東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

YDK(やればできる子)を潰さないで! ~その後~

2016-03-12 08:30:52 | 学習・塾に関する中身
 さて、半年ほど前のシリーズですが、最近思うことが多くあって、ちょっと書いてみたくなりました。

 3年生は公立受験が終わりました。お疲れ様でした。全員が意外と書けたよとのこと。私の中ではでは3名がチャレンジ受験なので、今年は正直厳しいかなという手ごたえだったんですが…。 大逆転があるかな?

 YDK(やればできる子)とは、

 Y:やるための的確な指導を受けて
 D:努力することを怠らない適切な勉強方法が身について
 K:きちんとこなしていける

 こどもであると書きました。3年生は最後の追い込みでこの形に近づいていけたと思います。手のかかった学年でしたし、何度もけんかをしました。それでも手を抜いたり、あきらめたりはしたくなかったんです。その結果が妥協することなくチャレンジしてまで志望校を目指すことにつながったのかなと思います。

 2年生は少ない人数ながら、全員が学年平均を突破。教室の平均点は、学年平均がきちんとわからないこともあって、はっきりしませんが恐らく60点程度上回っていると思います。昨日はこのテストで見えてきた課題と、今後どのような勉強が必要かについて、お話しをして生徒たちにも考えてもらいました。そろそろワンランク上のお勉強を求めることが出来そうです。

 1年生は10名いますが、10名の平均は学年平均+90点になりました。そして全員が平均点を上回りました。この学年は1年生スタート時、模擬試験で全国平均を超えていたのが3名でしたからよく伸びてくれていると思います。毎日の勉強を少しずつ厭わなくなってきています。

 勉強は苦行ではありません。自分の努力に応じてその努力に相応しい結果がでるものです。その結果を得るまでにはかなりの労力と時間が必要なのは事実ですが、必ず努力と結果は相関関係があります。

 だからこそ 真のYDK(やればできる子)とは、

 Y:やるべきことをきちんと理解してこなし
 D:努力の量に相応しい結果を手に入れることができることを知って
 K:これからの自分に必要なことが理解できていく

 こどもだ…、いやこれができるようになったとき、こどもから大人へと踏み出していくのだと思います。


 「お前えらそうに書いとるけど、ほんまにきちんと指導できてるねんな!」 と言われたとき少なくとも「その場しのぎの、場当たり的な指導ではなく、将来を見据えて自分の力を発揮できるように考えて指導している自信はあります」とお答えします。

 これからも、少しでも真のYDKになってもらえるように頑張ります。

 3年生の全員がいい結果でありますように!!!!!
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5年

2016-03-11 08:32:17 | 日記
 今日であの悪夢の日から5年目を迎えました。

 大学・大学院時代に地震と断層の研究をし、地震予知はできるのか? というテーマを研究した者にとって、「地震空白域」(最近の地質時代に繰り返し地震が起こっていることが既知である地域において、地震が近年確認されておらず、ごく近い未来に地震が発生することが想定される地域のこと)という考え方は当たり前のものでした。東北地方は地震空白域があり、しかもプレート境界があることから、比較的近いうちに大きな規模の自信が起こるということは繰り返し指摘されていました。でも、原発に携わる人たちは、自分たちに都合のいいデータだけを引用し続けました。その結果はみなさんご存じのとおりです。

 もちろん、地震や津波の被害を防げたとは思えません。しかしながら5年が過ぎた今でも、家のあったところに帰ることすらできない方々がここまでたくさんおられるという悲しい事実は回避できた可能性が高いのです。

 私は「理科離れ」がこの原因の一端にあると思います。

 ・原発は6基あるのに、非常用電源車は2台。(地震被害は同じ敷地なら同じように起こると思いますが)
 ・津波が来る恐れのある沿岸部に原発があるのに、非常用自家発電装置は地下に設置(水はどこに行きますか?)
 ・後ろにある高台に、本来ならば非常用の発電施設か電源車をおくべき(津波で車が流されたら…)
 ・沿岸部に建設するのは、万が一のときの冷却水として海水を利用できるから
  (海水を一度注入すると、基本的に廃炉になります。だから修理して使うつもりで海水注入が遅れたのかな?)

