関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 1980年代の秋向け洋楽バラード
ぜんぜん秋がこないので、1990年頃につくったテープリストから秋っぽい曲を引っ張ってきました。
例によって専門?のAC/BCM系メインにつき、けっこうマニアックです(笑)
もう絶版かもしれませんが、おすすめのディスクガイドです。
【AOR】

Disk Collection AOR / 中田利樹著
シンコーミュージック・エンタテインメント/2014.4初版/ISBN-10 401638956
【BCM】

U.S.Black Disk Guide / 鈴木啓志編
ブルース・インターアクションズ/1994.6初版/ISBN-10 4938339102
01.Nick DeCaro - Under The Jamaican Moon 〔 From 『Italian Graffiti』(1974)〕
これは1970年代だけど、AORの走りともいわれる名曲なので入れてみました。
『Italian Graffiti』(1974)は、日本のミュージシャンにも大きな影響を与えたといわれる歴史的名盤。
代表曲「Under The Jamaican Moon」は、Leah KunkelとStephen Bishopの共作。
02.Karla Bonoff - All My Life 〔 From 『New World』(1988)〕
「Restless Nights」などのヒットで知られるカリフォルニアの女性シンガー。
もともとはフォーク系だが1980年代に入って急速に洗練度を高め、1988年リリースの『New World』は女性AORの名盤として知られている。
03.Night - The Letter 〔 From 『Long Distance』(1980)〕
1979年と1980年に2枚のアルバムをリリースしたAOR系ロックバンド。
これたしか、それなりにヒットしたと思う。
改めてクレジットをみると、Rick Marotta(ds)、Nicky Hopkins(key)などの名手が参画していてびっくり。
まだ洗練されきっていない1980年らしいサウンドだが、Stevie Langeのヴォーカルがエモーショナルで聴き応えあり。
04.Chew - Baby Hold On 〔 From 『See The Light』(1983)〕
1983年にわずか1枚のアルバムを残したのみのBCMグループ。
のちにcool jazzに転じるRay Chew(key)、The WinnersのTinker Barfield(b)、名手Yogi Horton(ds)と揃えばこのくらいの振る舞いは当然か・・・。
Sandy Barberの歌唱力がかなりやばい。
05.Jack Wagner - I'll Be There 〔 From 『Lighting Up The Night』(1985)〕
1984年、米国のメロドラマ『ジェネラル・ホスピタル』に出演し一躍人気俳優となる。
同年秋にリリースしたシングル「All I Need」がビルボードHOT100で2位まで上がりMadonnaの「Like A Virgin」に迫った。
Quincy JonesのQwest Recordsからデビューというのがなかなかに渋い。
なかなかにエモーショナルな声質で、これもその声質が活かされたメロディアスなバラード。
そういえばRick Springfieldも『ジェネラル・ホスピタル』でブレークしたな。
■ Rick Springfield - Still Crazy For You(1982)
06.Michel'le - Something in My Heart 〔 From 『Michel'le』(1989)〕
Los Angeles出身のBCMシンガーで、1989年と1998年に2枚のアルバムを残している。
1980年代後半にはこういう優れたBCM(というかレディソウル)系のミュージシャンがかなり存在したが、コンスタントに活動を継続できた人は多くない。
07.Roby Duke - Closer To You 〔 From 『Come Let Us Reason』(1984)〕
Mississippi出身のCCM(Contemporary Christian Music)シンガー。
フィールドはCCMだが、サウンドは完璧なAOR。
1stALBUM『Not The Same』(1982)はFirewindというマイナーレーベルからのリリースだが、 MCA経由で日本盤もリリースされて、好き者のあいだではけっこう聴かれていた。
これは2ndALBUM『Come Let Us Reason』収録のミディアム・チューンで、伸びやかなヴォーカルが心地よい。
ソロ取りまくりのSaxophoneは、Larry Williamsか?
