さて、今夜も故ジェジー・ピンタード追悼企画として彼の参加作品について熱く語りたいと思います。
彼のバンド経歴を語る上で、NAPALM DEATHより忘れてはいけないバンドがある。
それは、そう!あの激速グラインドコアバンド、TERRORIZERである!
私が彼らの音楽に触れたのは“聴覚刺激”をモットーにしていたレーベルEaracheのコンピレーションアルバムに収録されていた名曲“DEAD SHALL RISE(邦題「蘇る屍体」)”を聴いた時だった。
この曲は正に私の聴覚のツボを鋭利な刃物で突くような衝撃ナンバーだった。
そしてメンバーにあのデスメタル界の帝王MORBID ANGELのリズム隊ピート“コマンド”サンドヴァル(dr)そして、デヴィッド・ビンセント(b)が在籍していたという事実を知り、即彼らのフルレンスアルバム購入に踏み切ったのであった。
曲展開は初期ハードコアパンクの流れを汲んでおり、サウンドは実に80年代ガレージパンク的な音色で、ジェシーのギターは疾走感のあるジャキジャキサウンドをひたすら刻んでいる。もちろんソロは皆無。
デヴィッドのベースは図太くブリブリ唸りを上げ、Voのオスカー・ガルシアはどこどこまでも低音なダミ声を発し続ける。
そして圧倒的存在感を放っているのはなんといってもピートの超絶ドラミングである!
MORBID ANGELではマシーンのような非人間的なプレイが彼の特色であるが、ここでは若干人間らしさが具わっており、ハイハットオープンな荒々しいリズム、チャイナシンバルしばきまくりーのそれでいて正確無比かつ超スピーディーな彼のブラストビートには野獣のごとき獰猛さがみなぎっている。
信じられない事だが、当時ピートはまだツインペダルを習得しておらず、全て片足だけでこのマシンガンバスドラミングを刻んでいるのだとか!!(本人談)
まぁこの逸話は多少眉唾物だが・・・いずれにせよ彼の足技が凄いことには変わりはない。
ちなみに私はどちらかというと、モビエンのよりこちらの方のピートのドラムプレイが好きである。
あとこの作品が優れているのは、全16曲もある楽曲がそれぞれシッカリとした特色を持っているっていう奇跡である!
もう1曲目の“After World Obiteration”から曲の半分を占めるイントロで、ジェシーはこれでもかーちゅーくらいカッコいいリフアレンジを盛り込んでいる。
ただただ突っ走るのではなくそこにはちゃんとした、まぁ計算はしていないだろうが、偶発的にせよ絶妙なリズムセクションが存在しているのである。
それが特に顕著なのは、典型的なハードコアパンク的展開のM3“Fear of Napalm”、恐らくオールドスラッシュファンにはツボであろうM4“Corporation Pull-In”、ミドルテンポだが印象深い曲調のM9“Enslaved by Propaganda”等々、挙げていけば枚挙に暇がない。
あのS.O.D.の不朽の名作『SPEAK ENGLISH OR DIE』とタメを張れる唯一の作品だといっても過言ではないだろう。
これが1989年の作品ってんだから、ほんと信じられない。
今考えると、このバンドはまさに奇跡のスーパーバンドだったと思う。
ジェシーのリフ構成のみでこれほどまで説得力のあるギターセンス、ピート、デヴィッドのリズム隊はどのデスメタルバンドよりも脅威的存在感があった。
80年代だからこそ表現できた加工されすぎないこの生々しいサウンドは貴重だし、どれだけ技術が進歩しようが機材が良かろうが現在のデスメタルバンドでは到底太刀打ちできないアグレッシヴ感とセンスがこの作品にはある!!
とにかくこのアルバムが永遠のマスターピースであることは間違いないだろうし、故ジェシー・ピンタードの最初にして最高傑作品であると私は思うのである。
彼のバンド経歴を語る上で、NAPALM DEATHより忘れてはいけないバンドがある。
それは、そう!あの激速グラインドコアバンド、TERRORIZERである!
私が彼らの音楽に触れたのは“聴覚刺激”をモットーにしていたレーベルEaracheのコンピレーションアルバムに収録されていた名曲“DEAD SHALL RISE(邦題「蘇る屍体」)”を聴いた時だった。
この曲は正に私の聴覚のツボを鋭利な刃物で突くような衝撃ナンバーだった。
そしてメンバーにあのデスメタル界の帝王MORBID ANGELのリズム隊ピート“コマンド”サンドヴァル(dr)そして、デヴィッド・ビンセント(b)が在籍していたという事実を知り、即彼らのフルレンスアルバム購入に踏み切ったのであった。
曲展開は初期ハードコアパンクの流れを汲んでおり、サウンドは実に80年代ガレージパンク的な音色で、ジェシーのギターは疾走感のあるジャキジャキサウンドをひたすら刻んでいる。もちろんソロは皆無。
デヴィッドのベースは図太くブリブリ唸りを上げ、Voのオスカー・ガルシアはどこどこまでも低音なダミ声を発し続ける。
そして圧倒的存在感を放っているのはなんといってもピートの超絶ドラミングである!
MORBID ANGELではマシーンのような非人間的なプレイが彼の特色であるが、ここでは若干人間らしさが具わっており、ハイハットオープンな荒々しいリズム、チャイナシンバルしばきまくりーのそれでいて正確無比かつ超スピーディーな彼のブラストビートには野獣のごとき獰猛さがみなぎっている。
信じられない事だが、当時ピートはまだツインペダルを習得しておらず、全て片足だけでこのマシンガンバスドラミングを刻んでいるのだとか!!(本人談)
まぁこの逸話は多少眉唾物だが・・・いずれにせよ彼の足技が凄いことには変わりはない。
ちなみに私はどちらかというと、モビエンのよりこちらの方のピートのドラムプレイが好きである。
あとこの作品が優れているのは、全16曲もある楽曲がそれぞれシッカリとした特色を持っているっていう奇跡である!
もう1曲目の“After World Obiteration”から曲の半分を占めるイントロで、ジェシーはこれでもかーちゅーくらいカッコいいリフアレンジを盛り込んでいる。
ただただ突っ走るのではなくそこにはちゃんとした、まぁ計算はしていないだろうが、偶発的にせよ絶妙なリズムセクションが存在しているのである。
それが特に顕著なのは、典型的なハードコアパンク的展開のM3“Fear of Napalm”、恐らくオールドスラッシュファンにはツボであろうM4“Corporation Pull-In”、ミドルテンポだが印象深い曲調のM9“Enslaved by Propaganda”等々、挙げていけば枚挙に暇がない。
あのS.O.D.の不朽の名作『SPEAK ENGLISH OR DIE』とタメを張れる唯一の作品だといっても過言ではないだろう。
これが1989年の作品ってんだから、ほんと信じられない。
今考えると、このバンドはまさに奇跡のスーパーバンドだったと思う。
ジェシーのリフ構成のみでこれほどまで説得力のあるギターセンス、ピート、デヴィッドのリズム隊はどのデスメタルバンドよりも脅威的存在感があった。
80年代だからこそ表現できた加工されすぎないこの生々しいサウンドは貴重だし、どれだけ技術が進歩しようが機材が良かろうが現在のデスメタルバンドでは到底太刀打ちできないアグレッシヴ感とセンスがこの作品にはある!!
とにかくこのアルバムが永遠のマスターピースであることは間違いないだろうし、故ジェシー・ピンタードの最初にして最高傑作品であると私は思うのである。
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