 私は、自分の身を守るためにこそ「勉強」するべきだと思うのです。非常時にどのように行動するべきか?。

 そろばん・塾の授業時でも、特に差し迫った行事がないときは、こうしたお話をすることがあります。

 5年前は子供たちが不安そうな顔をずっとしていたので、すべてのクラスでそろばんを止めて、疑問に思うことを聞いてできる限り答えました。

 昨日は、中学生が「福島はなぜ今も封鎖が続いているのか?」と疑問をぶつけてきたので、原発の発電の仕組み・放射性物質の性質・放射能について・メルトダウンとは何か?など、答えることができるものについて、知識の限り答えました。

 そうなんです。「なぜ?」に応える知識は絶対に必要なんです。そして得た知識によってはその後の人生を左右することもあります。教え子の中には、あの日からしばらくの自衛隊の方々の姿を見て、私も人を助けたいとレスキューを志望したものがいます。

 災害をなくすことはできないけれど、知識で減らすことは可能です。減災ですね。悲しかったと涙を流すことは簡単です。でももう一歩。今の私たちに何ができるのか。しっかりと考えて前へ進むこと。そのための知識をしっかりと身に付けることを、子供たちには私の出来る力を精いっぱい使って伝え続けたいと考えます。
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行ってらっしゃい!

2016-03-09 23:08:27 | 学習・塾に関する中身
 いよいよ明日、教え子たちが最後の挑戦をします。

 なんだかんだ言いながらよく頑張ってくれたと思います。まあ、もう少し早く本気になっていれば…はいつものことですが。

 この学年は本当に大人たちに振り回されました。

 学区が撤廃され、相対評価から絶対評価へ。チャレンジテストでの学校ごとの評定平均値の上下ルール。アドミッションポリシーの導入に、自己申告書の導入、前期試験の廃止に、国語・数学・英語でのA・B・C問題導入…。

 本当に中学3年生で、これだけの中身をきちんと理解して対応できるのかと、決定権を持つ大人たちは考えたことがあるのでしょうか? 

 私には、ゆとり教育を推進した大人たちのツケを、今の子供たちが払わされているだけだと思います。

 だって、本当に学校現場で指導する先生方に、今求める指導を完璧にできる先生はそう多くないと思います。だって学んでないですもんそんなルール。

 とつべこべ言っても始まりませんよね。

 最後の作文・自由英作文・リスニング指導もよくついてきてくれました!

 最後まで頑張りぬいてくれてありがとう!!!

 明日も元気に

行ってらっしゃい!!
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広島の事件について思うこと

2016-03-09 21:16:01 | 日記
 また、胸をかきむしられる想いの事件が起こってしまいました。

 報道を信ずる限りにおいては、中学3年生の生徒が、自分の志望校への推薦をしてもらえなかったんですよ。その理由が1年生の時に万引きをしていたから。そして、その事実は間違いだったと…


は?



 もうね、信じられないんですよ。
 ・進路指導(にもなってないですが)は廊下で5~15分、5回行った。
 ・その際に本人から万引き事案についての明確な否定はなかった。
 ・進路指導に関しては各教師の裁量に任せていた。何の指示もなく、マニュアルなども決めていなかった。

 なんですかそれ。言い訳にしてもひどいですよね。もう、なんだか本当に学校の先生には良心がないのかと疑われても仕方がない事案ですよね。

 でも、気になることがいくつかあります。これね、校長推薦をするかどうかなんですけど、それって担任の一存で決めることができるんですかね?。そして本当に複数回の進路指導(?)を廊下でしたなら、だれか一人くらい聞いてはいませんかね? さらに、こんな指導をされたら、親御さんに相談しないもんですかね?

