日頃からメタルDJ大会やなにやらでお世話になってる大阪梅田のメタルバーの5周年記念ライブイベントに行ってきた。
ま、一応ブレイクタイム一枠のBGMの選曲を任されていたので、CD-R焼いて心斎橋へと赴いた。
EXODUSのアマチュアコピーバンドとか、愛知のパワーメタルバンドなどのほか、メタルバーのママが店ほったらかしで追っかけするほど寵愛してやまない東京のギャルバンドGacharic Spinまでブッキングするという、なかなかゴージャスなイベントだった。まぁ私もガチャが出るというのを店で聞いて今回行く気になったのだが。
ちなみに今回の主役のメタルバーのママがギターを担当する即席メタルカヴァーバンドもトリで出演。
会場であるライブハウスの向かいには、電気の武者様が。
街灯には、ボンタン姿のチョイ悪オヤジも。「あんちゃん金かしてや」
開場時間ちょうどくらいにライブ会場につくと長蛇の列ができていて、腹ごしらえして開演時間に戻ってきてもまだ並んでいた。
たかが150人キャパやのにどういうこっちゃと思ったら、入口にGacharic Spinのベースのねえちゃん(彼女はどうやら広報担当らしい)が立っていて、それが原因だとわかった。
何かガチャ特典を配布してたみたいで、キップ切る時スタッフに「どのバンド目当てですか?」と聞かれて考えればガチャが本命だったんだが、なんか意味分からんくて「いや、イベント全体」って答えたらその特典を手渡してくれなくて思わずベースのねえちゃんに「え?俺にはそれくれへんの!?」と叫んでしまった。やんわり「ガチャ目当ての人だけなんです」と返され、ちょっと残念な気持ちで会場入りする。
すでにEXODUSのコピーバンドの演奏が始まっており、「BRAIN DEAD!!」の合唱が沸き起こっていた。
たかが、大阪の一個人のメタルバー5周年ライブイベントがソールドアウトとなったのは、言うまでもなく彼女たちの出演効果。年始に問い合わせの電話が殺到したとか。
開演前けっこうその辺うろついてはった。近未来的な髪の色してはるからかなり目立つ。
最前にはよく見かけるパッチデニム野郎どもがコブシを挙げており、メタルDJ大会で顔見知りの人たちもチラホラと。彼らとは実はそれほど打ち解けてはいないので、二言三言かわすだけでほとんど孤立していた。まぁ私は彼らほどバーには通っていないしマニアックでもないからね。
SKYLARK(全部の方)の連中もおる。もうこのイタリア人ら見かけても全然珍しくもない。
二番手に出てきたメジャーデビューも果たしている名古屋のメタルバンドARGUMENT SOULは、さっきのコピバンとは打って変わって格段に音がよくなった。やはり機材が違うのか。特にドラムの音がクリアで技術もピカイチ。
リードギターの人が実は代役の人で、なんとVOLCANOで屍忌蛇とタッグを組んでるギタリストらしくって、そのことだけでちょっとテンション上がった。あとヴォーカルの人がスラドミのTシャツ着てた。
三番手のRIVERGEは昨年のTTFの時初めて見たけど、その時はよくわからんくてボーっと傍観するだけだったが、今回拝見してけっこう自分好みのハードコアスラッシュであることがわかった。ステージダイバーも続出。私もモッシュに興じたことはいうまでもない。
そして、本イベント最大の動員力Gacharic Spinの登場。前列はサイリウム持参のファンで埋め尽くされる。そのファンらがアイドルの振り付けみたいなんを一斉にやるもんだから、けっこうステージが見づらくってドラムヴォーカルの人なんて全然見えんかった。私はドラムプレイを観るのが習慣なのに・・・
それでもスラップを武器とするベースのねえちゃんや踊り子たちは、台でも用意してあったのか、幾度も上半身見える高さまで登ってプレイしてはった。サービス精神旺盛やね。
しかし、こんな小さなハコでの少人数のイベントでも全力を持ってプレイする姿には実に好感が持てた。「ママのお店にも行ってあげてね。彼女のガチャライブ遠征資金になるので!」という気のきいたMCも。メタルバーのママもファン冥利に尽きたろうな。
Gacharic Spinの演奏時は、ステージダイヴ禁止という厳令をしいといてからに、興奮のあまり主催者本人が飛び込みはった!
