Black Contemporary Music)
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2022/09/07 UP
今年もけっこうアクセスをいただくようになったので・・・。
アゲてみました。
■ David Foster and Olivia Newton-John - The Best Of Me (Official Music Video)
↑ Olivia Newton-Johnへの追悼の意をこめて・・・
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2021/11/22 UP
昨日(11/21)再放送の「ザ・カセットテープミュージック」の ”輝く! 日本カセットテープ大賞” 、面白かった。
大賞は、マキタスポーツ氏いちおしの佐野元春「SOMEDAY」。
■ SOMEDAY - 佐野元春
この曲についてのマキタ氏のコメントがあまりに圧巻だったので、テープ起こし的に紹介させてもらいます。
(マキタスポーツ氏のコメント)-----------------------------
POPSっていうのは、もう、すべからく、もう、パクリの歴史なんだよ。
だって、みんなが大好きなものとかの共有財産をどのようかにしてカスタマイズして、その時代の大衆に当てていくってっていうことの作業をずっとやっているのが商業音楽としてのPOPSであって・・・。
まぁ、(19)85年以降だと思いますけど、だんだんヒップホップとか、ああいうアートフォームが出てくるじゃないですか。
そしたら結局、あの人達っていうのは、元ネタをどのようにかにして批評して編集していくっていうこととかが、当たりまえになっていく。
だから、サンプリングとかが当たりまえになって以降のアーティスト、あるいはフリッ●ーズ・●ターとか、まぁ、小●田●吾さんとか、あの辺の人達になると、確信犯的に「元ネタはこれですよ」ってこととかも言っていく、ことになるんですね。
要するに、「こういうマジックですけど、これ東急ハンズで1,000円ね」って言ってくマ●ー審司的な手の内を明かすっていうことが、1個あったんですよ。
で、それ以前の(きわの?)アーティストだったんですよ、彼(佐野元春)は。
だから充分編集マンとしていろんな要素とかをとり入れながら、自分のサウンドっていうのをつくってたし、アーティスト像とかもコントロールしてつくってた。
つくってたんですけど、やっぱ基本的に言わないんですよ。
だからのちのち、元ネタとかが当たりまえに検索できる時代になったときに、「佐野元春の元ネタは、(ブルース・スプリングスティーンの)『ハングリー・ハート』だ!」とか、鬼の首とったように言うけど(笑)、いゃ、佐野元春さん以前からもいろんなアーティストとかも、そんなこと当たりまえに・・・。
「筒美京平さん見てみろ」ってな、話じゃないですか・・・。
これは、ネガティブな要素も含むかもしらないけど、パクリであることをふまえた上で、これだけちゃんとしたものとかを、普遍性のあるものをつくり上げた、この曲がやっぱ素晴らしいんじゃないかと。
(コメントおわり)-----------------------------
筆者が思っていることを語り尽くしてくれている(笑)
あっ、それと、これ東京五輪のはるか前、おそらく2017年頃のオン・エアーですから念のため。
■ ハートビート - 佐野元春(小さなカサノバとナイチンゲールのバラッド) / LIVE1983
パクリにせよなんにせよ、ここまでのオリジナリティや普遍性に昇華できる才能。
これが「アーティスト」なんだと思う。
それにしても「ザ・カセットテープミュージック」、やっぱりすばらしい番組だった。
個人的には第1回目からすべて再放送してほしい。そして復活も。
↓ 関連記事
■ 「ザ・カセットテープミュージック」
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2021/11/21 UP
Silk Sonicが11/12にデビューアルバム『An Evening with Silk Sonic』を発表。(→こちら)
まだ、出してなかったんだ。
この余裕のスローペース振りがまたよし。
【和訳】Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic「Smokin Out The Window」【公式】
曲調的には、ブラックミュージックがBCM(ブラコン)として洗練し切るすこし前の、ソウルといわれていた時代(1970年代後半)のイメージかな。とくにフィリー・ソウル系。
荒削りな勢いや遊びごころを感じて、これがまたいいやね。
これまでは、やれ”レア・グルーヴ”だ、”ヴェイパーウェイヴ”だ、なんじゃかじゃいっても、所詮は借りもので一瞬でオリジナルと聴き分けられる自信があった。(音の質感がちがう)
それに、そんなにグルーヴ系好きなら、パクってばっかいないで自分でつくってみなよ、と・・・(笑)
(もはやこの時代にそんなこと、できるわけないと思ってた)
でもSilk Sonicは、この時代に自分たちで見事につくってしまったワケです。