 何か表になっていない事実がありそうな気がします。

 やっぱり、いつになっても大人たちは自分たちの保身に汲汲とするだけなんですよね。情けない限りです。こういう限り、私はいつも本気で全力で子供たちに接していきたいと思います。

 自分の本当の想いを理解してもらえずに、永遠の道へと旅立ってしまったあなたに、心からのご冥福を申し上げます。
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優先入学の受付について

2016-03-08 23:10:09 | そろばんに関する中身
※瓢箪山教場※

 去年の今頃は優先入学に対してのお申し込みが、4月までで1名でした。縄手北小学校の新1年生がすごく少なかったことを考えても少なかったので、今年はそれほど優先入学のお申し込みをいただかないだろうと考えておりました。ところが今年は1月18日の授業終了現在で、月・水・金コース新1年生は体験授業のご予約が定員となってしまいました。

 明日からは月・水・金コース新1年生は体験予約となります。火・木コースは現在のところ、お問い合わせをいただいているだけで体験予約はいただいておりませんので、席に余裕があります。

 月・水・金コースの新3・4年生に関しましては各1名の余裕がございます。火・木コースはまだ定員に余裕があります。

 今年はこの優先入学を開始して、最もお申し込みをいただいた7年前の2月初旬で定員となりましたときのペースを上回って、お申込み・お問い合わせをいただいております。瓢箪山教への入学をご検討の方は、お早目のお問い合わせをお願いいたします。

※石切教場※

 1月18日現在でのお申し込みはまだありません。お問い合わせを2件いただいております。石切教場は現在での在籍生徒数が定員ギリギリのため、優先入学の募集人数自体が3名と非常に少なくなっております。石切教場へのご入学をご希望の方も、定員となってしまう恐れがありますので、お早目のお問い合わせをお勧めいたします。



 ※2月10日追記

 瓢箪山教場月・水・金コースの新1年生につきましては、現在入学確定・体験のお申し込みを6名いただいています。体験待ちの方が全員入学されると、残りの枠は1名です。定員に達した時点で、新1年生はいったん入学受付を停止いたします。入学をご検討の方はお早目にお問い合わせください。
 新2・3年生はまだ残り枠があります。新4年生は受付終了です。
 火・木コースは現在のところ、まだ空きがあります。新4年生は以上は受付終了です。

 石切教場は、まだ入学確定はいただいておりませんので、引き続き新入生募集中です。

 ※2月24日追記

 瓢箪山教場月・水・金コースの新1年生につきましては、現在入学確定・体験のお申し込みが7名となりましたので、新1年生はいったん入学受付を停止いたします。25日以降のお申し込みはキャンセル待ち、もしくは新1年生が授業に慣れて受け入れに余裕ができてからのご案内となります。
 新2・3年生はまだ残り枠があります。新4年生は受付終了です。
 火・木コースは新2・3年生はまだ残り枠があります。新4年生は以上は受付終了です。

 石切教場は現在入学が1名、体験予約が2名となっております。こちらも体験の皆様が入学されますと、いったん入学予約に切り替わります。入学をご希望の方はお早目にお問い合わせください。

 ※ 3月8日追記

 瓢箪山教場月・水・金コースの新1年生につきましては、いったん入学受付を停止しております。現在はキャンセル待ち、もしくは新1年生が授業に慣れて受け入れに余裕ができてからのご案内となります。
 月・水・金コースのみ新4年生に2名の空きができました。先着順での受付が可能な状態です。
 火・木コースは新2・3年生はまだ残り枠があります。新4年生は以上は受付終了です。

 石切教場は現在入学が3名なっております。ただ今は入学を即時お受けできない状態です。最短で4月からの入学となる入学予約に切り替わっています。入学をご希望の方はお早目にお問い合わせください。
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