40才からの女性のためのひとりサルサ&ベリーダンス・初級教室【amordance】 齊藤なつブログ

もう若くないから…こそ!ダンスしましょ💕ダンスは心の美容液。アモールダンス主宰・齊藤なつのブログ

どうして歌謡Belly&歌謡salsaをやろうと思ったのですか?

2016-05-25 16:56:26 | よくあるご質問


今回振り付けレッスンより始めてみた歌謡Bellydance&歌謡salsadanceについて、先日、生徒さんより

どうして歌謡Bellyや歌謡salsaをやろうと思ったのですか?

というご質問をいただきました。

その時はとっさのことで、なかなか上手にまとめられず、自分の考えや経緯をうまくお話できませんでした。

ここであらためて、私が振り付けに歌謡曲を使ってみようと思ったきっかけと理由について、お伝えしようと思います。

はじまり、はじまり…💖

最初に私が日本の歌謡曲を意識したのは、実はけっこう以前に遡ります。

講師として独立した時、レッスンや自分のステージの振り付けはもちろん
その選曲も自分で行うことなった時です。

必要に迫られてたくさんの曲を聴くようになったし、自分で選んだ曲に自分で振り付けを考えていくうちに、スタジオ所属時代よりも、曲や歌詞自体をよく聴くようになりました。

スタジオ所属時代は、曲や歌詞をよく聴くことより、先生の言うとおりに踊り、査定の点数を取ることのほうが私の中では優先事項。自分なりの感情や表現、ニュアンスが入ってしまうと、「違う」ということで点数を減らされてしまうほど厳密でした。
だから、独立してからすごく変化したのは、音楽の受け止め方かもしれません。


そんなふうに、いろんなアラブの曲やラテンの曲を聴き踊っている中で、

歌手の歌い方や曲調が、
なんだか日本の昭和の頃の音楽に似ているなあ、と感じるようになりました。

ちょっと過剰で、どことなく淫靡な感じが。

辞書や限られた資料をひいて調べた限りではあるけれど、
歌詞の意味も「愛」とか「未練」「嫉妬」といった濃厚な詩の世界。
「命」とか「あなたが欲しい」とかいう言葉が、タイトルや歌詞にけっこう出てきたりします。

現代のJポップは、ダンサブルだけどすごく爽やかでスタイリッシュな曲が多いので、こういう詩の世界が逆に新鮮に思えて
「なんだか昭和の演歌歌謡みたい…」と、感じました。

そして、アラブ歌謡も、ラテンの曲も、歌い方が日本の演歌のようなコブシやビブラートがたくさん盛り込まれ、ちょっと過剰では?!というくらい表現豊か&わかりやすいのです。

「今、こういう歌い方する人って日本にいないなあ」と思いました。

私は、だんだんアラブの曲やラテンの曲にすごく親しみを感じるようになりました。


そうして、アラブやラテンの音楽に親しみをもって聴き、レッスンや自分のパフォーマンスでも踊っているうちに、

ラテン音楽にはラテン音楽の、アラブ音楽にはアラブ音楽の、それにしっかりと見合った動きがあるんだ。

という至極当然のことに、今さらながら気付きました。

サルサのあのステップも、ベリーのあのヒップを揺らしたり体をくねらせる動きも、曲にしっかりと見合ったものなんだということがわかり、やはりそれを大切にしたいと思うようになりました。

が、アラブやラテンの音楽とダンスを「大切にし、尊重したい、自分もそう踊りたい、生徒さんにもそれを伝えるべき」という私の思いとは、どんどん反比例するように、限界というか、「これでいいのかなあ?」という矛盾も生まれてきました。

やはり私が日本人であるということ。
体型、身体能力面、そして感性。

ラテンの人のようなリズムの取り方は、どんなに練習してもどうしてもそのとおりにはできないし、アラブやアメリカのダンサーのような肉付き、それを駆使したシミーや曲芸レベルの力強い動きは、どんなに憧れ練習を重てもできないのです。

だんだん、自分が「日本人であること」そのものにコンプレックスを感じるようになりました。
自分の見るもの感じるものが「アラブやラテンの人の感性に近いかどうか」が、いちいち気になったり…