ここまで質感出されると、70'sソウルと聴き分けられる自信なし(笑)
Bruno Marsの歌いまわし、声質は違うけど、個人的にはOne Wayの Al Hudsonに近いものさえ感じる。
■ You´re So Very Special - One Way(1982)
↑ 1970年代の垢抜けしない雰囲気を残している。
■ Angel - Change(1983)
↑ 1983年当時の洗練され切ったBCMの代表曲(だと思う)。
さて、この質感をふたたび世に出せるユニットがこれから出てくるか・・・。
それにしても、2021年の秋にこんな面白いアルバムを届けてくれるとは・・・。
洋楽もまだ捨てたもんじゃないかもしれぬ。
最近のシティ・ポップや80年代ポップスの人気もそうだけど、人間の音楽的な感性(一定のフォーマットで心地よく感じる展開)なんて、50年やそこらじゃそうは変わらないのかも・・・。
だって、往年のバロックや交響曲越えるクラシック曲って、これだけ時代が進み研究が進んでもつくり出されていないわけでしょ。
みんな喜んで数百年前につくられた定番曲聴いてる。
それと同じことかも・・・。
となると、ここ数十年間はテクノロジーやマーケティングに振り回されて、誰もが(つくり手も聴き手も)ただただムリしてただけ、なんて・・・。
(むろんテクノロジーや32ビート活かした名曲もあるが・・・)
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2021/08/29 UP
今年もアクセスをいただくようになりましたので、上げてみます。
メジャーではないですが、個人的には ↓ がイチオシです。聴いてみてね。
20.Marc Jordan - Best Part Of My Life
最近?のヒット曲、1曲だけ追加します。
↓
■ Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Leave The Door Open
「70年代を彷彿とさせるヴィンテージ・ソウルを踏襲」か、やっぱり・・・。
それでもこういう曲が全米1位とって、ロングヒットになってるってことは、こういう楽曲にもまだそれなりのニーズはあるということか・・・。
2021年のビルボードチャートで'70年代マナーのSOUL聴けるとは、感慨無量すぎる。
いまのカオス極まるUSチャートのなかで、はっきりいって「掃き溜めに鶴」状態(笑)
Bruno Marsの声質がセクシーすぎる。
ギャラリーのおねえたまたちも格好よすぎだし。
やっぱり本場が30年振りに本気出すと(笑)、こういうことになるのか・・・。
フォロワーの出現に期待したいです。
● 春向きの洋楽
● 夏向きの洋楽
● 秋向きの洋楽
● 冬向きの洋楽
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2020/09/26 UP
引きつづきたくさんのアクセスをいただいていますので、調子に乗って(笑)、10曲追加して30曲にしました。
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2020/09/15 UP
古い記事なのに多くのアクセスありがとうございます。
16曲はハンパなので、4曲追加して20曲にしました。
情報追加&コメント補強もおこないました。
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2018/10/24 UP
さらに追加して16曲です。
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(2011/9 UP)
このページ、古いのに(2009/09)やけにアクセス多いと思ったら「秋 洋楽」でぐぐると上位にいるですな(^^)
最新Vers.に入れ替えて再UPしときます。
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いよいよ秋本番ですね。
ということで、秋っぽい洋楽を以前ご紹介したアーティストを中心にリストしてみました。
気にいったら買ってあげてね。
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01.Patti Labelle and Michael McDonald - On My Own
〔 From 『Winner In You』(1986)〕
■ 1986年の名曲。Patti LaBelleは本質はAORの人じゃないが、Michael McDonaldがウムをいわせずAORワールドに引きずりこんでる(笑)
Neil Stubenhaus(Bass)、Carlos Vega(Drums)がつくり出す安定のグルーヴ感も聴きどころ。
02.Sneaker - More Than Just The Two Of Us
〔 From 『Sneaker』(1981)〕
■ 知名度の低いグループだが、これは人気の高い名曲。
エアーサプライっぽいけど、音楽的にははるかに高度。曲調はもろにウエスト・コースト。
