最近は「そろばん教室の選び方」という言葉を聞くことやネット記事を見ることが多くなってきました。暗算指導をしていない教室や、競技大会に参加しない教室はやめておきましょう。なんて文言もまた見るようになりました。私はこうした考え方に賛同できる部分もあればその逆もあります。特に競技大会についてはあまり積極的ではありません。
というわけで、私のそろばん教室におけるそろばん指導の考え方と、どうして競技大会へ積極的に参加しないかを書いてみたいと思います。
指導の想い①「全員にヒーローを経験してほしい」
競技大会というものは「参加者で一番」を決めるものです。当然一番は参加部門の中で一人だけ(同点優勝はあるにはありますが、まあ普通はね)です。つまり一人しかヒーローになれないのです。これに対して検定試験は「合格」すればヒーローです。「受験者全員合格」もありえます。これは競技大会とは性格を異にする部分です。全員にヒーローになってほしいから、全員がヒーローになることができる検定試験指導をメインにしています
指導の想い②「数字を丁寧に扱ってほしい」
競技大会は規定時間内に1問でも多く正解することを目指します。数字はお世辞にもきれいとは言えない答案が多くなります(私は競技大会の裏方も、演技委員:MCも幾度も経験しています)。大会によっては「その選手の数字を採点する専門の先生」がいる場合もあったりします。普段から「速ければいい」という価値観が身についてしまうことに対して、私は懐疑的です。
これに対して検定試験は「採点基準」が明確です。2通りに読むことができる数字は原則として×になります。この×はきちんと生徒に説明できます。もちろん個人の習癖によるものは「全体を通して観察し、受験者の不利にならないように採点する」という基準があります。個性は尊重しつつ「中学・高校・大学と進んでも不利を被ることのない数字」をできるだけ速く書くことができるようになってほしい。この考え方に検定試験は最適なんです。
指導の想い③「そろばんだけができる人にはなってほしくない」
最近は「ブラック部活」なんて言葉を聞く機会も増えました。部活の拘束時間があまりにも長いために勉強する時間を取れないとも。そろばんの練習も行き過ぎると同じようなことが起こります。競技大会での上位入賞を目指すとなると、それなりに練習時間(すなわちそろばんの拘束時間)が長くなります。この時間でできるでろう遊びやほかの習い事、あるいは「ただボーっとする時間」も無くなってしまうのです。これが果たして子供の成長にとって良いことばかりなのか?とも考えるのです。何事もバランスが大切だと思うのです。そろばんも勉強も遊びも。さらにはほかの習い事も。たくさんの経験を積んでほしいのです。
という想いがあるので、競技大会へ「積極的には参加しない」のです。もちろん案内はしますし、希望者は参加してもらいます。挑戦の機会を奪うことはしていませんし、上位入賞を目指したい生徒にはきちんと説明したうえで課題を渡しています。
こんな考え方で指導している「競技大会に積極的な参加をしない」教室もあるということを知っていただければ幸いです。
というわけで、私のそろばん教室におけるそろばん指導の考え方と、どうして競技大会へ積極的に参加しないかを書いてみたいと思います。
指導の想い①「全員にヒーローを経験してほしい」
競技大会というものは「参加者で一番」を決めるものです。当然一番は参加部門の中で一人だけ(同点優勝はあるにはありますが、まあ普通はね)です。つまり一人しかヒーローになれないのです。これに対して検定試験は「合格」すればヒーローです。「受験者全員合格」もありえます。これは競技大会とは性格を異にする部分です。全員にヒーローになってほしいから、全員がヒーローになることができる検定試験指導をメインにしています
指導の想い②「数字を丁寧に扱ってほしい」
競技大会は規定時間内に1問でも多く正解することを目指します。数字はお世辞にもきれいとは言えない答案が多くなります(私は競技大会の裏方も、演技委員:MCも幾度も経験しています)。大会によっては「その選手の数字を採点する専門の先生」がいる場合もあったりします。普段から「速ければいい」という価値観が身についてしまうことに対して、私は懐疑的です。
これに対して検定試験は「採点基準」が明確です。2通りに読むことができる数字は原則として×になります。この×はきちんと生徒に説明できます。もちろん個人の習癖によるものは「全体を通して観察し、受験者の不利にならないように採点する」という基準があります。個性は尊重しつつ「中学・高校・大学と進んでも不利を被ることのない数字」をできるだけ速く書くことができるようになってほしい。この考え方に検定試験は最適なんです。
指導の想い③「そろばんだけができる人にはなってほしくない」
最近は「ブラック部活」なんて言葉を聞く機会も増えました。部活の拘束時間があまりにも長いために勉強する時間を取れないとも。そろばんの練習も行き過ぎると同じようなことが起こります。競技大会での上位入賞を目指すとなると、それなりに練習時間(すなわちそろばんの拘束時間)が長くなります。この時間でできるでろう遊びやほかの習い事、あるいは「ただボーっとする時間」も無くなってしまうのです。これが果たして子供の成長にとって良いことばかりなのか?とも考えるのです。何事もバランスが大切だと思うのです。そろばんも勉強も遊びも。さらにはほかの習い事も。たくさんの経験を積んでほしいのです。
という想いがあるので、競技大会へ「積極的には参加しない」のです。もちろん案内はしますし、希望者は参加してもらいます。挑戦の機会を奪うことはしていませんし、上位入賞を目指したい生徒にはきちんと説明したうえで課題を渡しています。
こんな考え方で指導している「競技大会に積極的な参加をしない」教室もあるということを知っていただければ幸いです。