AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

姐御メタルの開祖みたいな

2009年01月14日 | やっぱりメタル!!
今月号のB!誌表紙がARCH ENEMYのVo、アンジェラ・アキ・・・じゃなくってアンジェラ・ゴソウ嬢だったのを見て、
「いやぁ~えれぇ時代になったもんだ」って感慨深い気持ちになりましたねぇ。

今じゃ、ゴシック・メタルの台頭でメタルバンドに女性Voがいることなんて珍しくなくなったけど、20年前とかだったら考えられないですからねぇ~女性シンガーがB!誌の表紙を飾るなんて事は。
もちろん80年代にも女性Voのメタルバンドは存在していたけど、ほとんど注目なんてされませんでしたし、女好きの私なんかでもよく聴いていたのは、男顔負けのシャウトをかますレザー・レオーネ嬢が在籍していたCHASTAINぐらいだったですもんねぇ。

そこで今日ご紹介しようと思うのは、HOLY MOSESっていうジャーマンスラッシュメタルバンド。
このバンドのヴォーカルを務めるのがサビーナ・クラッセンっていう姐ちゃん。
私はこのオゲレツ感みなぎるPVを見て、一発で彼女に一目ぼれしちゃいました。

Holy Moses - Panic


この低予算なPV・・・なんかVOIVODの“RAVENOUS MEDICINE”のPVを彷彿とさせてませんか?
サビーナ嬢のだらしない歌い方もどことなくスネイクっぽいし。監督が一緒とか?

そして私がまず購入したのは1987年の2nd「FINISHED WITH THE DOGS」
その内容は正にジャーマン特有の突進型ドッカンドッカンスラッシュ!
全体の演奏力は結構シッカリしていて、ツーバスを絡めたチープなアグレッシヴ感はこの手のスラッシュフリークにはたまらないB級さに溢れてます。
リフなんかもうこの時代にしかありえない歪み方してる。ギターで変な引っかき音とか出すのもこの時代のスラッシュバンドならではの工夫技ですよね。
そしてなんといってもサビーナ嬢の野獣ヴォイスは、元祖アンジェラって言わしめるほどおっそろしく獰猛です。はっきりいって女捨ててますね。
それでも時折ささやくように歌うウィスパーヴォイスのところはやっぱり乙女な部分が出ておりますよ。
#7“CORRODED DREAMS”などはリフ展開とかモロSLAYERなんやけど、ジャリジャリの粗野なリフと、獰猛なサビーナ嬢の野獣ヴォイスがそういうイミテーション感を見事払拭してしまってます。


現在も活動中で、WACKENフェスで同郷のドロ・ペッシュと共演したり、昨年には新作をリリースしてたりします。
最近のライヴ映像をYOU TUBEで見たけど、サビーナ嬢はもうすっかりデス声になっちゃってて殆どARCH ENEMYみたいになってしまってる・・・
まぁ今時のメタルファンにウケはいいでしょうけど。

今日の1曲:『CURRENT OF DEATH』/ HOLY MOSES

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