ビリー・ミラノばりの衝撃が客席を襲ったかと思われるが、このシーンはおもろかった。ま、一応本イベントの主役だからこういうのもアリだろう。ただ、ガチャのファンはビックラこいたろうな。
Gacharic Spinに関しては、以前よりメタルバーのママにライブ映像をしょっちゅう見せられており、演奏力は目を見張るものがあったが、ギャルバンに偏見を持っているのと、色モノ的な演出がダメなので最初は敬遠ぎみだった。
が、昨年末にまた、ドラマーの人がヴォーカルを担当するようになってからの最近のライブ映像を見せられて、その赤字覚悟のLED多用演出に並々ならぬエンターテイメント性を感じ、これはライブ見たらおもしろいかもと、数年前Slipknotに興味を持った時と同じような衝動にかられたのであった。
ありえないタムの形状。楽器は光るのが当たり前。ギターボディのデザインを考案したのは、なんとメタルバーのママ。いちファンがどこまで関わっとんや。この人の行動力は計り知れない。
そこそこ人気のあるバンドだとは思うが、今回の小規模のイベントでも熱心にライブの告知をしてたし、終演後メンバー本人らが直々に物販を売っていて、それが現状なのかと。確かにまだまだ無名だし、今の時代ギャルバンドなんてのは注目されにくいのであろう。
最近若い踊り子が加わったことにより、いよいよアイドル演出が増してきた感があるが、演奏力は申し分ないのに増員してアイドル性を強化するその意図は何なのか?
テクニカルギャルバンドとアイドルの二面性を狙っての編成なのか。ママのように、そういうのがドストライクな人もいるだろうし、演奏面のみに魅かれて興味を持つ人もいるだろう。
ただ、こういう特殊なのは色モノバンドと受け取られがちで、敬遠する人も少なくないだろう。それでも彼女らのポリシーとしてその方向をこれからも貫き通すのだろうか。
本人たちの信じた道を突き進むのが一番かもしれないが、私はなんかもったいない気がするのだ・・・・
今日の1曲:『NEXT STAGE』 / Gacharic Spin
ま、一応ブレイクタイム一枠のBGMの選曲を任されていたので、CD-R焼いて心斎橋へと赴いた。
EXODUSのアマチュアコピーバンドとか、愛知のパワーメタルバンドなどのほか、メタルバーのママが店ほったらかしで追っかけするほど寵愛してやまない東京のギャルバンドGacharic Spinまでブッキングするという、なかなかゴージャスなイベントだった。まぁ私もガチャが出るというのを店で聞いて今回行く気になったのだが。
ちなみに今回の主役のメタルバーのママがギターを担当する即席メタルカヴァーバンドもトリで出演。
会場であるライブハウスの向かいには、電気の武者様が。
街灯には、ボンタン姿のチョイ悪オヤジも。「あんちゃん金かしてや」
開場時間ちょうどくらいにライブ会場につくと長蛇の列ができていて、腹ごしらえして開演時間に戻ってきてもまだ並んでいた。
たかが150人キャパやのにどういうこっちゃと思ったら、入口にGacharic Spinのベースのねえちゃん(彼女はどうやら広報担当らしい)が立っていて、それが原因だとわかった。
何かガチャ特典を配布してたみたいで、キップ切る時スタッフに「どのバンド目当てですか?」と聞かれて考えればガチャが本命だったんだが、なんか意味分からんくて「いや、イベント全体」って答えたらその特典を手渡してくれなくて思わずベースのねえちゃんに「え?俺にはそれくれへんの!?」と叫んでしまった。やんわり「ガチャ目当ての人だけなんです」と返され、ちょっと残念な気持ちで会場入りする。
すでにEXODUSのコピーバンドの演奏が始まっており、「BRAIN DEAD!!」の合唱が沸き起こっていた。
たかが、大阪の一個人のメタルバー5周年ライブイベントがソールドアウトとなったのは、言うまでもなく彼女たちの出演効果。年始に問い合わせの電話が殺到したとか。
開演前けっこうその辺うろついてはった。近未来的な髪の色してはるからかなり目立つ。
最前にはよく見かけるパッチデニム野郎どもがコブシを挙げており、メタルDJ大会で顔見知りの人たちもチラホラと。彼らとは実はそれほど打ち解けてはいないので、二言三言かわすだけでほとんど孤立していた。まぁ私は彼らほどバーには通っていないしマニアックでもないからね。