レーベルは非メジャーのHandshake、しかもニューフェイスの1StALBUM。こういう作品もこの頃の日本のレコード会社はしっかりフォローしていた。
03.Elton John - Nikita
〔 From 『Ice On Fire』(1985)〕
■ 英国では国民的な英雄。1997年9月に発表した故ダイアナ元皇太子妃への追悼歌「Candle In The Wind」でつとに有名。
天才的なメロディーメイカーぶりがこの曲でもいかんなく発揮されている。
04.Natalie Cole - Split Decision
〔 From 『Everlasting』(1987)〕
■ ナット・キング・コールを父にもつアーティスト。
麻薬中毒から立ち直って心機一転リリースした名盤『Everlasting』(1987)からの佳曲。綺麗な声質がBurt Bacharach &Carole Bayer Sager作のメロディアスなこの曲によくマッチしている。
Neil Stubenhaus(Bass)、Carlos Vega(Drums)、Paulinho Da Costa(Per)の名手揃いのリズムセクションにDann Huff(Guitar)、Randy Kerber(Key)と加わると、こういうサウンドが出来あがる。
05.OMD - Joan Of Arc
〔 From 『Architecture & Morality』(1981)〕
■ オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)という長~い名前の英国のバンド。
直訳すると「暗闇で演奏するオーケストラ団」で、ますます訳わからず(^^)。ヒット曲「エノラ・ゲイの悲劇」で知られる。
この曲が収録された1981年発表の3rdALBUM『Architecture&Morality』は、メロディのかたまりのような類いまれな名盤。
06.Maggie Reilly - These Dreams (Heart cover)
〔 From 『Save It For A Rainy Day』(2002)〕
■ スコットランド・グラスゴー出身のハイトーン・シンガーで、Mike Oldfieldとのコラボ(Moonlight Shadow、Five Miles Outなど)でよく知られている。
1980年代中盤頃からプログレからPOPへとジャンルを移行。
これは1986年のHeartのヒット曲のカバーで、メロディアスな曲調が透明感あふれるハイトーンによく合っている。
07.Bryan Duncan - Lonely Tonight
〔 From 『Slow Revival』(1994)〕
■ 米国Contemporary Christian Music(CCM)シーンのアーティストで、ハスキーでハイトーンなヴォーカルが魅力。
CCMはメインストリームでAORがディールを失った1980年代中盤以降も同様のテイストをキープしており、この時期CCMシーンに逃げ込んでいたAORフリークも少なくない。(メジャーアーティストとして、Amy Grant、Michael W. Smithなどがいる。)
これはCCM専門レーベル"Myrrh"からリリースされた名盤『Slow Revival』(1994)収録のミディアム曲。
08.Jon and Vangelis - BESIDE
〔 From 『The Friends Of Mr Cairo』(1982)〕
■ プログレの保守本流から1曲。
"Yes"のJon Andesonとギリシャの天才キーボーディストVangelis Papathanassíouのコラボ2作目『The Friends Of Mr Cairo』(1982)収録曲。
シンフォニックなVangelisのシンセサイザーと透明感あふれるJon Andesonのハイトーンの相性は抜群。
Jon Andesonが"Yes"のキーボードにVangelisを迎え入れたかった理由がわかる気がする。
09.Champaign - Love Games
〔 From 『Modern Heart』(1983)〕
■ イリノイ州出身のユニットで 1981年の「How 'Bout Us」のヒットで知られる。
これは2nd ALBUM『Modern Heart』(1983)収録のバラードで、紅一点Rena Jonesのヴォーカルが際立っている。
引きずるようなベース・ラインとハイハットの効いた軽やかなドラムスの掛け合い、そしてSaxのフレーズどりも聴きどころ。
10.Change - Miracles
〔 From 『Miracles』(1981)〕
■ 個人的にはもっとも好みのBCM(ブラコン)ユニットのひとつ。
Jacques Fred Petrus & Mauro Malavasiのイタリア人プロデュースで抜群の洗練感。
これは、名盤『Miracles』(1981)からのミディアム曲で、結成時 のリードLuther Vandrossのあとを襲った名ヴォーカルJames Robinsonのパフォーマンスが傑出している。
11.King Of Hearts - Don't Call My Name
