あんあん・あ・あ・あん、 ぱびゅぱびゅ!!
はじめ、バイトマガジンのCMでこのきゃりーぱみゅぱみゅを目撃した時は、「またケッタイなんが登場したけど、なんでもこれが世界から注目を集めてるんだって?そっかー、ほっとこほっとこ」てな感じだった。
ところが深夜の音楽番組でたまたま見かけたPVの曲を聴いて「この感じは好きかもな」と思ったら、プロデューサーが中田ヤスタカ氏でなるほどなと。
店で見かけたCDの帯やポップ書きにも「中田ヤスタカプロデュース!」という文字だけがフューチャーされてて、やはりヤスタカブランドの本国における信頼度は絶大なのかと。
で、先日きゃりーの初フルレンスアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』をレンタル。
Perfumeでは、エレクトロサウンドと同化させることによってアーティストの個性を抑え気味にしたのに対し、今回中田氏はきゃりーのガーリーなキャラを全面に引き出したかのような曲作りに徹している。
アーティスト名もそうだけど、楽曲もだいたい擬音語で成り立っており、ほんわかパッパーな歌が多く、歌詞も単純明快で楽しければOKみたいなノリで、それがまたきゃりーのキャラと見事合致している。
#4“みんなのうた”とか、ほんまにNHKの教育TVかポンキッキ用に作られたような楽曲で、オーディエンスをなめてるのかと思ったが、きゃりーのファニーなヴォーカリゼーションの実に心地よい響きがクセになってくる。CMで聴いた時はこれはないなと思ってた#5“きゃりーANAN ”も、全体像はヤスタカ節全開の凝りまくったブレキングナンバー。ただ、歌はただのバイトマガジンの営業ソング。
こういった深い意味のない音の響き、フレーズの気持ちよさが、言葉の通じない外人にもウケが良くワールドワイドな人気を博しているんだと思う。
まぁ、音楽とは元来そういうもんじゃないだろうか。
きゃりーぱみゅぱみゅ個人に関しては、媚び売りでもなく、ケツや胸を強調するでもなく、本人や作り手が“Kawaii”だけを突き詰めた結果、このようなポップモンスターが作り出されたって感じであろうか。テレビで見かけた限りでは装飾を除いてそんなに自己主張も激しくなく、けっこう常識人な印象を受けた。
彼女の歌の技量に関しては、“Drinker”など、わりとオーソドックスな楽曲でもソツなく歌いこなせる素養も持ち合わせてるようで余計な感情表現もなく、淡々とした歌の天然質な響きから自然と醸し出されるこのガーリーな雰囲気は、小島麻由美などにも通じるところがあり、私は昔からこういった女の子女の子したアーティストを好む性癖があって、やっぱヤバい人間なのかもしれない。
たしかネオ・ジオン軍にこんなヤツいなかった?
アルバム全体としては、オモチャ箱をひっくり返したような粒揃いの良質なポップチューンが矢継ぎ早に展開されて、7曲目までの流れはほんとうに秀逸である。
ただ、それ以降は徐々にネタ切れ感が濃厚になっていき、このほんわかポップなノリに食傷気味になってくる感は否めない。
#9“スキすぎてキレそう”はPerfumeのボツ曲っぽいし、ラストの“ちゃんちゃかちゃん”などは、クイーンの“MORE OF THAT JAZZ”と同じ走馬灯的手法を採用するといった工夫が施されてはいるが、人によってはおちょくられているようにしか聴こえないだろう。
ぱびゅぱびゅ!!
今日の1曲:『CANDY CANDY』/ きゃりーぱみゅぱみゅ
はじめ、バイトマガジンのCMでこのきゃりーぱみゅぱみゅを目撃した時は、「またケッタイなんが登場したけど、なんでもこれが世界から注目を集めてるんだって?そっかー、ほっとこほっとこ」てな感じだった。
ところが深夜の音楽番組でたまたま見かけたPVの曲を聴いて「この感じは好きかもな」と思ったら、プロデューサーが中田ヤスタカ氏でなるほどなと。
店で見かけたCDの帯やポップ書きにも「中田ヤスタカプロデュース!」という文字だけがフューチャーされてて、やはりヤスタカブランドの本国における信頼度は絶大なのかと。
で、先日きゃりーの初フルレンスアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』をレンタル。
Perfumeでは、エレクトロサウンドと同化させることによってアーティストの個性を抑え気味にしたのに対し、今回中田氏はきゃりーのガーリーなキャラを全面に引き出したかのような曲作りに徹している。
アーティスト名もそうだけど、楽曲もだいたい擬音語で成り立っており、ほんわかパッパーな歌が多く、歌詞も単純明快で楽しければOKみたいなノリで、それがまたきゃりーのキャラと見事合致している。
#4“みんなのうた”とか、ほんまにNHKの教育TVかポンキッキ用に作られたような楽曲で、オーディエンスをなめてるのかと思ったが、きゃりーのファニーなヴォーカリゼーションの実に心地よい響きがクセになってくる。CMで聴いた時はこれはないなと思ってた#5“きゃりーANAN ”も、全体像はヤスタカ節全開の凝りまくったブレキングナンバー。ただ、歌はただのバイトマガジンの営業ソング。
こういった深い意味のない音の響き、フレーズの気持ちよさが、言葉の通じない外人にもウケが良くワールドワイドな人気を博しているんだと思う。
まぁ、音楽とは元来そういうもんじゃないだろうか。
きゃりーぱみゅぱみゅ個人に関しては、媚び売りでもなく、ケツや胸を強調するでもなく、本人や作り手が“Kawaii”だけを突き詰めた結果、このようなポップモンスターが作り出されたって感じであろうか。テレビで見かけた限りでは装飾を除いてそんなに自己主張も激しくなく、けっこう常識人な印象を受けた。
彼女の歌の技量に関しては、“Drinker”など、わりとオーソドックスな楽曲でもソツなく歌いこなせる素養も持ち合わせてるようで余計な感情表現もなく、淡々とした歌の天然質な響きから自然と醸し出されるこのガーリーな雰囲気は、小島麻由美などにも通じるところがあり、私は昔からこういった女の子女の子したアーティストを好む性癖があって、やっぱヤバい人間なのかもしれない。
たしかネオ・ジオン軍にこんなヤツいなかった?
アルバム全体としては、オモチャ箱をひっくり返したような粒揃いの良質なポップチューンが矢継ぎ早に展開されて、7曲目までの流れはほんとうに秀逸である。
ただ、それ以降は徐々にネタ切れ感が濃厚になっていき、このほんわかポップなノリに食傷気味になってくる感は否めない。
#9“スキすぎてキレそう”はPerfumeのボツ曲っぽいし、ラストの“ちゃんちゃかちゃん”などは、クイーンの“MORE OF THAT JAZZ”と同じ走馬灯的手法を採用するといった工夫が施されてはいるが、人によってはおちょくられているようにしか聴こえないだろう。
ぱびゅぱびゅ!!
今日の1曲:『CANDY CANDY』/ きゃりーぱみゅぱみゅ
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