そろばんは世間一般にどういう認識をいただいているのでしょうか?
たとえば、今私の教室の周りの小学校では、ミニバス・サッカー・ソフトボールが盛んです。さらに私の知る範囲では柔道・合気道・空手・ダンス・テニス・水泳・フットサルなどに通う生徒がいます。
で、「スポーツに集中するのでそろばんを辞めます」ということがたまにあります。
あるいは「そろばんの行事なんですが、スポーツの練習があるので行けません」なんていうこともよくお聞きします。
さて、スポーツは他の何事も、押しのけなければ成立しないのか? 私の教室に通う生徒に限れば答えは「否」です。
たとえばミニバスをやっていた生徒は、そろばんもお勉強も両立させて、清水谷から関西大学へと進学しました
たとえば野球をやっていた生徒は、かたやそろばん2級まで頑張り、甲子園に出場し野球で大学へと進学しました。
たとえばサッカーを頑張っていた兄弟は、ふたりとも1級を取得し、兄は名門高校へ弟は今中学で頑張っています。
たとえばサッカーや習い事で毎日が埋まっている生徒でも、現在そろばんを辞めずに頑張っています。
たとえばダンスを中学3年まで続けても、そろばんもお勉強も限界まで頑張りぬいて、今年大学進学を決めた生徒もいます。
要は、そろばんを辞めるという選択肢を考えない生徒は、その後の結果をきちんと出してくれています。それは偏差値と言う指標は関係ありません。それぞれの進みたい道へときちんと進んでいると言う意味です。
こうした生徒は、スポーツ系の試合などに重ならない限り、そろばんの行事・大会にもできる限り参加していましたし、それを当たり前だと思う心があるんですよね。つまり「めんどくさい」という感覚で物事を考えずに「どうしたら全部できるのか?」を常に考えていましたし、現在進行形でも考えています。
一方、「スポーツを頑張るからそろばんを辞めます」と、そろばんを辞めた生徒は(今のところですよ)そのスポーツで成果を挙げて高校からお呼びがかかったというお話を聞いたことがありません。中学入学して2回目か3回目くらいの定期考査の成績に愕然としてそれから塾へ。これで成績が上がることは本当に稀なんです。
親御さんと私たち教育者の考え方にある大きな大きな隔たりはこれなんですよね。
私は、スポーツだけを頑張ることに否定的です。
スポーツも頑張ることは賛成です。
今までたくさんの子供たちを見てきました。そして「スポーツを頑張るからそろばんを辞めます」という子供の95%以上は「そろばんがめんどくさく、スポーツが楽しいからスポーツを頑張る」のです。そしてその姿は親御さんから見れば頑張っているように見えるのです。でもその頑張りは「楽しいから」であって、「苦しいことを乗り越えるため」の頑張りではないんです。
もちろん「そろばんが楽しい」という子供たちも少なからずいます。そういう子供たちには私は「高い壁」をその能力と時期に応じて与え続けています。そういう「教育的視点」から子供たちにスポーツ指導をしている指導者を、私は不勉強にしてこのあたりでいらっしゃることを知りません。唯一野球の指導者の中に、100%共感はできないけれども、矜持を感じる指導者を知っています。そういう指導者はたとえばテスト前にお勉強を頑張ることを止めません。たとえばそろばんの検定試験の受検を止めることはありません。万が一試合と検定試験が重なっても必ず自身に決断をさせます。そして「そろばんなんかしてるひまがあったら、野球の練習をしろ!」なんてこと絶対に言いません。その子供が頑張っていることを最大限認めておられます。
さて、「楽しい」スポーツを頑張り続けても、苦しいことを乗り越える力はつきません。お勉強を苦痛に感じている限り、絶対に伸びません。これは断言できます。ではなぜ、お勉強を苦痛に感じるのか? それは「苦しいことを乗り越えた先にあるものを見た経験がないから」なんですよ。
私はそろばん指導を通して、しんどい・つらい・苦しいことを乗り越えた先にあるものを子供たちに見せたいのです。そして「努力は結果を裏切らない」ことをその体でしっかりと経験して欲しいのです。
このことをそろばんを通して経験した生徒は、そろばん教室に残ってお勉強をしても、違う教室でお勉強をしても、他のステージに進んでも、「おお!」と思うことができる結果をきちんと出してくれています。(ここを詳しくはブログでは書けません。個人が特定される可能性がありますので。書いてもいいと許可をもらっているのは、天王寺高校・西大和高校に合格した2人。天王寺から大阪府立大学に現役合格した彼。高津高校から関西大学に現役合格した彼。清水谷高校から大阪府立大学に合格した彼。福井工大福井に進学し甲子園に出場した彼。日新高校商業科に進学し、調理師になった彼ぐらいですね)
スポーツを頑張るから辞める。という視点ではなく、スポーツを頑張りたいからそろばんを(あるいは他の習い事を)続けるためにどうしたらいいのかを考えて実行する子供のほうが、何倍も強い子供に育ちます。
私は「できる限り全部頑張る」という子供たちに寄り添い続けたいと思います。そして「ここまで頑張ったけど、これをするためにはどうしてもそろばんを卒業しなきゃ無理やねん!」と言われた時には、そのステージを応援できる指導者でもありつづけたいと思います。
