端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

金 柑

2008-01-14 | Weblog
畑の隅の金柑 百舌が甲高い声を出してつついています。
甘くなった 証拠です。
木が古く 昨年剪定して 青い実を摘果したのですが 市販の金柑の
ように 立派ではありませんが 甘い実です。
 
畑の植えっぱなしの苺も 寒空に白い花を 咲かせています。
いつになく立派に育った 白菜もこの暖かさに 巻きをゆるめて花を
早く出しそうです。

そこで昨日は 奥様でなく 外様でした。
金柑を収穫し 私流に砂糖と焼酎で煮ました。 すこしづづ食べて
風邪の予防にしましょう。

皮が破れていても 我が家の食卓には 十分です。
例年より立派に出来た 白菜。 




この冬三回目の 白菜漬けです。
三株ほどを 漬けるのに 丁度いい大きさの樽です。

この樽で塩をして重しをかけ 水が上がれば 出し昆布と唐辛子を入れて
付け直します。
美味しい白菜漬けの出来上がりです。
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靴 下

2008-01-13 | Weblog
昨日はとても暖かく 初夏のような気温でした。
今朝の新聞では24度もあったとか。

この陽気で我が家の梅の花も 開花し始めました。
梅の花にも きっとあわて者が居るのでしょう。
でも この梅の花の開花を見るだけで もうすぐ春が来る予感が身近に
感じられ これからの寒さも 我慢できそうな気がします。


このところ顔を合わせるたびに 靴下を繕ろつてくれと 穴熊さんは
私に言っていました。
そのたびに新品が沢山あるから それを履けばいいのにと返事して
いましたが 敵も去るもの譲りません。
春に向かって 農作業が忙しくなりますが その長靴にこの靴下が
一番いい とのこだわりです。

繕えば 十分履けるのです。他人様に見えるものでもないし ちょっとの
手間で まだ十分使えるのです。
それに母はいつも夜なべに 靴下を繕って居ました。
裸電球を入れて 当て布をして一針一針縫っていたのを思い出しました。
私の裁縫道具の傍には裸電球も ちゃんと常備してあるのです。

そこで靴下の繕いをしました。
出来は 良くありませんが 何とか又履けそうです。
これで我が家の平和も保たれます。

化学繊維が 発明された頃「女と靴下が強くなった」とよく言われて
居ましたが 今は余り聞きません。
女も靴下も強いのが当たり前になつたからでしよう。
我が家の弱い靴下。頑張ってもらいましょう。

それにしても得した気分。なんだか いい気分でした。 
ラジオでシャンソンが流れていたからかもしれません。
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五 感

2008-01-12 | Weblog
昨日 プールで仲間の一人が あの「突発性難聴」の前兆みたいな軽い
症状で 通院しているとの話で にぎやかでした。

今のところ私の五感も 感度は少し衰えつつもまだ大丈夫です。
でも 穴熊さんは 少し耳が遠くなっているかなあーと感じることが
あります。
年を重ねると いやなことは 耳にしないほうが落ち着いていられる
ように神様の 心遣いかなも知れないと思っています。

その代わり 第六感が働くようです。
誰か訪ねてきそうな 予感や電話がかかりそうな予感が当たるときが
多いのです。
人間長くやっていると 経験がそれとなく下敷きになるのでしょうか。

写真は 友人が刺し子をした布を 「巾着にして」と持参したものを
仕立てました。
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介 護

2008-01-11 | Weblog
昨年の暮れに 隣町のコンサートに行った時のこと。
田舎の 夕暮れから始まるコンサートは 時間的に中々満員とは
なりません。
友人と二人 並んで座っていると ボツボツ観客も増えだした頃
私と同じくらいの年齢のご婦人が 高齢の母親らしい方と 二人
私の隣の空席二つを確認し 座りました。

お節介な私 隣の母親らしい方に 「今日は暖かかったですね。」
と声をかけると 丁寧に 「そうですね」と返事を返されました。
すると その隣の娘さんらしい方が 私に目配りをしながら「今日
出演のお友達から 券を頂いたけど この母を一人で置いておく
ことが出来ず この人はお金払っての入場です。ハハ、、、」
と 明るく笑って の返事。

話をしてみるとこのお母さん認知症で週に三日のデイケアー通所で
足腰元気 とのこと。
普通に話しかけると 毎日 畑で野菜を作り 子供達に配っている
し楽しいとの 自分の世界の返事です。

受け答えもしっかりしているが 娘さんが目配しつつ 
「油断がなりません。近頃は徘徊が多くて 私も疲れています。
と 娘さんの言葉。
開演前にトイレを促し 再び二人で席に着くと 手提げ袋から
黒糖の飴玉を出して しわくちゃの手から私にも一個 「どうぞ」と
頂く。 お礼をいえば嬉しそうな顔。

どうしてもこのコンサートを聞きたくて 母を看てもらう人が居なくて
連れてきました。と言う 娘さん。
二胡のもの悲しい 音色を聞きながら 私の介護の日々を思い出して
いました。

意志が通じない悲しさ。 お互いに歯がゆい想い。
自分を見失いつつあった 毎日。出かけることも出来ず 
好きなことも出来ない。何で自分だけこんな思いをしなければならない
のかと言う想い。深い暗い穴にどんどん 落ちていく感じの毎日でした。