〔 From 『King Of Hearts』(1994)〕
■ Bruce Gaitsch, Tommy FunderburkというAORの立役者が1989年に結成したユニット。
これは1st ALBUM『King Of Hearts』(1994)収録のバラード。
名曲揃いのALBUMだが、1990年代中盤の時代の風はもはやフォローには吹かず、残念ながら大きなセールスには至っていない。
12.Bobby Caldwell - What You Won't Do For Love
〔 From 『Bobby Caldwell』(1978)〕
■ Boz ScaggsとならぶAORの代表的アーティスト。
1978年のデビューアルバムからのヒット曲。
グルーヴ感あふれるリズムにブルーアイドなヴォーカルが乗る、当時の典型的AOR。
13.Linda Ronstdat / Aaron Neville - Don't Knew Much
〔 From 『Cry Like A Rainstorm』(1989)〕
■ 1990年にビルボード2位を獲得したヒットバラード。
エモーショナルな曲調、突き抜けるLinda Ronstdatのハイトーンと対峙するにはAaron Nevilleくらいのパワーヴォーカルが必要だったのかも・・・。
David Campbellのストリングスもいいお仕事。
最近、こういうバラードって本当につくられなくなった。
14.Wilson Phillips - Hold On
〔 From 『Wilson Phillips』(1990)〕
■ ちと夏っぽいけどガールス・バンドから1曲。
Chynna PhillipsはThe Mamas & the PapasのJohn Phillips & Michelle Phillipsの実娘。Carnie Wilson・Wendy Wilson姉妹はThe Beach BoysのBrian Wilsonの実娘で、二世アーティストという点でも話題を呼んだが、それがなくても売れたであろう実力をもっていた3人組。
こういう突き抜けた明るさのある洋楽POPは、1990年代前半くらいまでだったと思う。
松田聖子も自らのALBUM『Eternal』(1990)でカバーしている。(ソロでよく歌いこなしたな~、びっくり!)
15.Hayley Westenra & Méav - Last Rose Of Summer
〔 From 『(Celtic) Treasure』(2007)〕
■ 読みはヘイリー・ウェステンラ。
ニュージーランド出身のアイルランド系シンガーでヒーリング・ミュージック(クラシカル・クロスオーバー)の代表的アーティストとして知られている。
名曲「庭の千草」をアイルランドのハイトーン・シンガーMéavとデュエット。
16.David Crosby & Phil Collins - Hero
〔 From 『Thousand Roads(David Crosby)』(1993)〕
■ かたやThe Byrds・Crosby, Stills, Nash & Young、かたやGenesis・Brand Xでフロントをつとめた米英のベテラン2人のコラボ。
奇を衒ったことはなにもやっていないのに、いぶし銀の存在感で曲に引き込んでしまう力はさすが。
17.Michelle Tumes - Rest My Soul
〔 From 『Listen』(1998)〕
■ オーストラリア出身のヒーリング系シンガー。
声もすぐれものだが、作曲やアレンジメントの才能もただものじゃない。1998年発表の1stALBUM『Listen』収録。
この時代としてはめずらしく?、輸入盤から火がついたらしい。
18.Steve Winwood - While You See a Chance
〔 From 『Arc Of A Diver』(1980)〕
■ 弱冠10歳代でThe Spencer Davis Groupの中心メンバーを張って”天才少年”の名をほしいままにし、以降も、Traffic、Blind Faithと英国名門Rockグループのメインとなった英国のマルチプレイヤー。
R&B、ブルース、ジャズなど多彩なジャンルをベースとする幅広い音楽性をもつ。
'70年代後半からはソロとしても活躍し、これはソロ2作目のALBUM『Arc of a Diver』 (1980) 収録の佳作。
フォーマットはエレクトロポップだが、幅広い音楽性が隠し味となって味わいふかい。
19.Anita Baker - You Bring Me Joy
〔 From 『Rapture』(1986)〕
■ オハイオ州出身のR&Bシンガー。ジャズのテイストをとり入れ、洗練度の高い楽曲を得意とした。
これは、ソウル・クラシックの名盤の誉れ高い『Rapture』(1986)収録で、AOR系の名コンポーザーDavid Lasleyの曲をスケール感をもって歌い上げている。
しかし、改めて聴いてみるとホントに巧いわ・・・。
20.Marc Jordan - Best Part Of My Life
〔 From 『Make Believe Ballroom』(2004)〕