08.Think Out Loud - After All This Time 〔 From 『Think Out Loud』(1988)〕
Little River BandのPeter BeckettとAORマニアは避けて通れない名盤『Knock The Walls Down』(1979)で知られるSteve Kipnerがカリフォルニアで結成したデュオユニット。
1988年といえばAORの全盛期はとうに過ぎているが、Steve Lukather(g) 、Michael Landau(g) 、Randy Goodrum(key)、Paulinho Da Costa(per)などを迎えてメロディアスなAORサウンドを展開している。
作曲はPeter Beckett、Co.Producer/EngineerはHumberto Gatica。
生まれるべくして生まれた名曲。
09.Bert Robinson - I'll Be There (1989)〔 From 『I Promise You Love』(1989)〕
1987年と1989年にわずか2枚のアルバムしか残していない男性BCMシンガー。
バブル崩壊直前の1989年。日本ではイケイケのユーロビートだけでなく、こういう深夜の匂いがする渋いBCMもしっかり聴かれていた。
10.Bobbi Walker - Hold On To The Night 〔 From 『Bobbi Walker』(1982)〕
こちらも1980年と1982年にわずか2枚のアルバムしか残していない女性BCMシンガー。
Joe Sample(key)、Ricky Lawson(ds)などAOR、FUSION系のミュージシャンも入って、1980年代前半ならではのブライトで軽めの仕上がり。
11.Lillo Thomas - Wanna Make Love (All Night Long) 〔 From 『Lillo』(1987)〕
Melba Moore、Evelyn "Champagne" King、Kashif、James Ingram、George Bensonなどとのセッションで知られるBCMシンガー。
これは3作目のアルバム『Lillo』からの雰囲気あるミディアムだが、次作のリリースは実に2010年と間隔があいてしまう。
12.Bridge 2 Far - Caught Inside Your Heart 〔 From 『Bridge 2 Far』(1989)〕
名ドラマー John “J.R.” Robinsonと英国出身のAOR系シンガーMark Williamsonのユニット。
Michael Landau(g)、Freddie Washington(b)なども参画して、やや硬質ながら質のよいAORを展開している。
13.Freddie Jackson · Melba Moore - A Little Bit More 〔 From 『A Lot Of Love』(1986)〕
Melba MooreとFreddie Jacksonという実力派2人が生み出した甘いソウルバラード。
Producerは、McFadden & Whiteheadで知られるGene McFadden。
14.Natalie Cole - I Live For Your Love 〔 From 『Everlasting』(1987)〕
かのNat King Coleの実娘。
1980年代前半は麻薬中毒に陥いるなど不遇の時を過ごすが、1987年の『Everlasting』は心機一転放った素晴らしいアルバム。
Producer/Dennis Lambertならではの華麗なメロが堪能できる名曲。
次作の『Good To Be Back』(1989)も甲乙つけがたい名盤。
15.Dynasty - That's The Way I Feel About You 〔 From 『Right Back At Cha!』(1982)〕
Solarレーベルの中堅どころのポジショニングだったが、ダンスチューンからバラードまでそつなくこなす実力派。
これはおそらく彼らの全盛期と思われる『Right Back At Cha!』からのミディアム・チューン。
1980年代前半にはこういうエモーショナルなミディアムが数多くつくられた。
16.Bryan Adams - Heaven 〔 From 『Reckless』(1984)〕
おそらく彼の最高傑作と思われる『Reckless』収録のロッカバラード。
メロにしろアンサンブルにしろ、まったく捨て音がない完成度。
17.Bell & James - Radiation (1981) 〔 From 『In Black & White』(1981)〕
Philly soulの大物Thom Bellを叔父にもつ Leroy M. BellとCasey Jamesのデュオユニット。
洗練されたBCMが身上で、3rdALBUMの本作でもそのテイストがいかんなく発揮されている。
名うてのミュージシャンが参画し、AORの範疇にくくられることも多い。
Bass – Neil Stubenhaus、Drums – Carlos Vegaのグルーブ感あふれるサポート。
18.George Benson - Until You Believe 〔 From 『Twice The Love』(1988)〕
名ギタリストとして知られる人だが、ヴォーカルのレベルも高い。
