学校も夏休みに入り、今日は最初の日曜日。
楽しい夏のスタート・・と言うべきだが、
実は私は、夏にまつわる二つのトラウマを持っている。
一つは、「泳げない」ということだ。
三歳の時プールで溺れた。 その時は、近くにいた男性に抱えられて事なきを得たが、
それ以来、 水恐怖症というほどではないが 基本的に水泳がキライである。
ちょうど今日あたり・・。 夏休みに入ってすぐの4日間くらいは、
学校では、水泳の「初心者講習」というのがある。
これに私は、 小学校から中学・高校の時まで参加した。 なのに泳げなかった。
夏が終り、二学期になり、 だいたい9月に校内の水泳大会があるが、
そこでなんとか、25mを泳げるように間に合わせ、
翌年また初心者講習に顔を出す、という繰り返しだった。
泳げないのはトラウマとは少し違うかもしれないが、 今でも「プール」は興味がない。
もう一つは、「音」。
こちらは一歳の時、西武園の夏の花火大会に連れて行かれ、
その一発目の花火がドーン、と鳴ったところで 私は大泣きして、
両親はやむなく途中で帰ってきたという。
それ以来、 雷の音がキライ。 風船の割れる音がキライ。 陸上部にいたのにピストルの音がキライ。
楽器の中では、シンバルだけはキライ。
とにかく大きな音がキライなのだ。
父はよく、『あの時花火連れて行かなければよかった』と言っていた。
もちろん両親のせいでないが、なぜ大きな音がダメなのだろう。
「水」 と 「音」。 文字にすると、夏の素敵な風物詩なのだが、
私にとっては、 夏がキッカケとなった恨むべき?ものなのだ。