超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

作文事情と一行の詩

2024-02-14 21:44:10 | 無題
今、書いている作文も、残り8枚で稿了となる。
仕事場が閉鎖して、任期終了でフリーになってから、
2作目の終了。
私としては、最大のライフワークと言うか、
自分の一番書きたいことを書き終えた感がある。
売れても、売れなくても、自分の知りたいことは
調べて書き終えた。
あっ、まだ8枚残っているか。
俳句は、趣味と言うか、言葉磨きと言うか、
理想の星座を追うロマンでもあるのだが、
本業ではないのは、下手なのを見てもわかる。
本業で一番書きたいことを書けたのは、
本望である。
「恋人よ、道連れよ、一行の詩、残せたら、
山が燃え、沈んでも、生きたことになるだろう。」
と、鈴木慶一さんが、「黒いシェパード」で
歌っていた。私は、一行の詩を残せただろうか。
そういつも自問している。余生は、残されているうちは、まだ書く。

取り敢えず書きたいことは書き上げて一行の詩を残すまで書く
コメント (2)
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歳時記俳句・春土産

2024-02-14 00:03:09 | 自作俳句
春めきて遠くの峰に雪の肌
蛍光灯春のバザーで売りに出す
埋められた川を歩けばふきのとう

水も澄む弁天の坐す春の寺
楠の木の寺に安らう春雀
鬼の顔今だに笑う春暦

花の径辺り一面すみれ草
春昼に政治家虚ろテレビ消す
栞には春を挟んで花標本

春土産鳥獣戯画の痩せ蛙
歩行者に笑顔が戻る木の芽晴れ
行き帰り歩けば溝に水草生う
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