1976年『Breezin'』から洗練度を高め、『Give Me The Night』(1980)、『In Your Eyes』(1983)、『20/20』(1985)、『Twice The Love』(1988)はいずれも好メロ・好アレンジ曲目白押しのBCMアルバムに仕上がっている。
19.Ashford & Simpson - Honey I Love You 〔 From 『Solid』(1984)〕
MOTOWN出身の夫婦デュオASHFORD & SIMPSONのディープなソウルバラード。
多くのダンス・クラシック曲をもつが、バラードも絶品。
1980年代前半は好メロのデュエット曲が数多く出されたが、この曲もそのひとつ。
20.Roxy Music - Running Wild 〔 From 『Flesh + Blood』(1980)〕
名盤『Flesh + Blood』のラストを飾るバラード。
高い精神性がもたらす深みとグルーヴを両立させた音像は、歴史的名盤『Avalon』(1982)へと繋がっていく。
例によって専門?のAC/BCM系メインにつき、けっこうマニアックです(笑)
もう絶版かもしれませんが、おすすめのディスクガイドです。
【AOR】

Disk Collection AOR / 中田利樹著
シンコーミュージック・エンタテインメント/2014.4初版/ISBN-10 401638956
【BCM】

U.S.Black Disk Guide / 鈴木啓志編
ブルース・インターアクションズ/1994.6初版/ISBN-10 4938339102
01.Nick DeCaro - Under The Jamaican Moon 〔 From 『Italian Graffiti』(1974)〕
これは1970年代だけど、AORの走りともいわれる名曲なので入れてみました。
『Italian Graffiti』(1974)は、日本のミュージシャンにも大きな影響を与えたといわれる歴史的名盤。
代表曲「Under The Jamaican Moon」は、Leah KunkelとStephen Bishopの共作。
02.Karla Bonoff - All My Life 〔 From 『New World』(1988)〕
「Restless Nights」などのヒットで知られるカリフォルニアの女性シンガー。
もともとはフォーク系だが1980年代に入って急速に洗練度を高め、1988年リリースの『New World』は女性AORの名盤として知られている。
03.Night - The Letter 〔 From 『Long Distance』(1980)〕
1979年と1980年に2枚のアルバムをリリースしたAOR系ロックバンド。
これたしか、それなりにヒットしたと思う。
改めてクレジットをみると、Rick Marotta(ds)、Nicky Hopkins(key)などの名手が参画していてびっくり。
まだ洗練されきっていない1980年らしいサウンドだが、Stevie Langeのヴォーカルがエモーショナルで聴き応えあり。
04.Chew - Baby Hold On 〔 From 『See The Light』(1983)〕
1983年にわずか1枚のアルバムを残したのみのBCMグループ。
のちにcool jazzに転じるRay Chew(key)、The WinnersのTinker Barfield(b)、名手Yogi Horton(ds)と揃えばこのくらいの振る舞いは当然か・・・。
Sandy Barberの歌唱力がかなりやばい。
05.Jack Wagner - I'll Be There 〔 From 『Lighting Up The Night』(1985)〕
1984年、米国のメロドラマ『ジェネラル・ホスピタル』に出演し一躍人気俳優となる。
同年秋にリリースしたシングル「All I Need」がビルボードHOT100で2位まで上がりMadonnaの「Like A Virgin」に迫った。
Quincy JonesのQwest Recordsからデビューというのがなかなかに渋い。
なかなかにエモーショナルな声質で、これもその声質が活かされたメロディアスなバラード。
そういえばRick Springfieldも『ジェネラル・ホスピタル』でブレークしたな。
■ Rick Springfield - Still Crazy For You(1982)
06.Michel'le - Something in My Heart 〔 From 『Michel'le』(1989)〕
Los Angeles出身のBCMシンガーで、1989年と1998年に2枚のアルバムを残している。
1980年代後半にはこういう優れたBCM(というかレディソウル)系のミュージシャンがかなり存在したが、コンスタントに活動を継続できた人は多くない。
07.Roby Duke - Closer To You 〔 From 『Come Let Us Reason』(1984)〕
Mississippi出身のCCM(Contemporary Christian Music)シンガー。
フィールドはCCMだが、サウンドは完璧なAOR。
1stALBUM『Not The Same』(1982)はFirewindというマイナーレーベルからのリリースだが、 MCA経由で日本盤もリリースされて、好き者のあいだではけっこう聴かれていた。
これは2ndALBUM『Come Let Us Reason』収録のミディアム・チューンで、伸びやかなヴォーカルが心地よい。
ソロ取りまくりのSaxophoneは、Larry Williamsか?