たとえば、今私の教室の周りの小学校では、ミニバス・サッカー・ソフトボールが盛んです。さらに私の知る範囲では柔道・合気道・空手・ダンス・テニス・水泳・フットサルなどに通う生徒がいます。
で、「スポーツに集中するのでそろばんを辞めます」ということがたまにあります。
あるいは「そろばんの行事なんですが、スポーツの練習があるので行けません」なんていうこともよくお聞きします。
さて、スポーツは他の何事も、押しのけなければ成立しないのか? 私の教室に通う生徒に限れば答えは「否」です。
たとえばミニバスをやっていた生徒は、そろばんもお勉強も両立させて、清水谷から関西大学へと進学しました
たとえば野球をやっていた生徒は、かたやそろばん2級まで頑張り、甲子園に出場し野球で大学へと進学しました。
たとえばサッカーを頑張っていた兄弟は、ふたりとも1級を取得し、兄は名門高校へ弟は今中学で頑張っています。
たとえばサッカーや習い事で毎日が埋まっている生徒でも、現在そろばんを辞めずに頑張っています。
たとえばダンスを中学3年まで続けても、そろばんもお勉強も限界まで頑張りぬいて、今年大学進学を決めた生徒もいます。
要は、そろばんを辞めるという選択肢を考えない生徒は、その後の結果をきちんと出してくれています。それは偏差値と言う指標は関係ありません。それぞれの進みたい道へときちんと進んでいると言う意味です。
こうした生徒は、スポーツ系の試合などに重ならない限り、そろばんの行事・大会にもできる限り参加していましたし、それを当たり前だと思う心があるんですよね。つまり「めんどくさい」という感覚で物事を考えずに「どうしたら全部できるのか?」を常に考えていましたし、現在進行形でも考えています。
一方、「スポーツを頑張るからそろばんを辞めます」と、そろばんを辞めた生徒は(今のところですよ)そのスポーツで成果を挙げて高校からお呼びがかかったというお話を聞いたことがありません。中学入学して2回目か3回目くらいの定期考査の成績に愕然としてそれから塾へ。これで成績が上がることは本当に稀なんです。
親御さんと私たち教育者の考え方にある大きな大きな隔たりはこれなんですよね。
私は、スポーツだけを頑張ることに否定的です。
スポーツも頑張ることは賛成です。
今までたくさんの子供たちを見てきました。そして「スポーツを頑張るからそろばんを辞めます」という子供の95%以上は「そろばんがめんどくさく、スポーツが楽しいからスポーツを頑張る」のです。そしてその姿は親御さんから見れば頑張っているように見えるのです。でもその頑張りは「楽しいから」であって、「苦しいことを乗り越えるため」の頑張りではないんです。
もちろん「そろばんが楽しい」という子供たちも少なからずいます。そういう子供たちには私は「高い壁」をその能力と時期に応じて与え続けています。そういう「教育的視点」から子供たちにスポーツ指導をしている指導者を、私は不勉強にしてこのあたりでいらっしゃることを知りません。唯一野球の指導者の中に、100%共感はできないけれども、矜持を感じる指導者を知っています。そういう指導者はたとえばテスト前にお勉強を頑張ることを止めません。たとえばそろばんの検定試験の受検を止めることはありません。万が一試合と検定試験が重なっても必ず自身に決断をさせます。そして「そろばんなんかしてるひまがあったら、野球の練習をしろ!」なんてこと絶対に言いません。その子供が頑張っていることを最大限認めておられます。
さて、「楽しい」スポーツを頑張り続けても、苦しいことを乗り越える力はつきません。お勉強を苦痛に感じている限り、絶対に伸びません。これは断言できます。ではなぜ、お勉強を苦痛に感じるのか? それは「苦しいことを乗り越えた先にあるものを見た経験がないから」なんですよ。
私はそろばん指導を通して、しんどい・つらい・苦しいことを乗り越えた先にあるものを子供たちに見せたいのです。そして「努力は結果を裏切らない」ことをその体でしっかりと経験して欲しいのです。
このことをそろばんを通して経験した生徒は、そろばん教室に残ってお勉強をしても、違う教室でお勉強をしても、他のステージに進んでも、「おお!」と思うことができる結果をきちんと出してくれています。(ここを詳しくはブログでは書けません。個人が特定される可能性がありますので。書いてもいいと許可をもらっているのは、天王寺高校・西大和高校に合格した2人。天王寺から大阪府立大学に現役合格した彼。高津高校から関西大学に現役合格した彼。清水谷高校から大阪府立大学に合格した彼。福井工大福井に進学し甲子園に出場した彼。日新高校商業科に進学し、調理師になった彼ぐらいですね)
スポーツを頑張るから辞める。という視点ではなく、スポーツを頑張りたいからそろばんを(あるいは他の習い事を)続けるためにどうしたらいいのかを考えて実行する子供のほうが、何倍も強い子供に育ちます。
私は「できる限り全部頑張る」という子供たちに寄り添い続けたいと思います。そして「ここまで頑張ったけど、これをするためにはどうしてもそろばんを卒業しなきゃ無理やねん!」と言われた時には、そのステージを応援できる指導者でもありつづけたいと思います。