そしてレッスンが、
「アラブの人のように、ラテンの人のように」音楽をとらえ「アラブの人のように、ラテンの人のように」踊ることが最善、という方向に行ってしまいがちなのが、

自分でやってて私の中ではすごく違和感でした。

本当にこれでいいのかなあ?
踊るって、こういうことなのかなあ?
外国のスタイルに従順でいるあまり、日本人でいることをコンプレックスに感じてしまうのは、いやだなあ
って。

そんなふうにちょっと壁にぶち当たってしまった時、
たまたま見たテレビ番組で、フラダンス教室の発表会の様子を放映していました。

そのお教室では、ハワイのフラだけでなく、日本の歌謡曲を使った「歌謡フラ」なるダンスもレッスンしていると。

その歌謡フラの発表を見たとき、

なんてカッコいいんだろう!


と、すごく感動したんです。

曲はフラ風などにアレンジしないままの、本当に歌謡曲の原曲を使い、フラの動きで踊っていたのですが、

外国のダンスと日本の歌謡曲が合わさると、
こんなに素敵になるのか!

と思うほど、それは、
曲、ダンス、そしてダンサー生徒さんが三位一体となり、すべてが調和していました。

これをベリーやサルサでもやりたい。

と、すぐに思いました。

まずは自分で踊る用に、演歌を使ったサルサの振り付けをつくり、練習をはじめました。

実際やってみると、やはりサルサではない音楽にサルサのステップを合わせて振り付けを作るのは、すごく難しくて時間がかかりました。
だから、もっとサルサ自体の勉強を深めたいと、逆にサルサへの思いも深まりました。

ですが、「歌詞の意味がわかる」というだけでこんなに違うのか!
と思うくらい、体がノリやすかったです。
1つの言葉から、いろんなニュアンスを理解できるというのが、かなり大きいし、これはけっこう大事なことなんじゃないかと思います。
パートナーとの練習も、曲のテンポがゆったりですし歌詞をとっかかりにして踊り合わせられるので、
お互い無駄にイライラすることがなく、いつもより平和に練習できました(*^.^*)。

これは、5/29(日)の戸塚まつりで踊ります。
戸塚まつり出演時間が決まりました 記事

それが終わったら、
歌謡ベリーのほうも、レッスン用だけでなく自分の踊り用に創る計画です。
いくつか、曲の候補をあげました。
それに向けて、ベリー自体の勉強をさらに深めたいと思っています。

近頃、日本の歌謡曲を外国の方が歌う歌合戦の番組中をテレビで拝見することもあります。

クリスハートさんやジェロさんなど、外国にルーツを持つ歌手の方々も人気ですね。

そして、純烈をはじめとした新しい歌謡界の潮流も。
ぐるりと一周して、また演歌歌謡の良さが見直されて来ているのでしょうか?

もちろん、通常のアラブやサルサ音楽を使った振り付けも、これまでのようにレッスンしていきますので、生徒さん、安心してくださいね。

まだスタートしたばかりですが、歌謡ベリー&歌謡サルサを「もう1つの柱」として、少しずつでも続けていきたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。


奈津子クラスのレッスンスケジュールと会場です🌹↓

奈津子クラスは全てダンス初心者(ダンス未経験、全く初めてからのスタート)の方向けです。

現在は歌謡曲を使った歌謡ベリー、歌謡サルサの振り付けレッスンをしています。

まずはお気軽に。
生徒さんとお待ちしております🎀



🌹はじめてのベリーダンス

振り付けレッスン曲
「魅せられて」ジュディ・オング

湘南台カルチャーセンター
第2・4(木) 14:45~16:15はじめてのベリーダンスクラス




🌹ひとりで踊るサルサ-入門


振り付けレッスン曲
「CHACHACHA」石井明美


湘南台カルチャーセンター
第1・3(木) 13:00~14:30ひとりで踊るサルサダンス入門クラス


よみうりカルチャー自由が丘
第1・3(金) 13:30~15:00ひとりで踊るサルサ入門クラス


🌹奈津子へのお問い合わせアドレス

amr72530あっとまあくgmail.com

「あっとまあく」を@に変えてお送りください。
追って返信いたします。