08.Think Out Loud - After All This Time 〔 From 『Think Out Loud』(1988)〕
Little River BandのPeter BeckettとAORマニアは避けて通れない名盤『Knock The Walls Down』(1979)で知られるSteve Kipnerがカリフォルニアで結成したデュオユニット。
1988年といえばAORの全盛期はとうに過ぎているが、Steve Lukather(g) 、Michael Landau(g) 、Randy Goodrum(key)、Paulinho Da Costa(per)などを迎えてメロディアスなAORサウンドを展開している。
作曲はPeter Beckett、Co.Producer/EngineerはHumberto Gatica。
生まれるべくして生まれた名曲。
09.Bert Robinson - I'll Be There (1989)〔 From 『I Promise You Love』(1989)〕
1987年と1989年にわずか2枚のアルバムしか残していない男性BCMシンガー。
バブル崩壊直前の1989年。日本ではイケイケのユーロビートだけでなく、こういう深夜の匂いがする渋いBCMもしっかり聴かれていた。
10.Bobbi Walker - Hold On To The Night 〔 From 『Bobbi Walker』(1982)〕
こちらも1980年と1982年にわずか2枚のアルバムしか残していない女性BCMシンガー。
Joe Sample(key)、Ricky Lawson(ds)などAOR、FUSION系のミュージシャンも入って、1980年代前半ならではのブライトで軽めの仕上がり。
11.Lillo Thomas - Wanna Make Love (All Night Long) 〔 From 『Lillo』(1987)〕
Melba Moore、Evelyn "Champagne" King、Kashif、James Ingram、George Bensonなどとのセッションで知られるBCMシンガー。
これは3作目のアルバム『Lillo』からの雰囲気あるミディアムだが、次作のリリースは実に2010年と間隔があいてしまう。
12.Bridge 2 Far - Caught Inside Your Heart 〔 From 『Bridge 2 Far』(1989)〕
名ドラマー John “J.R.” Robinsonと英国出身のAOR系シンガーMark Williamsonのユニット。
Michael Landau(g)、Freddie Washington(b)なども参画して、やや硬質ながら質のよいAORを展開している。
13.Freddie Jackson · Melba Moore - A Little Bit More 〔 From 『A Lot Of Love』(1986)〕
Melba MooreとFreddie Jacksonという実力派2人が生み出した甘いソウルバラード。
Producerは、McFadden & Whiteheadで知られるGene McFadden。
14.Natalie Cole - I Live For Your Love 〔 From 『Everlasting』(1987)〕
かのNat King Coleの実娘。
1980年代前半は麻薬中毒に陥いるなど不遇の時を過ごすが、1987年の『Everlasting』は心機一転放った素晴らしいアルバム。
Producer/Dennis Lambertならではの華麗なメロが堪能できる名曲。
次作の『Good To Be Back』(1989)も甲乙つけがたい名盤。
15.Dynasty - That's The Way I Feel About You 〔 From 『Right Back At Cha!』(1982)〕
Solarレーベルの中堅どころのポジショニングだったが、ダンスチューンからバラードまでそつなくこなす実力派。
これはおそらく彼らの全盛期と思われる『Right Back At Cha!』からのミディアム・チューン。
1980年代前半にはこういうエモーショナルなミディアムが数多くつくられた。
16.Bryan Adams - Heaven 〔 From 『Reckless』(1984)〕
おそらく彼の最高傑作と思われる『Reckless』収録のロッカバラード。
メロにしろアンサンブルにしろ、まったく捨て音がない完成度。
17.Bell & James - Radiation (1981) 〔 From 『In Black & White』(1981)〕
Philly soulの大物Thom Bellを叔父にもつ Leroy M. BellとCasey Jamesのデュオユニット。
洗練されたBCMが身上で、3rdALBUMの本作でもそのテイストがいかんなく発揮されている。
名うてのミュージシャンが参画し、AORの範疇にくくられることも多い。
Bass – Neil Stubenhaus、Drums – Carlos Vegaのグルーブ感あふれるサポート。
18.George Benson - Until You Believe 〔 From 『Twice The Love』(1988)〕
名ギタリストとして知られる人だが、ヴォーカルのレベルも高い。
1976年『Breezin'』から洗練度を高め、『Give Me The Night』(1980)、『In Your Eyes』(1983)、『20/20』(1985)、『Twice The Love』(1988)はいずれも好メロ・好アレンジ曲目白押しのBCMアルバムに仕上がっている。
19.Ashford & Simpson - Honey I Love You 〔 From 『Solid』(1984)〕
MOTOWN出身の夫婦デュオASHFORD & SIMPSONのディープなソウルバラード。
多くのダンス・クラシック曲をもつが、バラードも絶品。
1980年代前半は好メロのデュエット曲が数多く出されたが、この曲もそのひとつ。
20.Roxy Music - Running Wild 〔 From 『Flesh + Blood』(1980)〕
名盤『Flesh + Blood』のラストを飾るバラード。
高い精神性がもたらす深みとグルーヴを両立させた音像は、歴史的名盤『Avalon』(1982)へと繋がっていく。
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