新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

妻籠宿にある「妻籠宿脇本陣奥谷」で、光り輝く男になる???

2024-09-22 06:00:41 | 歴史史跡

中山道六十九次のうち、江戸から数えて四十二番目となる

妻籠宿

訪ねたのは、2022年秋と、新型コロナウイルス感染の影響で、外国人とかも少ないから(外国人に限らず、そもそもが、馬籠宿と比べれば、人出の少ない宿場町なので)気持ちはまるで江戸時代にタイムするップしたかのよう

 

その妻籠宿にある「妻籠宿本陣」「脇本陣奥谷」が、江戸、明治時代から、残されていて、さらに観光用に造られた「歴史資料館」

この脇本陣奥谷、妻籠宿本陣、歴史資料館の3つの建物をまとめて

「南木曽町博物館」と総称するようでして

今回は、その中の「脇本陣奥谷」の紹介…レポをば

「妻籠宿脇本陣」は屋号を「奥谷(おくや)」といい、国重要文化財「林家住宅」と石碑があるように

 

 

代々「林氏」が、営んできた建物…ここは、妻籠宿の「脇本陣」だけでなく、妻籠宿の問屋業務を「本陣」の島崎家と分け合う「半分問屋」でもあり、江戸時代後期の1841年からは妻籠宿の庄屋にも就任、醸造業など商人としても大きく発展し、江戸時代後期には本陣職だった島崎家をも凌ぐ勢いだったとか…

「本陣」家が衰退していたこともあって、1861年には、皇女和宮が江戸徳川家に降嫁の際には、ここ林家住宅(奥谷)で休息をしたとのこと…

今の建物は一般庶民が使用することを禁じていた木曽五木の禁制が解かれて1877年に総檜造りで立て替えられたのがこの現在の建物

1880年の明治天皇巡幸の際もここ林家(奥谷)が、御小休所として利用されていたようで、街道沿いからみえるように、その石碑が

さて「脇本陣奥谷」は、街道沿いにお隣りに「蔵」があって

 

 

その右側に、この脇本陣奥谷の建物があります

 

 

入場料は「妻籠宿本陣」が300円、「脇本陣奥谷」「歴史資料館」の2館まとめて600円

でも3館共通は700円なので、もちろん3館共通券を

すると、この「通行手形」がいただけて、3つの建物が一度きりならず、何度も自由に出入りできるようです…まあ、何度も、そう入りませんけどね…

 

 

入ると、土間・台所、囲炉裏のある光景が…

趣があって…いいですなあ

 

この場所で、スタッフの方より、「脇本陣奥谷」の説明をいただけました…

なんでも、明治天皇巡幸の際は、私が入ったような「土間」から入らず…

こちらの閉ざしてある侍門から、お入りになったとか

 

侍門の屋根には、が頭からダイブ…である訳ないけど、見事な瓦

明治天皇さま、はやく「コイ」ということでしょうか…

あるいは、島崎藤村の「ハツコイ」に掛けてあるのかな…そんなことはないと思うけど…

 

明治天皇が利用した侍門の内側には、庭園

高塀や源氏塀に囲まれてる日本庭園

 

さて、侍玄関から入れば、部屋は「竹の間」「宝の間」「上段の間」と続いているようで…「宝の間」「上段の間」は立ち入り禁止

その「宝の間」に明治天皇巡幸の際に使われた…そのためだけに造ったと言われるテーブルが飾ってありました…イスは明治天皇のおつきのものが用意されてたとのこと…

さらに、額には、島崎藤村直筆のものが…

島崎藤村の「初恋」の人、馬籠宿大黒屋の娘「おゆふ」の嫁ぎ先が、ここ奥谷(林家)

なので、ここは島崎藤村の作品「初恋」の舞台の一つでもあるよう

窓からみえる奥の山…このあたりが妻籠城であったとのこと…山道をここから30分ほど…でも、何も残ってないらしい…素晴らしい見下ろす眺望はみえるけど…とのスタッフの方の弁

さて、ここは醸造業などを営んでいたことから

南木曽町の妻籠宿で限定販売されている

地酒「鷺娘(さぎむすめ)」の歴史を感じる看板ともに展示が…

なんでも、ここで昭和の初めまで「鷺娘」は生産されていたらしい…

「鷺娘(さぎむすめ)」…なんとも呑んでみたくなるネーミング

これが、もし「さぎおやじ」だったら、呑みたいなって思わないものな…

復活してるんだー!!帰りにチェック!チェック!!

