AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
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Who's Bad?

2012年11月27日 | やっぱりメタル!!
いやしかし、今に始まったことやないけど、ここんところビッグアーティストの何十周年記念盤リリースが目立つような気がしますが、マイケル・ジャクソンの世界に衝撃を与えたアルバム『BAD』も25周年記念盤がリリースされ、なんでもDVD付き4枚組みのデラックス・エディションなんですって?いやはや豪勢ですなぁ~

まぁ私の場合、25年前といやぁすでに80年ポップスには全く興味を失ってて、スラッシュメタル真っ盛りの頃。
実はこの時代、“スラッシュ・メタル界のマイケル・ジャクソン”と呼ばれる人物がイギリスにいたことをみなさんはご存知ですか?
そう、NWOBHM期から活躍していたSATAN~BLIND FURYを母体に、スラッシュブームの波に乗り現れたPARIAHのヴォーカリストさんです。
といっても、このヴォーカルが黒人だというわけではなく、歌の随所に「アオ!」という奇声を乱発したり、ムーンウォークをしながらヘドバンをかますといった器用な芸を売りにしていたわけでもない。
ただ、名前が本当に同姓同名の“マイケル・ジャクソン”だということ。

Michael Jackson


今回紹介するのは、そんなPARIAHの88年作の1stアルバム『THE KINDRED』。
バンド自体の演奏力は月並みながら安定感がありそれほど疾走しなくて、スラッシュメタル的にはすこし物足りない気もするが、NWOBHMの流れを汲んだスラッシュの典型的な形で、楽曲がそれなりにシッカリしているので、このジャリジャリとしたチープさに湿った質感も映えていい塩梅のスラッシュサウンドに仕上がっている。
マイケルのヴォーカルは、漢メタル然としたドスを利かせながらも野太く歌い上げるタイプのもので、時折初期チャック・ビリーのようなシャウトをかます。
サビでは男くさいコーラスも加わってこの時代ならではのスラッシュ美学を踏襲しているが、やはり楽曲の作りはどこか“正統派”の香りを色濃く残している。なので普通にヘヴィ・メタルとしても十分に楽しめる作品である。

しかし、全10曲収録されてるのにジャケ裏にもディスクにも9曲目までしかクレジットされてないって、意図的なものなのか、単なるミスなのか。

フーッ



今日の1曲:『Promise of Remembrance 』/ Pariah

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