AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ひろみ September Love

2009年09月27日 | ♪音楽総合♪
スラドミ週間が明けてからはや一週間。
もうみなさん首筋の痛みもだいぶ和らいだ頃かと思います。

まぁ私とて365日ずっとスラッシャーをやってるわけではなく、この時期が過ぎれば季節と共にクールダウンしていきます。
テレビで動物生態系番組を見て癒されもすれば、平城宮跡へぶらりとサイクリングしにいったりもします。

そんな中、今年ロックバーで知り合ったデスメタル嬢からAPOCALYPTICAなるチェリスト3人衆からなるシンフォニックメタルバンドの作品を聴かせてもらったのですが、メタリカとかの曲をチェロで演奏してるだけで、全然私の感性には響いてこない代物でした。てかメタルじゃないじゃん。
メタルが好きなのに、なぜメタルバンドの曲からメタル要素を排除した音楽を聴こうとするのか?私には皆目理解できない。
これだったら普通のクラシック音楽を聴く方がよっぽど有意義だと思うのだが・・・


そんな私の最近のお気に入りは、上原ひろみさんのアルバム『BEYOND STANDARD』。
HIROMI'S SONICBLOOM名義での第2弾で、自身初となるスタンダード集。
他人の曲カヴァーするなら、これくらいアレンジ力がなければねっていう手本のような作品。

前作のオリジナル作品は、超絶ギタリストのデヴィッド“FUZE”フュージンスキーとかみ合っていたかどうかの前に、楽曲のわけのわからなさにあまりついていけなかったが、今回はスタンダードなジャズナンバーやら、ドビュッシーの“月の光”、坂本九の“上を向いて歩こう”などの有名曲を題材に、ひろみさんならではの卓越したアレンジでヴァージョンアップさせたアヴァンギャルド且つとっつきやすい内容となっている。
とくに#3“CARAVAN”は各プレイヤーの卓越したプレイが絶妙にからみ合い、極上のカオスが構築された究極のナンバーに仕上がっている。こういうのを待っていた。



しかし相変わらずFUZEに対して、潔癖なひろみシンパからの風当たりはキツい。
安っぽい音色だの、古くさいフュージョンだのと・・・
古くさくて何が悪い!
まぁ彼らにはFUZEのちょっとハズしたようなミニョンミニョンとしたフレットレスギターの音色が気持ち悪くてガマンならんのだろう。
気持ちはわからんでもないが、それがソニックブルームなのだから仕方がない。
ひろみさんもそれを求めたから彼と組んだのだろう。
まぁ確かにボートラの“Return Of Kung-Fu World Champion(ライブ)”での彼のアレンジはジャマしてる感がなくはないが。


名曲“XYG”のセリフカヴァーや、変り種のジェフ・ベックのカヴァー“Led Boots”、ひろみさんの超絶ピアノソロナンバー“I've Got Rhythmなど、聴きどころ満載の充実のカヴァーアルバム。




今日の1曲:『LED BOOTS』/ HIROMI'S SONICBLOOM

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