端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

2008-12-05 | Weblog
12月に入り 暦の話になり 日めくりを見なくなったと 私が嘆いて
いたら 先日お友達から頂きました。

私が子供の頃は 暮れに ご近所のお店から 色々な暦やお店の名前の
入った 手拭など頂いていました。
手拭は 日常の生活に欠かせないものでした。
着物姿の母は 頭に手拭をのせていましたし 下駄の鼻緒などが
遊んでいるうち切れると 手拭を裂いて挿げ替えてくれていました。

子供の寝巻きの ネルの着物を縫うのも暮れの仕事でした。
新しい着物や下着は お正月から身につけていました。
枕もとの 畳んだ新しい着物と真っ白な下着 それだけで貧乏人の
子供は 幸せでした。 
それでも親にとっては 色々工面していたのだろうと今にして思います。

餅の準備 小豆の準備 炭なども暮れに俵ごと配達してもらっていました。

練炭の七輪の赤い火の上には 大きな鍋に昆布巻きがこれでもかと言わぬ
ばかりに入っていました。
バケツの中には 藁くずの混じった干し数の子が水に浸かっていました。

そんな忙しい中 お世話になった方々には 砂糖二袋だったり 白ネル
腰巻分だったり 普段履きの下駄だったり 自分の身の丈にあった 
気持ちを届けていました。

あの お正月を迎える わくわくした気持ち この歳になって思い返しても
わくわくします。



手帳に書くほどの予定もありませんが 物忘れの多くなった私 
忘備録です。

来年の新しいものになりましたが 12月から記入できるので 使い始め
ました。
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葉 書

2008-12-04 | Weblog
この時期 郵便受けに 時折<喪中の葉書>が届きます。

年賀状を準備するこの季節 お心遣いの葉書です。
残された方が 改めて故人のゆかりの方を 遺品の中から探して
ペンを握っておられる 姿を想像すると 胸が熱くなります。

この年の暮れに色々な 思い出を 噛み締めながら 書いておられる
のでしょう。

生身の人間 生きているのに忙しく お見送りした方のことは 段々
忘れていきます。
そんな時 自分の非情さを情けなく思いますが これもまた命ある限り
生きていかなければならない 生身の人間の課題なのでしょう。

忘れることの多い毎日ですが 忘れることで助けられている事の
ほうが多いのも知れないと ふと思っています。

里山の 裾に咲く野菊 今が盛りです。
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師 走

2008-12-03 | Weblog
いつもの 縫い物仲間の集まり 12月と1月の2ヶ月間は 冬休み
と決めているのですが 今日は我が家で再会。

田舎の混ぜ寿司にお稲荷さん、干し筍の煮物に 白和え お吸いものに
漬物で お昼を一緒にして おしゃべりがご馳走でした。

縫い物好きが集まって 勝手に手持ちの布で それぞれ好みのものを
作っていますので 知恵の出しあいです。

保育園に通う 可愛いお孫さんのいる 「すみ子さん」は クリスマス
プレゼント用のお座布団が出来上がりました。

世界に一つだけの おばあちゃん手作りの座布団です。
喜んでいるお孫さんの 笑顔が眼に浮かびます。

手作りで 色々作っていると 出来上がる喜びや プレゼントして
喜んでいただける 嬉しさは又特別です。

出来上がった物に 想いと時間が込められるからでしょうか。
縦 横27cmです。
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2008-12-02 | Weblog
お友達から手作りの干物を頂きました。
子供の頃 「牛のベロ」つまり「牛の舌」と呼んでいた魚です。

漁港近くに住む 友達の手製ですが これが又一夜干しで美味しいの
です。

早速 穴熊さんの 「だれやみ」の肴に なりました。
いつもより 「だれやみ」時間も長く 焼酎の量も多くなりそうですが 
そこは長年の経験から 一切 文句は言いません。

今日のゴルフの 不成績を嘆いていますが 話しかけられても 
私の返事が 上の空であるのは仕方ありません。

美味しい 肴で コップ片手に 一人で反省していますが まだ時間
がかかりそうです。
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