SKYLARK(全部の方)の連中もおる。もうこのイタリア人ら見かけても全然珍しくもない。
二番手に出てきたメジャーデビューも果たしている名古屋のメタルバンドARGUMENT SOULは、さっきのコピバンとは打って変わって格段に音がよくなった。やはり機材が違うのか。特にドラムの音がクリアで技術もピカイチ。
リードギターの人が実は代役の人で、なんとVOLCANOで屍忌蛇とタッグを組んでるギタリストらしくって、そのことだけでちょっとテンション上がった。あとヴォーカルの人がスラドミのTシャツ着てた。
三番手のRIVERGEは昨年のTTFの時初めて見たけど、その時はよくわからんくてボーっと傍観するだけだったが、今回拝見してけっこう自分好みのハードコアスラッシュであることがわかった。ステージダイバーも続出。私もモッシュに興じたことはいうまでもない。
そして、本イベント最大の動員力Gacharic Spinの登場。前列はサイリウム持参のファンで埋め尽くされる。そのファンらがアイドルの振り付けみたいなんを一斉にやるもんだから、けっこうステージが見づらくってドラムヴォーカルの人なんて全然見えんかった。私はドラムプレイを観るのが習慣なのに・・・
それでもスラップを武器とするベースのねえちゃんや踊り子たちは、台でも用意してあったのか、幾度も上半身見える高さまで登ってプレイしてはった。サービス精神旺盛やね。
しかし、こんな小さなハコでの少人数のイベントでも全力を持ってプレイする姿には実に好感が持てた。「ママのお店にも行ってあげてね。彼女のガチャライブ遠征資金になるので!」という気のきいたMCも。メタルバーのママもファン冥利に尽きたろうな。
Gacharic Spinの演奏時は、ステージダイヴ禁止という厳令をしいといてからに、興奮のあまり主催者本人が飛び込みはった!
ビリー・ミラノばりの衝撃が客席を襲ったかと思われるが、このシーンはおもろかった。ま、一応本イベントの主役だからこういうのもアリだろう。ただ、ガチャのファンはビックラこいたろうな。
Gacharic Spinに関しては、以前よりメタルバーのママにライブ映像をしょっちゅう見せられており、演奏力は目を見張るものがあったが、ギャルバンに偏見を持っているのと、色モノ的な演出がダメなので最初は敬遠ぎみだった。
が、昨年末にまた、ドラマーの人がヴォーカルを担当するようになってからの最近のライブ映像を見せられて、その赤字覚悟のLED多用演出に並々ならぬエンターテイメント性を感じ、これはライブ見たらおもしろいかもと、数年前Slipknotに興味を持った時と同じような衝動にかられたのであった。
ありえないタムの形状。楽器は光るのが当たり前。ギターボディのデザインを考案したのは、なんとメタルバーのママ。いちファンがどこまで関わっとんや。この人の行動力は計り知れない。
そこそこ人気のあるバンドだとは思うが、今回の小規模のイベントでも熱心にライブの告知をしてたし、終演後メンバー本人らが直々に物販を売っていて、それが現状なのかと。確かにまだまだ無名だし、今の時代ギャルバンドなんてのは注目されにくいのであろう。
最近若い踊り子が加わったことにより、いよいよアイドル演出が増してきた感があるが、演奏力は申し分ないのに増員してアイドル性を強化するその意図は何なのか?
テクニカルギャルバンドとアイドルの二面性を狙っての編成なのか。ママのように、そういうのがドストライクな人もいるだろうし、演奏面のみに魅かれて興味を持つ人もいるだろう。
ただ、こういう特殊なのは色モノバンドと受け取られがちで、敬遠する人も少なくないだろう。それでも彼女らのポリシーとしてその方向をこれからも貫き通すのだろうか。
本人たちの信じた道を突き進むのが一番かもしれないが、私はなんかもったいない気がするのだ・・・・
今日の1曲:『NEXT STAGE』 / Gacharic Spin
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