■ AOR系シンガーの多くは1980年代にピークをつけたと思われるが、Marc Jordanは数少ない例外で、その後も円熟味を加えて名盤を送り出している。
これは『Make Believe Ballroom』(2004)のバラッドで、ピアノとストリングスの綺麗な旋律のうえでエモーショナルなMarc Jordanのヴォーカルが光る名テイク。
映像のできも出色。
21.Bill LaBounty - Crazy
〔 From 『This Night Won't Last Forever』(1978)〕
■ AOR屈指の名盤『This Night Won't Last Forever』(1978)収録の泣きのバラッド。
アーシーな歌い回しと流麗なストリングスが意外なほど調和している。
22.David Benoit - The Key To You
〔 From 『Every Step Of The Way』(1988)〕
■ California出身のキーボーディストで、いかにも西海岸らしいブライトや曲調とリリカルなピアノの音色が身上。
これは名盤『Every Step Of The Way』収録で、AOR系の名ヴォーカリストDavid Packをフューチャー。アレンジもJerry HeyでAOR色が色濃くでた佳曲。
The Rippingtons (Featuring Russ Freeman) のオリジナルメンバーでもあり、このユニットでも数多くの名演を聴かせてくれている。
23.Force MD's - Tender Love
〔 From 『Chillin'』(1985)〕
■ これは泣きの名曲。深夜にひとりで聴くとホントにくる。
サンプリング/ビート志向まっしぐらの1985年のブラコンシーンで、よくもこんなメロディアスなバラッドを生み出せたと思う。
24.Miriam Stockley - Umoya
〔 From 『Second Nature』(2003)〕
■ ヒーリング系のユニットAdiemusのヴォーカリストで、これはソロ第2作(正確には第3作)『Second Nature』収録曲。
スケール感あふれるエスニックな仕上がりは、18歳まで南アフリカで育ったという音楽環境が効いているのかもしれぬ。
25.Paul Young - Everytime You Go Away
〔 From 『The Secret Of Association』(1985)〕
■ 1985年のヒット曲で、日本でもよくかかっていた。
洋楽のメインストリームがAORからPOPに移行していくさなかの時代の雰囲気をよく伝えている。
26.Lakeside - I Want To Hold Your Hand
〔 From 『Your Wish Is My Command』(1981)〕
■ 1970-80年代のSelf-Contained Groupのなかでも、とくにバラードに定評のあった
Solarレーベル所属のグループ。
Self-Contained Groupがビートルズ演るとこうなる、的な・・・。
最後に切れているのが惜しい。
27.Cocteau Twins - Heaven Or Las Vegas
〔 From 『Heaven Or Las Vegas』(1990)〕
■ 複雑な音楽性をもち、音楽好きから高い評価を得ていたスコットランドのユニットで、数々のアーティストに影響を与えたともいわれる。
独特の浮遊感をもつ個性あふれるサウンドは、既存ジャンルへの振り分け不能。
4ADからのリリースが渋い。
28.Ray Kennedy - Let Me Sing You A Love Letter
〔 From 『Ray Kennedy』(1980)〕
■ 元KGBのメンバーで、1980年にAOR屈指の名盤『Ray Kennedy』を残している。これはそのALBUMのラストを飾る名曲。
後半、Bill Champlin参画のコーラスが珠玉。
A面ラストの「My Everlasting Love」もAORを語るに欠かせない神バラード。
AOR全盛期にこれだけの名盤を残しながら、その後ALBUMリリースがなかったのはナゾ。
29.Roxy Music - Avalon
〔 From 『Avalon』(1982)〕
■ Roxy Musicが円熟の極に達したとされる名曲。
こういうのが巷でふつうに流れていた1982年。やはりただならぬ年だったのだと思う。
「More Than This」、「True To Life」など名曲揃いのALBUM『Avalon』は、歴史的名盤という評価が定まっている。
30.Amy Holland duet with Michael McDonald - All I Know(1994)
■ Michael McDonaldが奥さまAmy Hollandと甘~いデュエット。
たしか米国の昼メロ?「One Life To Live」のサントラ収録曲だったと思う。
01.のPatti Labelleとのデュエットとは全然ちがう仕上がり。
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