「「鷺娘(さぎむすめ)」のネーミングに吸い寄せられる単純な私…汗

 

さて、ここに着いたのは、午前9時半過ぎだったのですが…

9月~3月限定で

午前10時過ぎにこの窓から光の筋が差し込むらしい

ちょっとおぼろげながらも、薄く差し込む光が見えてきたような

 

もう、少し、時間が経つとはっきり差す光がみえるとのことで

先に「妻籠宿脇本陣」の建物を出て、見学をば…

裏には、井戸がありました…

枠組みは新しく改修されているのかな…覗き込むと水面があって、私が、まさに水も滴るイイ男みたいに映っているので、びっくりしました…笑…水面を鏡のように映し出されれば、小皺も消えるから…笑

さてさて、奥のこの土蔵が展示室になっていました…

入ってみると

中央にどどんと、妻籠脇本陣のジオラマ

江戸時代は、今よりもウンとウンと広かったようです…

まさに大名行列のみなさんを、本陣とともに受け入れることのできそうな広いスペース

 

解説板

この図をもとに、ジオラマは作成されたようで

その頃の、小物の数々

当時の瓦…

お料理の番付表

今でいう「食べログ」の評価ポイントのようなものでしょう

3人組だからといって「打首獄門同好会」や「FUNKY MONKEY BABYS」ではありません!

お笑いぽいけど???「レッツゴー三匹」ではありません!喩えが古いって??

さてさて、二階にいく階段箪笥

 

実用的でいいよね…スペースが広く使えるし…

さて2階には

島崎藤村の「初恋」の人、「おゆふ」さんに関するものが…

島崎藤村の初恋の人…

この年齢のときに恋したのではないだろうけど…

林ゆふさん

「夜明け前」にも、この場所はでてくるようで

そんな歴史を感じる「島崎藤村」の本…

実は私、文学部卒ながら…「島崎藤村」の本を読んだことがないのです…

読んだことがないなんて、これまでの人生、ほん「とうそん(藤村)」??…もとい、ホン「ト、損(そん)」…そう、ホント、損してるよね???

「おゆふさん」の髪飾り

軍配かと思ったけど、おゆふさんの手鏡…

さらに明治天皇巡幸の際の資料も

いやあ、このころ妻籠宿は大変なことになっていたんでしょうね

 

さらには、

「岐蘇続膝栗毛」なんていう本もあるんだ…

作者は十返舎一九…やはりストーリーの中では、弥次郎兵衛と喜多八が旅してたんだろうか

「英名八犬士、里見八犬伝」の古書(こしょ)も…ここに並べとこしょ!!…汗

さてさて、この資料館になっている土蔵を後にして

再度「脇本陣奥谷」の土間に戻ってみれば(一方通行なので、ぐるっと「歴史資料館」の中を通って、一周しなくちゃいけないけれど…再度、ここで「通行手形」をみせて)

光の筋がはっきりと…

 

♪光が降る 光が降る
様々に色を変え
強くなれるよ
強くなれるよ

光が降る 光が降る
様々に色を変え
夜空を染め
いつまでも降り続く~

と、小山卓治さんの曲「光が降る」が、即、心の中に響く

♪新しい自由
思い出のような未来
美しく哀しい
激しくて優しい
空と大地の真ん中
小さなふたつの点
それが僕らの姿だ
消えそうにもろくてはかない
空に両手かざし
光のオルガンを弾け
光のオルガンを弾け
光のオルガンを弾け~

小山卓治さんの曲「光のオルガン」が、今度は、私の心の中に想起される

光のシャワーのように窓から降り注いでいる…何とも幻想的な、神々しさも感じるこの光景…

 

そのど真ん中に鎮座して

光が差す、光り輝く男???

がここに…笑



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