このところ老々介護の悲劇を 二ユースで見るたびに 何とかならないか
残念でなりませんし 十分分かる気がします。

コンサートが終わって 椅子を立った時 私は思わず 娘さんの手を握り 
「頑張って 自分を見失いそうになった時は回りに助けてと 頼んで」
と 言ってしまいました。
私の周りにも 大変な介護の毎日の方が居ます。
周りの暖かい 声かけがどんなに助かることか やがて 私たち夫婦も
介護をうける日が 確実にやってきます。
その時どうするか 今から大きな課題です。
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2008-01-07 | Weblog
確かめもせず 他人から聞いた噂話を話題にした時 私の在所では
「げなげな話はうそじやげな」 と〆ることがあります。

女三人寄れば おしゃべりが弾み 話題に事欠くことはありません。

そんな中 愛媛県では ポンジュースが鉄管で各家庭に引いてある
などと 噂が立ち その噂を本物にして 鉄管から ポンジュースが出て
いるニュースを伝えていました。

なんと粋な話でしよう。 誰も信じることのない噂を本当に 実現する
なんて。
まじめすぎる日本人 もっとユーモアーがあれば 明るくなるのに と
常日頃から 思っています。

私も いつも我が家は ビール会社から 鉄管でビールを引いて
もらっていると 豪語しそれが冬は 焼酎になると 他人様に話している
のですが いまだに噂にすらなりません。 

もし 噂になって どこかのビール会社が 「分かりました。引き受け
ましょう。」 などと 申し出があったなら どうしましょう。
メーター器はつけるのでしょうか。出来たら冷たいほうがいいので
途中の配管を冷却することになるのでしようか。

それにしても我が家の穴熊さん こよなく焼酎を愛しています。
○○酒造の○○一筋です。 浮気などありません。



そこでプレミアの付いた焼酎 飲めない私が 目で楽しんでいます。
この中の一本は 空瓶です。 それが愛飲の焼酎なのです。
愛おしそうに 焼酎瓶を 抱きコップを傾ける 穴熊さんを見ていると
飲めない私の遺伝子が恨めしくなります。
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おじや

2008-01-06 | Weblog
こだわりの米作りをしている 我が家 米の消費拡大を願って 主食は
三食お米です。
それでも二人で食べるお米は知れています。

今朝は 保温の釜を覗いたら 一人分しかご飯がありません。
急いで鮭の切り身 韮 餅 出し汁をいれ 味噌味のおじやにして
卵を流し ごまかしました。
作って 気がつきました。 七草粥の日は 明日でした。

アツアツを ふーふー言いながら食べて 穴熊さんはゴルフに
出かけました。
三月上旬の暖かさになると お天気お姉さんは伝えています。
今年初めてのゴルフ まぐれでもいいから いいスコアが出ますように。
心にも ないお世辞をいって 送り出します。


暮れに空になっていたこの籠 どうにか財布が並びました。


ファスナーは16cmを付けています。

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牛 蒡

2008-01-05 | Weblog
お正月の料理に 欠かせない牛蒡ですが ここ近年牛蒡を口にするとき
私には特別な想いがよぎります。

五年ほど前 北海道のツアー旅行に一人で参加したときの話です。
知り合いに なった方の中に やはり一人で参加の方が居て 仲良しに
なりました。
世代も同じくらいで 私と違って物静かな方でした。
話していくうちに 農業を手広く経営し 軌道に乗りこれからと言う時に 
ご主人をがんで失い 途方にくれていたら県外に就職していた 長男が 
後を継いでくれることになり この旅行をプレゼントしてくれた
とのこと。

旅は道連れ 自分を取り戻せずに落ち込んで参加した 私にとっても
二泊三日の北海道は とても楽しいものでした。

それから付き合いが始まり 盆と正月には 自家産の産物が届きます。
暮れには 水田牛蒡とホクホクのサツマイモです。
煮しめ たたき牛蒡 金平牛蒡 と田舎料理に使い ご馳走になって
います。

まだ残っていた牛蒡 昨日又金平牛蒡にしました。
かまぼこの残りを入れましたが この牛蒡柔らかく味が よく染みます。
唐辛子を利かせて 作ります。
この金平牛蒡残ったら 掻き揚げ風にてんぷらにして食べると又
美味しいものです。

新しい 年になり 又畑に出て 頑張っている「つやこさん」を 思い出し
つつ ご馳走になっています。
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故 郷

2008-01-03 | Weblog
明けまして 
  おめでとう
     ございます。

新しい年を迎えても 女はゆっくりすることはありません。
ようやく 今日は町の温泉に一人で昼間行ってきました。

テレビは 帰省の混雑を ニュースで流しています。
故郷に 親が元気で居るうちは 孫を見せたり 親に愚痴を言った
り 親の健康を気遣ったりして 無理しても正月の混雑を覚悟で
帰省しますが 両親とも居なくなると 故郷は懐かしさだけが
募ります。

都会に出て行って 子供が生まれ その子供が結婚して 孫が生まれ
たりすれば 子供達はビルの街が故郷です。

生まれて育った 故郷は脳裏に刷り込まれ いつまでたっても 
消えることは ありません。
私の周りの 同じ世代も高度成長期を前に集団列車で都会へ 
行った人が 沢山居ます。 

今は定年終え 悠々自適の生活でしょうが 他人事ながら 
盆や正月には 故郷の行事や 習慣を思い出して おられるのでは
ないかと 気になります。
生まれたときから 故郷を出たことのない者には 分かってもらえない
想いです。

そんな思いの私と 生まれた在所に住む穴熊さん 元旦は 朝から
二人で ゆっくりしました。
お互い新年ですから この日ばかりは 心にもないことで褒めあい
おしまいは愚痴になっていました。
今年も 無事に いい年でありますように。



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